スイスのクライネ・シャイデックで壮大な山々をのぞもう

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トラベルパートナー: taichi

愛知県出身の映像作家です。ユーラシア大陸縦断旅行のバックパッカー旅行や、キャンピングカーで日本中を回るアクティブな旅行スタイル好きです。

ユングフラウ鉄道への乗り換えだけじゃ、もったいないよ~

スイスで人気の観光スポットといえばユングフラウヨッホとユングフラウ鉄道ですが、それらに負けずとも劣らない、素晴らしい場所があります。それがクライネ・シャイデック。壮大な景色の中、ハイキングやスキーを楽しむことができ、さらには、ユングフラウ鉄道を最適なポイントから眺めることができるのです。

クライネ・シャイデック駅の役割

クライネ・シャイデックは特別な場所にあるわけではありません。実は、ユングフラウヨッホとユングフラウ鉄道を目指せば通る所にあります。

2つの列車の乗り換え駅

世界遺産に登録されているエリアに位置する標高3,366メートルのユングフラウヨッホ。この山を目指すにあたり、乗車することになるユングフラウ鉄道もまた人気です。そのような人気スポットの影にかくれがちながら、ぜひ立ち寄りたいのが標高2,016メートルにあるクライネ・シャイデック

クライネ・シャイデックは、街からユングフラウヨッホへ行く列車の中間駅に当たり、ユングフラウヨッホの展望台に行く際はここでユングフラウ鉄道に乗り換えることになります。

登山鉄道であるユングフラウ鉄道

ユングフラウ鉄道といえば、白い雪や緑の山に映えるその赤い車体で有名です。この鉄道は、ヨーロッパで最も標高が高い場所にあるユングフラウ駅と、クライネ・シャイデックを結ぶラックレール方式の登山鉄道。山々を背景に颯爽と走るイメージとは裏腹に、実際はほとんどトンネルの中を走ります。途中、アイスメーア駅で外の氷河をのぞける窓があるので見逃さないように。

クライネ・シャイデックの見どころ

クライネ・シャイデックの魅力の一つは壮大な景色をこれでもかというくらい満喫できるところ。人気の山々も望むことができるのです。

アイガー・メンヒ・ユングフラウの3山

クライネ・シャイデックでは、晴れていればアイガー・メンヒ・ユングフラウの人気の3つの山を眺めることができます。万年雪や氷河も見ることができ、雪解けの時期には雪や氷河が崩れる瞬間が見えたり、音を聞くことができたりすることも。自然の大迫力を目の当たりにすることになります。

4000メートル級の高い山々をのぞむ

クライネ・シャイデックから望むことができる山の1つアイガーは標高3,970メートル。北壁に険しい登頂ルートをもつ山として知られています。メンヒは標高4,107メートル。僧侶という意味だそうです。また、ユングフラウは標高4,158メートル。乙女、処女を意味します。いずれにしても神聖な感じがするネーミングです。

シルバーホルンの眺望

クライネシャイデックから見ることができる山として、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が注目されるため、取り上げられることが少ないながら美しい山なのがシルバーホルンです。高さ3,695メートルのシルバーホルンは真っ白ですっとした姿が目を引く山。撮影せずにはいられない山の一つです。

新田次郎の碑

クライネ・シャイデックには、山岳小説の名作を残した新田次郎さんの記念碑があります。記念碑には、アルプスを愛した日本の作家 新田次郎 ここに眠る(1912-1980)と記されており、スイスの山を愛したといわれる新田次郎さんの遺品が納められています。

記念碑は駅の裏側の少し小高いところにひっそりとあり、冬は雪で埋もれてしまうため、記念碑を見たい場合は雪のない季節に訪れましょう。

クライネ・シャイデックの季節

どちらも壮麗ながら、夏と冬では全く異なる顔を見せるクライネ・シャイデック。それぞれの季節の魅力を紹介します。

クライネ・シャイデック駅の夏

クライネ・シャイデックのベストシーズンは7、8月です。標高が高いため、夏は非常に短くこの2ヶ月のみ。過ごしやすい時期でもあるので、多くの観光客が訪れる時期です。ユングフラウヨッホへ行く人はもちろん、クライネ・シャイデック周辺でハイキングを楽しむ人で賑わいます。

クライネ・シャイデック駅の冬

冬の時期にはスキー客が集まります。より雪深い山の景色を楽しみたいなら、断然冬に訪れるのがいいでしょう。ユングフラウ鉄道の切符とスキーチケットを合わせて買うと割引が適用されます。鉄道とスキーを楽しむ方は忘れずに利用したいですね。

クライネ・シャイデックのグルメ

ハイキングやスキーで体を動かしたら、その土地ならではの美味しいものも味わいたいものです。クライネ・シャイデックにもおすすめのグルメがあります。

スイスの食といえばチーズを思い浮かべますが、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリアに囲まれたスイスでは、食の影響を周囲から受け、ソーセージやポテトもよく食べられます。スイスの郷土料理ロシュティは芋の細切りをフライパンで焼いたもの。クライネ・シャイデックの多くのレストランで食べることができます。

店内で食べるお店とテイクアウトして外で食べるお店があるので、気分によってお店をチョイスしてみてはいかがでしょうか。

クライネ・シャイデック近辺でハイキング

素晴らしい景色と美味しい空気を存分に楽しめるクライネ・シャイデックのハイキングは心からおすすめです。ただし、ベストシーズンが非常に短いので注意が必要です。

ハイキングにベストな時期

ハイキングをするなら、ベストシーズンである7月から8月がおすすめです。花が咲き始め、とても美しい景色を見ることができるでしょう。5月くらいまではまだ雪があり、さらには6月でも雪が降る場合があります。6月にどうしてもハイキングをしたい場合は、その年の気候にもよりますが、標高の低いところに限られることを覚悟した方が良さそうです。

ハイキングのコース

クライネ・シャイデック近辺には、いくつかハイキングコースがあります。クライネ・シャイデックからグリンデルワルド方面へ向かい、アルピグレン駅までのハイキングコースや、クライネシャイデックの一つ上の駅、アイガーグレッチャー駅からクライネシャイデックへ下るコースなどがあります。

ただし、アイガーグレッチャー駅からクライネシャイデックへ下るコースは標高が上がるため、7月から8月に行くのがおすすめ

ハイキングの楽しみ方

アルプスの少女ハイジが遊んでいたそのままの風景が目の前に広がっている様子は感動もの。綺麗な空気を胸いっぱいに吸い込みながら、壮大な山々に囲まれた道を歩く贅沢なハイキングを楽しむことができます。高山植物を見たり、緑の草原に花々が咲く様子を楽しんだり、普段の生活ではなかなかできない体験が待っています。

外から眺める登山列車

山々の緑の風景と赤い列車のコントラストがとても絵になるユングフラウ鉄道はの姿はぜひ写真におさめたいものの一つですが、電車に乗っているとそれはかないません。ハイキングをすれば、素晴らしいショットを撮影できるかもしれません。

クライネ・シャイデックに宿泊

クライネ・シャイデックを存分に満喫したいなら、クライネ・シャイデックに宿泊するのがやはりおすすめです。

ホテル Bellevue des Alpes

クライネ・シャイデックにある唯一のホテルがBellevue des Alpesです。ここに宿泊することによって、宿泊しないと見ることができない早朝や夜の神秘的な山々の景色を楽しむことができます。登山客の多い夏とスキー客の多い冬のみの営業ですので気をつけてください。

住所|〒3801 3801 Kleine Scheidegg, スイス
営業時間|12月~4月、6月~9月のみ営業
定休日|上記以外は休業。詳しい日程はHP参照
電話|+41 33 855 12 12
公式サイトはこちら

クライネ・シャイデックへのアクセス

車でのアクセス/行き方

車でラウターブルネンまたは、グリンデルワルドまで行き、そこから登山列車を利用しクライネ・シャイデックへ。なお、クライネ・シャイデックはラウターブルネン、グリンデルワルドよりも標高の高い場所にあり、車の侵入は不可となります。

列車でのアクセス/行き方

インターラーケンからラウターブルネンまたは、グリンデルワルド経由でクライネ・シャイデックへ。

住所|〒3823 3823 Lauterbrunnen スイス
営業時間|電車の営業時間による
定休日|無し
電話|
公式サイトはこちら

まとめ

ユングフラウヨッホとユングフラウ鉄道をめざすなら、訪れずにいるのはもったいないクライネ・シャイデック。大自然の美しい景色と美味しい空気の中、ハイキングやグルメをめいいっぱい満喫してください。日々のストレスが吹き飛ぶはずです。