アルハンブラ宮殿でイスラム最高芸術に触れよう

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他のヨーロッパ都市とは違った魅力が詰まっているアルハンブラ宮殿

300年以上にわたりスラム勢力の支配下に置かれていたイベリア半島。そこで花開いたイスラム文化や芸術は、長い時を経て現在まで受け継がれています。美しく華麗な宮殿や庭園、タラセアと呼ばれる工芸品などこの地に生きるイスラム文化にふれてみませんか。

アルハンブラ宮殿の歴史

複雑に絡み合った歴史をもつグラナダ。繁栄、滅亡、そして、人々の心によみがえったアルハンブラの時の流れを追います。

グラナダの歴史を知ればアルハンブラは2倍楽しめる

西暦711年、イスラム帝国はイベリア半島を支配し、その後300年以上にわたりイベリア半島はイスラム勢力の支配下に置かれることになりました。11世紀初頭になると、イベリア半島内にはカトリックの王国もできるようになり、1479年には統一スペイン王国が誕生します。

キリスト教とイスラム教は対抗しながらも共存してきましたが、1492年に統一スペイン王国が最後のイスラム王国グラナダを滅ぼしました。アルハンブラ宮殿を目の当たりにしたキリスト教勢力はその美しさに驚愕したと言われています。しかし、いつしかこの華麗なアルハンブラ宮殿は人々から忘れ去られていました。

アービングが再発見したアルハンブラ

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1832年、アメリカ人作家のワシントン・アービングがアルハンブラを訪れ、旅行記・伝説集のアルハンブラ物語を出版しました。これがベストセラーとなったのをきっかけに、再びアルハンブラ宮殿は世界に知られることになります。そして、1984年には世界遺産にも登録されました。

アルハンブラ物語は、アルハンブラ宮殿のお産屋で販売されていて、日本語に翻訳されたものもあります。旅の前後に読むと、アルハンブラの旅が何倍も魅力的に感じられるかもしれません。

アルハンブラ宮殿の見どころ

ナスル朝宮殿、ナスル朝宮殿、美しく庭園など、アルハンブラ宮殿を訪れたらぜひ見て欲しいところをご紹介します。

メインはナスル朝宮殿

ナスル朝宮殿はムハンマド5世によって建てられました。二姉妹の間にある鍾乳石飾りの天井の美しさと言ったら、思わず息をのんでしまうほど。部屋の壁に目を向けると、神のみぞ勝利者なりというナスル王朝の伝統的なモットーが刻まれています。

こちらはライオンの中庭。この名前は中庭中央に配置された噴水を囲む12頭のライオンに由来するそうです。ここは124本もの白大理石の柱で囲まれていて、ライオンの口から流れ出る水は周囲の4つの部屋へ向かっています。

白大理石の噴水というものはイスラム彫刻において最も重要なもの。それを象徴するかのように「水盤の縁には比類なき美しさに匹敵するものを見つけるのは、アッラーですら難しかろう」という14世紀のイスラムの詩人イブン・ザムラク(Ibn Zamrak)の詩が刻まれています。

イスラム教では偶像崇拝が禁じられているので、動物や人の彫刻・神像を造ることができませんでした。そのため、文字や植物を描いた紋様、幾何学模様が発達してきました。そして、アラベスクと呼ばれるイスラム芸術の一様式となりました。イスラム教の経典コーランの特徴は、それが神アッラーの言葉そのものであること。イスラム教徒たちはその神の言葉を装飾として利用したのでした。

ヘネラリフェは王たちの憩いの場

ヘネラリフェはグラナダの王たちが余暇を楽しむ場所でした。中庭は修復工事や改修工事が繰り返され、今は当時の姿そのままを見ることはできません。アセキアの中庭は、ヘネラリフェの中でも一番の見どころといっても過言ではないでしょう。美しい中庭を見ながら、古の王たちに想いを馳せてみましょう。

キリスト教徒が造ったカルロス5世宮殿

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🇪🇸『世界遺産:アルハンブラ宮殿』
スペイン南部グラナダ市にある世界遺産のアルハンブラ宮殿。宮殿といっても一つの建物ではなく、庭園、中庭、見張り台、複数の宮殿があります。
写真はカルロス5世宮殿(Palacio de Calros V)。 ______________________ . . #旅スタグラム #世界遺産 #海外旅行 #海外旅行好きな人と繋がりたい #写真好きな人と繋がりたい #写真を撮るのが好きな人と繋がりたい #グラナダ #アルハンブラ宮殿 #旅行 #世界一周 #旅行大好き #旅好きな人と繋がりたい #旅行好きな人と繋がりたい #お洒落さんと繋がりたい #一眼レフ初心者 #女子旅 #スペイン #カメラ好きな人と繋がりたい #カメラ女子 #タビジョ #andalucia #aroundtheworld #best_worldplaces #beautifuldestination #canon_photos #cityphotography #europetrip #genic_travel #genic_mag #granada

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カルロス5世は神聖ローマ帝国のローマ皇帝、および、スペイン国王であった人物です。カルロス5世宮殿はキリスト教徒によって1527年に建設が始められました。しかし、資金不足や反乱などさまざまな困難にみまわれ、1957年にようやく完成に至りました。この宮殿の設計は、ミケランジェロの弟子、ペドロ・マチューカによるもので、スペインにあるイタリア様式ルネサンス建築として最重要のものとされています。

アルハンブラの始まりはアルカサバから

アルカサバとベルメハスの塔はアルハンブラの中でも一番歴史の古い場所です。モハメッド1世というグラナダ最初の王によって建設されました。モハメッド1世は城の周囲を城壁で囲み、守りを固めました。さらに、ベラの塔、ケブラーダの塔、オメナッヘの塔、という3つの塔も建設。このことからも分かるように、当初は華麗な宮殿というようなものではなく要塞としての役割が色濃いものでした。

3つの塔の中のひとつであるベラの塔は、四階建ての塔です。ベラの塔は要塞としてだけではなく、住居としても使用されていた時期もありました。塔からはこの写真のように、白い建物が並ぶグラナダの美しい町並みを眺めることができます。

チケット購入方法

アルハンブラ宮殿のチケットの購入方法と注意点などを事前にチェックしておきましょう。

アルハンブラ宮殿は一日あたりの入場制限があるため、チケットは事前に購入しておく方が望ましいでしょう。窓口販売もありますが、ハイシーズンには売り切れてしまう可能性もあるので注意が必要です。窓口では支払いは現金のみの取り扱いとなっています。自動販売機ではクレジットカードが使えますが、手数料が上乗せされることを忘れずに。

事前購入は1枚ごとに手数料がかかりますが、インターネットまたは、電話購入が便利です。また、宮殿に入る際にはパスポートの提示を求められることもあるので、念のため持って行った方がよいでしょう。

訪問時の注意点

指定された時間に遅れるとチケットがあっても入れてもらえないこともあるため、時間には余裕を持って行きましょう。正門からナスル朝宮殿までは約20分の距離にあるので、その時間も考慮にいれてください。敷地内はとても広いので、どの順番でまわるかなどは事前に計画しておくとよいでしょう。

チケット売り場から入った場合には、一番遠いアルカサバ、時間指定のあるナスル朝宮殿、休憩をした後にヘネラリフェをまわるのがおすすめ。外を歩く時間も多くなるので、歩きやすい靴や紫外線対策もしっかり準備しておきましょう。

ライトアップされた姿も美しい

アルハンブラ宮殿、昼の見学だけでなく夜の部もあり、ナスル朝宮殿または、庭園の見学ができるようになっています。ライトアップされ、夜空の中浮かびあがるアルハンブラは、昼間とはまた違った美しさがあり、一見の価値があります。

グラナダのおみやげ

幾何学的な模様が特徴のこちらの品々は、グラナダの伝統工芸の寄木細工でタラセアと呼ばれています。お土産にはタラセアのコースターや小箱が人気。値段も手頃なのでちょっとした贈り物にも最適です。大きいものになると、たんすやイス、タラセアで作った絵画アートなどもあるので、小物とあわせてお土産選びのリストに加えてみてはいかがでしょうか。

アルハンブラ宮殿の敷地内にもラグーナ(Laguna Taller de Taracea)という専門店があります。場所は、カルロス5世宮殿近くの出口から少し歩いたところ。ひとつひとつ手作りなので、それぞれの品に個性があり、どれもすてきで目移りしてしまいます。

住所| Calle Real de la Alhambra, 30, 18009 Granada
営業時間|不明
定休日|不明
電話|+34 958 22 90 19
公式サイトはこちら

アルハンブラ宮殿へのアクセス

バスでの行き方

グラナダ中心部からバスC3番のバスで行くことができます。アレハンブラまでのバスはC30、C32、C35と3系統ありますが、C35は入口の目の前では停まらないので、C30かC32を利用する方が簡単です。イザベル・ラ・カトリカ広場(Plaza de Isabel La Católica)から乗車し、アルハンブラヘネラリフェ2 (Alhambura-Generalife 2)で下車してください。

住所| Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada
営業時間|4/1-10/14: Monday to Sunday 8:30~20:00 Evening Visit: Tuesday and Saturday 22:00~23:30 10/15-3/31: Monday to Sunday 8:30~18:30 Evening Visit: Tuesday and Saturday 20:00~21:30
定休日|1/1, 12/25
電話|+34 958 027 971
公式サイトはこちら

まとめ

アルハンブラ宮殿に代表されるグラナダのイスラム文化。長い歴史と時を経てもなお美しさを残す宮殿や庭園、今も人の住む町並み、アラベスク様式が美しい家具や小物など、ここにしかないイスラム文化芸術を堪能してください。