天川村の面不動鍾乳洞で自然の神秘を探検してみよう

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トラベルパートナー: midori

静岡県出身、歴史好きが高じて奈良県に移住しました。奈良県の記事をメインで書いています。旅行は家族で出かけることが多いです。神社仏閣の紹介が得意です。散歩や食べ歩きが趣味で、カメラを片手に日々新たな撮影スポットやおいしいお店を探しています。

一度は訪れたい奈良の秘境の天川村にある鍾乳洞やで!

面不動鍾乳洞は奈良県の天然記念物に指定されている鍾乳洞です。内部では鍾乳石や石筍などを見ることができ、ユニークな案内板も見どころの一つと言えるでしょう。自然の神秘を体感できますし、一度は訪れておきたいスポットです。ここでは、面不動鍾乳洞の魅力や見どころ、周辺の観光名所についてもご紹介しましょう。

面不動鍾乳洞の概要

面不動鍾乳洞(めんふどうしょうにゅうどう)は昭和8年に発見された鍾乳洞で、奈良県の天然記念物でもあります。関西に現存する数少ない貴重な鍾乳洞でもあり、年月をかけて大きな鍾乳洞となりました。この周辺を地域の方がメンの不動さんと親しみを込めて呼んでいたので、現在のように面不動鍾乳洞という名前になったそうです。

内部はLED照明でライティングされており、神秘的で美しい景色が見られます。距離にして約150m程度で、20~30分もあれば一周して戻れるほどの規模。

面不動鍾乳洞へはトロッコで

どろっこという丸太の形をしたトロッコを使って面不動鍾乳洞に向かいます。洞川停留所のすぐ近くからトロッコに乗れますし、ぜひ利用しましょう。山の斜面をゆっくりと登ってくれますし、途中の景色も楽しむことができます。

徒歩でも入口まで行けますが、それなりの距離があるため疲れるでしょう。有料ですが、トロッコがベストです。アトラクションのようで楽しいですし、夏休みなどには親子連れでにぎわいます。運行時間は9時30分からで、7、8月は8時30分からです。

面不動鍾乳洞の見どころ

神秘的な空間が広がる内部は見どころもたくさん。鍾乳石や石筍、ユニークな案内板にも注目しましょう。驚くことにカワウソやニホンザルの化石などもあります。

神秘的な鍾乳石や石筍

天井からたくさんの鍾乳石が垂れ下がっており、地表からは石筍も伸びています。鍾乳石が1cm伸びるには100~200年かかると言われているので、そう考えると自然の偉大さをしみじみと感じてしまうでしょう。実際にはもっとたくさんの鍾乳石があったようですが、心ない人たちが折って持ち帰ってしまったのだとか。

ユニークな名前の鍾乳洞内案内板

鍾乳洞の内部には場所ごとにユニークな名前がつけられています。ちりめん天井や獅子の窟、こうもり窟など。鍾乳石の形に合わせてネーミングされたようです。ちりめんの天井は、天井にたくさんのシワがあり縮れたちりめんのように見えるから名づけられました。羅漢窟は石筍が五百羅漢のように見えたからということです。

美しい金糸・銀糸の窟

名前の通り細くて糸のようなつららがたくさん連なっている面不動鍾乳洞の内部でも人気のスポット。LED照明によって美しくライティングされていますが、実は内部の植物の成長を抑える効果があるのだとか。

天井が高いため圧迫感もありませんし、柵を設置してあるため内部で迷うことはありません。これなら初めて訪れる方も安心でしょう。ただ、水で濡れて滑りやすくなっているところもあるため、転倒には注意してください。

鍾乳洞の終わりには小さな祠があり、そこではお賽銭を入れられるように。祠にはカワウソ・テン・ニホンザルの白骨した化石が安置されていますが、なんと1000年以上前のものだと言われています。

鍾乳洞に適した服装について

内部の気温は一年を通して約8度なので、夏場でもかなり涼しいです。冬の天川村はかなり寒くなるため、逆に鍾乳洞の中のほうが温かく感じるでしょう。夏は外との気温差が激しく、内部では肌寒く感じるくらいなので上着は持っていったほうがいいです。歩きやすいスニーカーなどを履いていくのも基本ですね。

鍾乳洞見学の後は面不動茶屋で小休憩

鍾乳洞の中を散策して疲れたら、面不動茶屋で一休みしましょう。コーヒーなどのドリンクのほか、わらび餅や草餅などが食べられます。冷えたわらび餅はとても美味しいですし、夏場にはぜひ口にしてほしいですね。鍾乳洞入口にあり、入場料もここで支払うことになります。店の外のベンチに座って食べると村の眺望も楽しめます。

住所|〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川518
営業時間|AM9:00~PM6:00
定休日|毎週日曜日
電話|0747-64-0352
公式サイト|なし

面不動鍾乳洞のある天川村を知ろう

かつては修験の地として栄え、長い歴史を持つ村として有名。雄大な自然に囲まれ、川の水も透き通るような透明度を誇ります。

天川村について

天川村(てんかわむら)は奈良南部の山間にあり、奈良の中心観光地からは離れています。避暑地にもなるほど夏は涼しいですが、冬は積雪も多く寒いです。役小角が約1300年前に開山して以来、修験の地として栄えてきました。多くの文化財を抱える歴史ある街で、豊かな自然に囲まれた幻想的な村。洞川温泉という温泉街もあります。

透き通る川が魅力

天川村では川底まで見えるほど透き通ったきれいな水が印象的。水がきれいなため鮎のような川魚も美味しく、自然の恵みをふんだんに感じられるでしょう。みたらい渓谷のほうに足を延ばせば川遊びや、自然を活かしたアクティビティも楽しめそうです。

旅のお供にはごろごろ水を

名水100選に選ばれた、ミネラルを多く含むごろごろ水が湧き出る村でもあります。水が流れる音が洞穴に反響し、ごろごろと流れていたので古くからごろごろ水と呼ばれてきました。一般的なペットボトルのほか、ひょうたんをモチーフにしたものもあります。五代松鍾乳洞のあたりに水源地があり、有料ですが水も汲めます。

周辺の観光スポット

雄大な自然の中を散策できる洞川自然研究路のほか、歴史ある龍泉寺のような寺社もあります。スリリングなかりがね橋もぜひ足を運んでおきたいスポット。

森林浴も楽しめる洞川自然研究路

ほかの観光地へ行くときには、洞川自然研究路を通りましょう。龍泉寺裏には自然がたくさん残っていますし、森林浴を楽しみながら進めます。自然の中を散策するだけで心も癒されるでしょう。大原山展望台やかりがね橋、温泉街のほうまで歩けます。

住所|〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0747-64-0820(洞川温泉観光案内所)
公式サイトはこちら

修行前には龍泉寺

修験の山に登る前に、この龍泉寺で水行をするのがしきたり。真言宗醍醐派の総本山でもあり、歴史ある佇まいをしています。なでれば軽くなり、叩くと重くなるという不思議な石があるのもこのお寺。9月に開催される龍泉寺燈花会では、約3500個におよぶろうそくに火が灯され、幻想的な雰囲気を漂わせます。

住所|〒638-0431 吉野郡天川村洞川494
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0747-64-0001
公式サイトはこちら

スリル満点のかりがね橋

天然記念物でもあるイワツバメを、洞川ではかりがねと呼んでいました。そのかりがねが生息する場所をこれからも守りたい、という思いから かりがね橋と名付けられたそうです。高さは50m、全長120mと非常にスリリングな吊り橋。温泉街からもよく見えますし、橋の上からは村や四方の山々を見渡せます。

住所|〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0747-64-0820(洞川温泉観光案内所)
公式サイトはこちら

面不動鍾乳洞へのアクセス

面不動鍾乳洞に行ってみたい、という方のためにアクセス情報をまとめました。公共交通機関を利用する場合と、車でアクセスするケースを記載します。

電車・バスで行き方

近鉄下市口駅から奈良交通バスに乗ります。洞川温泉/中庵住行に乗り、洞川温泉停留所で降りましょう。京都方面からだと近鉄電車で橿原神宮前乗り換え、そこから下市口まで向かいバスに乗ります。大阪からだと阿倍野駅から近鉄電車、下市口まで向かいバスに乗ってください。

車での行き方

下市から国道309号線を走行し天川川合経由で洞川温泉に向かいます。山の際の道をひたすら走ることになるので、運転が苦手な方はバスが無難でしょう。台数は少ないですが、無料で利用できる駐車場があります。

住所|〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川673−89
営業時間|AM9:00~PM6:00(夏季・冬季は時間変動あり)
定休日|不定休
電話|0747-64-0352
公式サイトはこちら

まとめ

神秘的な鍾乳洞の中を巡ることができる面不動鍾乳洞。夏はひんやりとして涼をとれるため、できることなら夏場に訪れたいですね。近くにも魅力的なスポットがいくつもあるので、ぜひ足を延ばしてみましょう。