サン・ジョセフ礼拝堂はカナダ最大の教会。細やかな彫刻に注目

トラベルパートナー: Rui

出身地は東京。現在はカナダに留学中。カナダと韓国、台湾がお気に入り。 建物を見るのが好きなので世界遺産を巡る旅も計画中。それと同じくらい食べることも大好きで、いろんな国の料理を紹介するのが得意です。

多くの人に長く愛されているカトリック教会
モン・ロワイヤル公園の麓にあるカナダ最大の教会、サン・ジョセフ礼拝堂。古くから言い伝えられている数々の奇跡に加えて、思わず見入ってしまう建物の内部に秘められた事実を目の当たりにしてみたいとは思いませんか。今回は、そんなサン・ジョセフ礼拝堂の魅力を徹底的にご紹介します。きっとあなたも一度は訪れたくなるはずです。

サン・ジョセフ礼拝堂ってどんなところ

サン・ジョセフ礼拝堂はモン・ロワイヤル公園の麓にあるカナダ最大のカトリック教会です。訪れた人々におこった奇跡を伝える数々の伝説や、障害を持つ方々にも優しいバリアフリーの設備は今もなおこの場所に訪れる人を惹きつけてやみません。

言葉では表しきれないほど大きい教会

カナダ最大のカトリック教会、サン・ジョセフ礼拝堂はモン・ロワイヤル公園の麓にある18年かけて建てられた教会です。あまりにも大きいので教会の入り口で見上げても、その巨大すぎる建物全体を見渡すことはできません。

教会の前は広場のようになっており、周りの建物に比べればその大きさと特徴的なてっぺんのドームが一層際立って目立ちます。低い山を登るくらいたくさんの階段を登りきると、教会の上から街が一望できます。

なぜ毎年多くの人々が訪れるのか

サン・ジョセフ礼拝堂は地元の人にも親しみのある教会で、年間200万人もの人々が訪れます。足の悪い人が訪れたら回復した、などの様々な伝説が残っており、神のご加護もひときわ強いと信じられているためです。

カナダ最大の教会というだけでなく、地上44mの展望台からの眺めが素晴らしいということも理由の一つにあげられます。

どんな服装で行けばいいの

服装は指定されていませんが、ある程度きちんとした服装で行くのが最低限のマナーです。露出の少ない服であることが好ましいでしょう。教会内では私語をつつしみ、静かに観覧することは言うまでもありません。

カメラも持ち込めますが、場所によっては撮影禁止の場所もあります。事前にガイドブックで確認しておきましょう。

機能的なところがたくさんある

歴史ある建物でありながら、観覧する人々への配慮の行き届いた施設でもあります。障害を持つ人々にも移動しやすいスロープやエスカレーター、建物のすぐそばまで近づける位置に設置された駐車場など、他には見られないほどきめ細やかな気配りが感じられます。

バリアフリー設備の整っている教会

サン・ジョセフ礼拝堂はバリアフリー設備が整った教会です。教会の入口に行くには長い階段を登らなくてはなりませんが、車椅子の人も登れるようスロープが設置されていますし、内部は段差が少ない構造になっており、車椅子の人用トイレの設備がありますので、足が悪い人やお年寄りの人も安心して入場できます。

教会なのにエスカレーターがある

まず中に入ってびっくりするのは、巨大壁画に沿ってエスカレーターが設置されていることです。サン・ジョセフ礼拝堂は、毎年多くの人が観光や礼拝に訪れることを配慮して、このエスカレーターを設置しました。
また、足が悪い人のためには高い所に駐車場を設置し、車でそのまま教会の2階部分まで行けるようになっています。

現代的な設備の数々

サン・ジョセフ礼拝堂を見て回ると、昔の歴史と現代のテクノロジーを同時に感じることができます。教会内には水洗トイレやエレベーター、お土産ショップにカフェ、展示施設までありとても現代的で充実した構造になっています。

普通の教会とは違うタイプの新しい教会

サン・ジョセフ礼拝堂が従来の教会と違うところは他にもあります。建物の中に大きな岩がそびえていたり、教会創設者の心臓が祀られていたりと、かなりユニークな教会です。

建物の中に巨大な岩がある

1階の建物内には、水がしみ出ている巨大な岩があり、なんとも異様な光景に見えます。実はこの岩はパワースポットとして有名で、観光には外せない場所です。
パワースポットとして見ると、しみ出た水はまるで聖水のような神聖なものと感じられます。

展望台からの夜景はロマンチック

2階に上がればお土産ショップと展望台があり、建物の外に出て展望台から景色を眺めることができます。いつ見ても美しい景色ですが、とりわけ日が落ちる直前の夜景はとても幻想的です。

冬は雪が積もりますので、階段の登り降りの際には安全のためにも必ず手すりを使うようにしましょう。

心臓が祀られている

サン・ジョセフ礼拝堂には、信仰者の病気を治し歩けるようにするなどの奇跡をおこしたために奇跡の人と呼ばれているアンドレ修道士の心臓が祀られています。

最初はごく小さな教会でしたが、彼の死後、多くの人から寄付を受けたことにより改築されて今の大きさになりました。

巨大パイプオルガンの迫力ある音色を聞こう

毎週日曜日にはパイプオルガンのコンサートが開催されています。会場は誰でも出入り自由なので気軽に立ち寄り聴くことができますがのでぜひ聴いてみて下さい。

パイプオルガンが設置されている6階の施設は音が反響しやすいように丸みを帯びた天井に作られているため、椅子越しにもビリビリとした音が伝わってくるほど本格的で迫力のある音楽が聴けます。

シンプルでモダンな装飾に注目しよう

6階の天井が低い礼拝室の形や礼拝室にあるステンドグラス、閲覧者の頭上に存在するリング状の飾りなど、歴史ある建物であるサン・ジョセフ礼拝堂。しかし、近代的でモダンなデザインを施された箇所もいくつも見受けられます。

独特な色使いのステンドグラス

6階の礼拝室にあるステンドグラスは、赤と青を基調として部分ごとに細かくグラデーションを使い分けており、不気味な美しさを放っています。

色使いが対照的なガラス同士を組み合わせて作られていることもあり、強く印象に残ります。

天井が低い楕円形の礼拝室

サン・ジョセフ礼拝堂には、教会にありがちな開放感のある高い天井ではなく、珍しい楕円形の礼拝室があります。

天井にはシンプルでありながら精巧な技術で施されたベルト状の彫刻が何本かあり、照明も明るすぎないため落ち着いて考え事をしたい時や、礼拝したい時などにはちょうどいい空間です。

美術作品のような礼拝室

6階にある礼拝室は天井からリング状のものが吊るされており、タイムループホールのような近代的で宇宙を連想する空間となっています。

高い天井は楕円形になっていて、正面にあるキリストの像の奥には複雑な作りの黒い檻のようなものがあり、あたかも近代美術館に展示されている作品のようです。

サン・ジョセフ礼拝堂へのアクセス

サン・ジョセフ礼拝堂に行くにはBonaventure駅から電車に乗って移動することになります。最寄りの駅はCote-des-Neiges駅です。

電車での行き方

電車でサン・ジョセフ礼拝堂に行くには、まずBonaventure駅で設置されている自動券売機で切符を買います。改札で切符口に買った切符を入れればバーが開き、中に入ることができます。片道分の切符を買うこともできますが、他にも観光する場所がある場合は、1日券を買うと便利です。

オレンジラインのCote-Vertu行きに乗り、Snowdon駅に着いたらブルーラインに乗り換え、Cote-des-Neiges駅で下車したら、そこから徒歩で約10分の距離で着きます。

住所| 3800 Chemin Queen Mary
営業時間|7:00-20:30 (メイン教会のバジリカは7:00-21:00)
定休日|なし
電話|514-733-8211
公式サイトはこちら

まとめ

歴史ある建物でありながらバリアフリーにも配慮されていて、訪れる人々に様々な奇跡をおこしてきたという言い伝えのあるサン・ジョセフ礼拝堂。見応えのある内装も素敵なので、カナダを訪れる機会があればぜひたずねていただきたい場所です。