伊賀上野城は忍者の里伊賀のランドマーク。魅力的な周辺観光も紹介

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トラベルパートナー: kay

出身地は大阪で得意エリアは四国と、帰省先である関西です。 現在2児の母で、主に一緒に行くのは家族です。家族が好きなお城やキャンプへよく出掛けています。キャンプへ出掛けた際には、アウトドアと合わせて周辺の観光スポットへ遊びに行くのが楽しみです。子供と一緒に楽しめるスポットの紹介が得意です。

忍者と芭蕉のふるさとへきてだぁこ

江戸時代伊賀の国にあった伊賀上野城は、築城の技術に長けていたといわれる藤堂高虎が建てた城。その築城にあたっては、伊賀忍者の力があったともいわれています。現在は上野公園として整備されている伊賀上野城址ですが、どんな逸話や魅力があるのかを紹介していきます。

伊賀上野城は伊賀忍者の活躍により築城された

伊賀上野城は築城の名手である藤堂高虎によって建てられた城。築城にあたり伊賀忍者が尽力したという逸話があります。伊賀上野城の魅力に迫ります。

高石垣が特徴の伊賀上野城

慶長13年(1608年)に、伊予宇和島から伊賀へ入った築城の名手藤堂高虎が築いたのが伊賀上野城。もともとは豊臣方の大阪を守るための城でしたが、藤堂高虎は攻めるための城に改修しました。大手門や二の丸が置かれたのは南、天守も西側に置き換え深い堀を築きます。その理由は南西に豊臣方の大阪城があったからです。

結局、豊臣氏は滅び城は未完成に終わりますが、徳川家康は豊臣との戦に備える城を造らせるために、藤堂高虎を伊賀の国に配置したのです。それだけ築城の技術を買っていたということなのでしょう。また逸話として築城にあたり、伊賀忍者に全国の城の絵図面を書き写させそれを参考に築城したともいわれています。

現在見られるのは昭和10年1935年)に復興されたもので、伊賀文化産業城と命名された天守閣。木造三層からなる大天守と二層の小天守からなる複合式天守で、藤堂家ゆかりの武具や甲冑が展示されています。天守はその端麗さから白鴎城とも呼ばれています。

上野公園は伊賀観光スポットが集まる

現在は上野公園として整備されている伊賀上野城址。天守閣のほかにも、忍者博物館や俳聖殿などの見どころがあります。春には桜、秋に紅葉を楽しめるスポットで遊歩道も通っています。そんな散策路を歩いていると目に入ってくるのが高石垣。

同じく築城の名手といわれた加藤清正の城は、代表的な熊本城で見られるように石垣が反っています。対して藤堂高虎の城は高石垣が特徴。高さ30メートルある石垣は大阪城と並んで日本一の高さがあり、伊賀の街並みを一望できます。

上野公園内にある伊賀流忍者博物館へ

伊賀といえば忍者を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。伊賀流忍者博物館では実演が見られる忍者屋敷の見学、忍術体験をしたり、世界的に評価が高い本格忍術ショーを観ることができます。

実演が見られる伊賀流忍者屋敷

伊賀流忍者博物館は江戸時代の土豪屋敷を伊賀市高山から移築した一見普通の茅葺農家のような一軒家ですが、中にはさまざまなからくりが備えられているまさに忍者屋敷となっています。

ある程度の人数が集まると、忍者姿の係員さんがからくりの仕組みを教えてくれます。各地に忍者屋敷と呼ばれる施設はありますが、解説だけでなく実演が見られるのはここだけです。

映像や展示物で学べる忍術体験館と忍者伝承館

屋敷の地下にある忍者体験館。映像で忍者の城への侵入・脱出が見られるほか、実際に使われていた手裏剣などの武具の展示を見るだけでなく一部を体験できます。また忍者資料館では、古文書から忍者の生活や今でも役立つ忍術を学べます。科学的なアプローチもあり、忍者の世界の奥深さを知ることができるでしょう。

世界的にも評価されている忍術ショー

本物の刀や鎖鎌、手裏剣を使いさまざまな伊賀流忍術を実演してくれるのは、みえの国観光大使を務める伊賀忍者特殊軍団阿修羅。緊張感の中にもユーモアを取り入れられた、家族が楽しめるショーとなっています。海外でも高い評価を受ける忍者の実演。博物館とは別料金とはなりますが、一見の価値があります。

手裏剣も投げられる忍者体験広場

博物館で忍者や忍術を学んだあとは、手裏剣などで忍者を実体験。高得点を出せば、限定忍者グッズのプレゼントがあります。館内のNINJA坊では、オリジナルTシャツやおもちゃなどのほか忍者の衣装や忍び道具が販売されています。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内117-13及び117-4
営業時間|AM9:00~PM5:00(入館受付PM16:30まで)
定休日|12月29日~1月1日
電話|0595-23-0311
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俳聖松尾芭蕉のふるさと伊賀市内をめぐる

誰もが知っている俳句の達人、松尾芭蕉はここ伊賀の出身です。伊賀市内にある松尾芭蕉ゆかりの施設をご紹介します。

俳句の世界にふれられる芭蕉翁記念館

上野公園内にある、こじんまりとした芭蕉翁記念館。芭蕉の俳句の掛け軸や直筆の手紙などが展示されています。そのほか近代から現代までの蓮歌、俳諧に関する資料が多く保存されている俳句の資料館。館内には投句箱も設置されています。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内117-13
営業時間|AM8:30~PM5:00(入館受付16:30まで)
定休日|12月29日~1月3日、展示替え 7月1日~6日、9月20日~21日、平成31年3月14日~15日
電話|0595-21-2219
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伊賀で生まれた芭蕉翁生家

伊賀上野城から徒歩で約15分、メイン通り沿いにある歴史を感じさせる木造建築の民家が松尾芭蕉の生家。幼少の頃から29歳までを過ごしたといわれています。ここで執筆されたといわれているのが、芭蕉の処女句集「貝おほひ」です。

住所|〒518-0871 三重県伊賀市上野赤坂町304
営業時間|AM8:30~PM5:00(最終入館PM4:30まで)
定休日|12月29日~1月3日、展示替え不定期
電話|0595-24-2711
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芭蕉の旅姿を模した俳聖殿

昭和17年1942年)、俳句を芸術まで昇華させた松尾芭蕉の生誕300年を記念して建てられた俳聖殿。芭蕉の旅姿を模した八角堂で、国の重要文化財に指定されている木造建築物です。堂内にある伊賀焼の芭蕉坐像は、毎年命日の10月12日に行われる芭蕉祭の際に公開されます。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内122-1
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0595-43-2315(伊賀市都市計画課)
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伊賀上野城とあわせて訪れたい周辺施設

伊賀上野城の周辺には、忍者屋敷以外にも伊賀らしさを感じられる施設やお店がたくさんあります。是非あわせて立ち寄り伊賀を満喫してください。

再現展示に迫力を感じるだんじり会館

上野天神祭のだんじりと地元の名物鬼行列が再現展示されている、伊賀上野の観光インフォーメーションも併設されただんじり館。忍者変身処(10時から16時まで)では、大人から子供まで忍者に変身できる忍者衣装のレンタルサービスもあります。伊賀上野城・忍者博物館との3館共通割引券でお得に利用可能です。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内122-4
営業時間|AM9:00~PM5:00
定休日|4月に1日、10月25日までの直近の日曜日、その前日と前々日、12月29日~1月3日
電話|0595-24-4400
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伊賀の伝統工芸を体験できる組匠の里

伊賀組紐(くみひも)は、帯締めなどの和装小物に使用されている伝統工芸品。組匠の里では1階で伊賀組紐の展示や販売、2階へ上がると組紐の資料が無料展示されています。また実際に絹100パーセントの糸と金糸を使って、組紐のキーホルダーやブレスレットを作ることができます。団体は2階のくみひも道場、個人は1階のスペースで体験が可能。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内116-2
営業時間|AM9:00~PM5:00
定休日|休日を除く毎週月曜日
電話|0595-23-8038
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忍者列車が走る伊賀鉄道

伊賀市が忍者市を宣言してから2年後、伊賀上野城の最寄り駅、上野市駅は愛称忍者市駅を採用。その忍者市駅を通る伊賀鉄道では、青、ピンク、緑の計3編成の忍者列車が伊賀上野駅から伊賀神戸駅までを走っています。

車内は石畳デザインの床、ドアには忍者が描かれ手裏剣型のつり革も一部あるなど遊び心満点。手裏剣型切符の販売など、鉄道ファンだけでなく子供が喜ぶ期間限定イベントも行われています。忍者列車の運行やイベント情報は、伊賀鉄道のホームページで確認してください。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内61-2
営業時間|時刻表に準ずる
定休日|なし
電話|0595-21-3231
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オシャレスポットに変身新天地Otonari

雑貨屋やカフェなどが集まる、20代から40代の女性に人気のおしゃれスポット。シャッター通りになってしまった商店街でしたが、2013年ごろからお店が入れ替わり復活。現在でも飲食店を中心に、お店が増え続けています。忍者市駅(上野市駅)から徒歩1分、車の場合は駅前の市営駐車場(1時間無料)を利用しましょう。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内23 新天地Otonari
営業時間|各店舗により異なる
定休日|各店舗により異なる
電話|06-4399-7055
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大正6年創業のニカク食堂

地元伊賀食にこだわった、創業100年を超えるニカク食堂。入口の扉は忍者仕様で、店内には忍者グッズが並べられています。もちろんメニューにも忍者にちなんだものがあり、観光客に人気。地酒など居酒屋メニューも豊富です。忍者市駅(上野市駅)から改札を出て左へ徒歩1分。市営駐車場も利用できます。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内42-9
営業時間|AM11:00~PM3:30、PM5:00~PM10:00
定休日|毎週火曜日、第4水曜日
電話|0595-21-1609
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伊賀上野城へのアクセス

電車でのアクセス

伊賀鉄道上野市駅(忍者市駅)から徒歩約8分です。

バスでのアクセス

名古屋、大阪からそれぞれ三重交通高速バスにのり上野市駅下車、徒歩約10分です。

車でのアクセス

名古屋方面からの場合は、名阪国道中瀬ICから国道163号経由で約10分です。大阪方面からなら名阪国道上野ICより国道368号、25号を利用し約10分。いずれも有料ですが上野公園駐車場をはじめ、市営駐車場が複数あります。閉庁日には市役所駐車場も利用可能です。

住所|〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内106
営業時間|AM9:00~PM5:00(最終入場PM16:45)
定休日|12月29日~12月31日
電話|0595-21-3148(伊賀文化産業協会)
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まとめ

伊賀の国の本城は津城で伊賀上野城は支城ですが、さすがに築城の名手藤堂高虎が建てたものという風格が高石垣などに見られます。ほかにも公園内は観光施設して整備され、忍者博物館や芭蕉翁記念館など見どころ満載。三重観光といえば伊勢神宮ですが、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。