幻想的な魅力をもつ北沢浮遊選鉱場跡へ

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北沢浮遊選鉱場跡は佐渡が誇る幻想的な歴史スポットだっちゃ!

北沢浮遊選鉱場跡は、日本で初めて金や銀の浮遊選の実用化に成功した施設として有名です。巨大な遺跡は歴史を感じるのはもちろん、幻想的かつ神秘的な雰囲気すら漂わせています。特に観光シーズンになると夜にはライトアップも行われ、何とも言えない美しい姿に圧倒されてしまうでしょう。ここでは、北沢浮遊選鉱場跡の魅力や見どころについてお伝えします。

神秘的な雰囲気を醸す北沢浮遊選鉱場跡

佐渡金山から採掘した金銀を処理するための施設群跡で、その規模の大きさは東洋一とも評価されていました。現実離れした神秘的なビジュアルが特徴。

北沢浮遊選鉱場跡は佐渡が誇る巨大近代遺産

北沢浮遊選鉱場は、もともと佐渡金山で採掘した金や銀を処理するために1937年に建設されました。日本において初めて金銀の浮遊選鉱法の実用化を現実のものにした施設としても有名です。

施設が稼働していた時代には、1ヵ月に5万トン以上にもおよぶ鉱石処理を行っていました。戦時下にはこの施設のおかげで、国の金銀の大増産が支えられました。その規模の大きさから、東洋一の浮遊選鉱場との評価も受けていたのです。

驚くべき鉱石処理を持っていた北沢浮遊選鉱場ですが、その歴史はたったの15年とあまり長くありません。

佐渡金山からは少しずつ金銀が採掘できなくなり、大規模な縮小が行われたのです。それに伴い、施設も使われなくなり、やがて閉鎖されることになりました。

現在では、その廃墟や遺構が観光スポットとして人気に。現実離れした景観を目にしようと多くの人が足を運んでいます。

北沢浮遊選鉱場跡の主な施設と見どころ

かつての佐渡の繁栄ぶりや幻想的な景観が魅力の浮遊選鉱場や、圧倒的なスケールを誇るシックナー、レトロな外観が美しい発電所跡などが見どころ。

巨大な浮遊選鉱場

東西に約115m、南北には約80mという非常に巨大な施設です。その圧倒的な大きさは見る者に戦慄さえ与えるでしょう。その規模の大きさから、いかに当時の佐渡が繁栄していたかを垣間見ることができます。

苔むした外壁や、いたるところが朽ち果てて歴史を感じられる巨大遺跡の幻想的な景観には、誰もが圧倒されるでしょう。

巨大円盤型施設シックナー

泥状になっている鉱石と水分を分離するための施設で、円盤状の施設はなんと直径50mにもなります。浮遊選鉱場と同様に、圧倒的なスケールが堪能できますよ。

古代ヨーロッパのような雰囲気をかもし出しており、眺めているだけで何だか切ない気持ちになってきます。

レンガ造りの発電所跡

レンガ造りの発電所も趣が感じられる建物です。当時の姿のまま残されており、歴史情緒が感じられますね。

中に入ることができないのが残念でなりませんが、レトロで美しい外観を楽しめます。外からじっくり眺めながら、当時の風景を思い描いてみましょう。

観光シーズンは夜間のライトアップも魅力的

いつ訪れても楽しめる浮遊選鉱場ですが、中でもおすすめなのが4月から10月の時期です。これらの時期は観光シーズンでもあるので、多くの人が足を運びます。

観光シーズンには夜に施設のライトアップが行われ、また一味違った幻想的な風景を目にすることができるでしょう。何とも表現しがたい美しさに、きっと虜になってしまいます。

ライトアップは赤や青、レインボーなど多彩な色が使用され、浮遊選鉱場が美しく華やかに変化していく様子が見られます。昼間とはまったく違った幻想的かつ神秘的な風景が楽しめるでしょう。

北沢浮遊選鉱場跡の周辺施設

レトロな郷土資料館が近くにあるので、このエリアの歴史をさらによく知ることができます。また、相川の伝統工芸を学べる施設もあり、体験も可能です。

相川郷土博物館で相川について学ぶ

レトロな雰囲気を持つ相川郷土資料館は、北沢浮遊選鉱場からすぐ近くにあります。

佐渡奉行所や金山などに関する資料を展示しており、相川地区における民族資料も豊富。相川の歴史や軌跡を知ることができ、魅力についても学べるでしょう。

北沢浮遊選鉱場を訪れる前にこちらで学んでから訪れると、より楽しめるかもしれません。

住所|〒952-1505 新潟県佐渡市相川坂下町20
営業時間|8:30~17:00
定休日|年末年始、12月~2月、土・日・祝日
電話|0259-74-4312
公式サイトはこちら

相川技能伝承展示館で焼き物を体験

こちらの相川技能伝承展示館では、無名異焼きや裂き織りといった相川の伝統工芸が学べます。

体験型の施設なので、実際に肌で伝統工芸を感じられるのが最大の魅力。佐渡出身の作家が手掛けた陶芸品のほか、裂織作品の展示販売も行っています。

無名異焼きというのは、金山でとれた陶土を使用して造られた焼き物を指します。佐渡金山からとれた無名異には酸化鉄が含まれているため、原料として使用することで、独特の硬さと光沢が出るのです。

手ひねりやロクロ、名入れなど豊富な体験メニューもそろっているのも魅力的。相川の伝統工芸を肌で感じてみましょう。

住所|〒952-1539 新潟県佐渡市相川北沢町2
営業時間|8:30~17:00
定休日|年末年始(12月~2月は予約のみ)
電話|0259-74-4313
公式サイトはこちら

佐渡版画村美術館で版画鑑賞

版画家として活躍した高橋信一氏の作品を展示している美術館です。版画ならではの繊細かつダイナミックな作品は、見ているだけで感性が刺激されます。

地元出身や、今でも活躍している現役アマチュア作家の作品なども展示しており、いろいろな作品を目にできるでしょう。シルクスクリーンや木版画、銅版画など、多彩な版画作品を鑑賞できます。

旧相川簡易裁判所だった建物を再利用しています。確かに、美術館というには少々武骨な造りとなっていますし、違和感を感じた方もいるかもしれません。明治時代当時の面影を現在に残しており、それもまた魅力のひとつでしょう。

美しさと趣のある建物の館内は一見の価値あり。展示されている作品だけでなく、建物のインテリアや造りといった部分にも注目してみるとさらに楽しめるでしょう。

住所|〒952-1533 新潟県佐渡市相川米屋町38-2
営業時間|9:00~17:00
定休日|12月~2月
電話|0259-74-3931
公式サイトはこちら

北沢浮遊選鉱場跡へのアクセス

車でのアクセス

車で訪れる場合には、両津港から約50分となります。また、小木港からだと約1時間でアクセスでき、どちらの港でもそれほど大きく変わりません。北沢浮遊選鉱場には駐車場もあるため、車でのアクセスが便利です。

バスでのアクセス

バスを利用してアクセスする場合だと、本線、七浦海岸線の相川博物館前が最寄りとなります。停留所から徒歩約2分で訪れられるので、短時間でアクセスできるでしょう。それぞれの港から相川地区にバスが運行しているので、公共の交通機関を利用する場合にはバスがおすすめです。

住所|〒952-1539 新潟県佐渡市相川北沢町3-2
営業時間|24時間
定休日|なし
電話| 0259-74-2389
公式サイトはこちら

まとめ

ファンタジックな世界に迷い込んだような気持ちにさせてくれる、北沢浮遊選鉱場。圧倒的な規模の大きさは、見る者すべてを虜にするだけの魅力があります。観光シーズンなら夜にライトアップされ、幻想的で神秘的な光景も見せてくれるでしょう。SNS映えする写真も撮影しやすいので、ぜひ訪れてほしいスポットのひとつです。