六義園は和歌に描かれる情景をあらわしている。燃えるような紅葉シーズンがおすすめ

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: naolalala

東京出身。旅行に行くのなら絶対海外派。最近はアメリカやオーストラリアの国立公園の魅力にはまってしまって、旅行先にはなるべく自然の多いところにしています。週末はぶらぶらお散歩が好きなので、近場を歩きながら気になったモチーフなどを写真におさめます。美味しいスポットも絶対おさえます。

六義園をぶらり散歩して広大な庭園をじっくり味わおう

東京の文京区にある六義園をご存知でしょうか。都心の中にありながらも四季折々の風情に満ちた特別名勝です。春はしだれ桜が綺麗ですし、特に秋は紅葉がとても綺麗にライトアップされるため観光客でとても賑わう場所なのです。今回はそんな六義園の魅力に迫りたいと思います。

六義園には和歌の世界が描かれている

六義園とはどういうところ

六義園(りくぎえん)は、歴史深い景観と季節が織りなす自然を持ち合わせた東京の観光名所です。東京の文京区にある都立庭園で、87,000平方メートルととても広大な敷地を誇ります。回遊式築山泉水庭園で、全国に36カ所しかない国の特別名勝の1つ。非日常の空間 都立文化財庭園で、和の癒しを感じること間違いなしのスポットです。

六義園の歴史

生類憐れみの令で有名な江戸時代の5代目将軍 徳川綱吉の御用人であった柳沢吉保が7年もの歳月をかけて自分の屋敷に美しい庭園を造園しました。明治維新後には三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎が買い受け、その後1938年には東京都に寄贈されて、都立公園となった歴史があります。

和歌の世界観を表現した庭園

六義園という名称は、歌人紀貫之が古今和歌集の序文で六義(むくさ)という和歌の分類の六体に由来しています。和歌に描かれる情景を庭造りのベースとして名付けたのです。当初は六義園を「むくさのその」と訓読みしていましたが、やがて「りくぎえん」と音読みされるようになりました。特に和歌の浦をはじめとする紀州(和歌山県)の景勝地をイメージしています。

紅葉シーズンがなんと言ってもおすすめ

山をわざわざ築いてつくられた

この地域は平坦な武蔵野平野なので、庭を造るにあたり山がわざわざ築かれました。そのため、山にあがると悠然とした池を見渡すことができ、素晴らしい景色が目の前に広がります。江戸の6大上水であった千川(せんがわ)上水の水をひきこんで大泉水としています。

六義園のみどころ

六義園は一年を通じて人気ですが、桜、つつじ、紅葉の時期は特に観光客で賑わっています。駒込といえばツツジの花の咲く町と歌われるほど、六義園のつつじは有名。六義園の入口近くにある枝垂れ桜も荘厳でぜひ見てほしいポイントです。

おすすめは桜と紅葉

桜と紅葉のシーズンが特におすすめで、写真のように池と紅葉が一緒になるととても趣を感じさせてくれます。どちらの時期も開演時間が延長されるとともに、日没後にライトアップされます。ライトアップ後は立入禁止の場所もあるので、日が暮れる前に一周しておきましょう。

ガイドさんによるツアーも

土日祝日にはボランティアによるガイドツアーが実施されています。11:00と14:00に出発し、園内を約1時間でまわるツアーとなっているので、初めて行く人にはおすすめですよ。桜と紅葉の期間には毎日実施していますのでお時間が合えばぜひ参加してほしいところです。

六義園内の散策のしかた

枝垂れ桜が出迎えてくれる

入口近くの門をくぐると、高さ15メートルの枝垂れ桜がお出迎え。お花見のシーズンには、この周辺には大変多くの花見客で賑わいます。夕暮れ時になると、この枝垂れ桜がライトアップされてさらに荘厳な桜の光景を楽しむことができます。

できることなら昼に一度訪れて、その後街ブラをしながら夕方に再度見に来たいものですね。同じ光景でも全く違うように感じますよ。

回遊式築山泉水庭

庭の中心には、川や海をイメージした大泉水という大きな池があります。このような庭園は回遊式築山泉水庭と呼ばれて、典型的な日本庭園のつくり。池の周りを散策しながら、の移り変わりを楽しむことができます。

六義園八十八境とは、万葉集や古今和歌集に詠まれた名所・旧跡が88ヵ所を再現した光景のこと。宿月湾(つきやどるわだ)、 不知汐路(しらぬしおぢ)、 心泉(こころのいずみ)、尋芳径(はなとふこみち)など美しい名前がたくさんあります。

吹上茶屋でお茶しよう

大泉水を見渡せるところに吹上茶屋という茶屋があります。ここでは大泉水を眺めながら、季節の和菓子と抹茶をいただくことができます。夏には限定で、氷が浮いた冷やし甘酒や冷抹茶もあるので、歩き疲れて乾いた喉を潤したい時はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

夜のライトアップは幻想的な眺め

日没後にはライトアップ

紅葉のシーズンには、例年11月下旬から12月上旬にライトアップが実施されます。桜や新緑で見る六義園も美しいですが、庭園全体が真っ赤にそまる紅葉シーズンが特に人気。11月下旬になるとイロハカエデ約400本、ハゼノキやイチョウなど計約560本が庭園を真っ赤に染めてくれるのでとても幻想的です。

闇の中に浮かぶ中の島

昼間の庭園と夜の庭園を見比べて、全く違う庭園の顔を見ることもできます。大泉水に浮かぶ中の島もライトアップされると幻想的に見えるのも醍醐味のひとつ。中の島には妹山・背山という築山があり、女性のことを妹、男性のことを背と呼び、男女の関係を表しているそうです。

渡月橋が魅惑的

順路の終わりの方にある渡月橋もライトアップで美しく、2枚の岩がねじれたかのようにつながってできている姿はユニーク。この渡月橋は京都嵐山の渡月橋を模したものではなく、「和歌のうら 芦辺の田鶴の 鳴声に 夜わたる月の 影そさひしき」という和歌から名付けられたと言われています。

庭園めぐりの後は、本郷通りで優雅なランチを

本郷通り沿いにはおしゃれな雑貨屋もあるので、散歩がてらショップを覗くのもおすすめですよ。また、六義園の裏手にあるビストロ オロロは、六義園帰りのマダムに人気です。フレンチのお店で地元の方や観光客がたくさん訪れているお店です。ボリュームのあるサラダランチはスープ、パン、コーヒーもついてお得に食べれるので、ぜひ寄ってみてください。

住所|〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目15−16 六義園第六コーポ
営業時間|ランチ:AM11:45-PM1:30、ディナー:PM6:00-9:30
定休日|毎週月曜日
電話|03-3945-3665
公式サイトはこちら

六義園へのアクセス

電車での行き方

電車で行く場合、JRなら最寄り駅は山手線駒込駅になります。地下鉄なら南北線の駒込駅の2番出口を出ましょう。駅から出ると本郷通りを7分ほど歩いてほどなくして六義園が現れます!

住所|〒113-002 東京都文京区本駒込6丁目16−3
営業時間|AM9:00-PM5:00
定休日|なし
電話|03-3941-2222
公式サイトはこちら

まとめ

六義園は様々な植物が咲いているのでオールシーズン楽しめますが、紅葉が特に綺麗なので秋がおすすめです。ライトアップされた紅葉はとても幻想的なので、日頃の疲れを癒してくれる絶好の場所です。ぜひ都心のオアシスで素敵な思い出をたくさん作ってください。