稚児ケ淵の目の前に広がる相模湾に沈む夕日は絶景。磯釣りや洞窟探検も

公開日:2019/1/29 更新日:2019/11/25

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Mina
出身は東京都。幼少からの歴史好きから、歴史スポットやお寺・神社を巡るのが趣味に。関東地方を中心に、主にひとり旅でのんびり回っています。有名無名問わずに、気になった寺社を回っています。風景写真を綺麗に撮れるよう、写真は勉強中。
稚児ケ淵の夕焼けは絶景じゃん

平らな岩場が続いている稚児ヶ淵(ちごがふち)は、釣りはもちろんのこと磯遊びにも人気のエリア。また、神奈川景勝50選のひとつにも選ばれていて、特に夕日を見るには絶好のスポットです。まるで映画のワンシーンのようなロマンチックで幻想的な光景は、しっとりとした大人のデートにもおすすめ。

稚児ケ淵は江の島の景勝地

江ノ島の一番奥にある稚児ケ淵は、平らな岩場が広がる海岸です。関東大震災の影響で隆起が起き、今の地形ができました。

江ノ島の岩屋洞窟の近くにあり、磯釣りの穴場としても人気が高い場所です。見晴らしがよく、天気に恵まれると真正面には富士山が。夕日も美しく、神奈川景勝50選の一つにも選ばれているところです。

稚児ケ淵の伝説

昔、鎌倉にある建長寺の修行僧である自休が、岩本院にいた幼い白菊を見初め、岩本院に通いつめるようになりました。しかし、そのことを思い悩んだ白菊は、とうとう江ノ島の南端から海へ身投げをしてしまいます。このことを知った自休はたいへん悲しみ、白菊の後を追って同じ場所から身を投じたという伝説が残っています。

二人が身を投げたと伝えられる場所が稚児ケ淵。大正の初期までは白菊の墓があったそうです。この悲劇は歌舞伎・桜姫東文章のベースのひとつとなりました。

稚児ケ淵へは船でも

稚児ケ淵までは歩いても行けますが、アップダウンの激しい江ノ島の道を30分ほど歩くことになるので、体力が心配な方にはちょっと大変かもしれません。

そんな方には乗り合い遊覧船べんてん丸もおすすめです。弁天橋から稚児ケ淵まではおよそ10分の船旅です。

徒歩に比べるととても便利ですが、悪天候のときなどは欠航することもあります。利用を考えている方は事前に運航状況や料金を確認しておきましょう。

磯釣りも磯遊びも人気

平らな岩場が続いているので、釣りだけでなく磯遊びをするファミリー層にも人気です。岩場には危険なところもあるので、安全には気をつけて遊びましょう。足下だけでなく、空から食べ物をねらっているトンビにも要注意です。

人気の磯釣りスポット

ここは潮溜まりが多いため、イシダイやクロダイなどいろいろな種類の魚が集まります。ときにはマダイやタチウオが釣れることもある人気の釣りスポット。

ただし、磯が低い地形のため南風が強く吹くと岩場まで波をかぶり危険です。天候の変化に注意し、少しでも異変を感じたら早めにひきあげるようにしましょう。

家族連れには磯遊びが人気

写真のように磯だまりがいくつかできているので、石を引っ繰り返すとヤドカリやカニが簡単に見つかります。ハゼなどの小魚もいるので、網を持っていくのもいいですね。

ただし、岩場へ降りる際はちゃんとした靴を履きましょう。階段が急こう配で、岩場は滑りやすくフジツボもたくさんくっついています。

頭上のトンビにも注意

江ノ島は実はトンビの多いところです。釣り人のおこぼれや観光客の食べ物をねらっていることも多いので、トンビらしき鳥が上空で旋回していたら要注意。

一瞬で手に持っている食べ物を奪われることもあるので、油断しないように気をつけましょう。

なんといっても夕日が綺麗

稚児ケ淵は、江ノ島の中でも海との距離が一番近いところ。視界をさえぎるものが何もないので、目の前に広がる相模湾を堪能できます。

特に夕日の美しさは格別。富士山の向こうに真っ赤な夕日が沈んでいく様子は、まさに絶景と呼ぶにふさわしい光景です。特に人や岩がシルエットのように見える黄昏時がもっとも美しい時間です。

江ノ島の岩屋は神社発祥の地

天然の洞窟を探索

稚児ケ淵近くには、江ノ島岩屋という天然の洞窟があります。長い年月をかけて波に少しずつ削られてできたこの洞窟には、2つの岩屋があります。第一岩屋は152m、第二岩屋はそれより短く56mほどの奥行き。

ここに弘法大師が訪れた際に弁財天が姿を現した、源頼朝が戦勝祈願に訪れたなどの逸話が残っていて、古くから信仰の対象とされ江島神社発祥の地とも言われています。洞窟の入り口までは歩道橋が整備されているので上りやすくなっています。なお、入場は有料です。

江ノ島の歴史や伝説

洞窟の通路は幻想的な雰囲気で、周りにはいろいろな資料が展示されており歩きながら江ノ島の歴史や伝説などを学ぶことができます。

江ノ島の岩屋は、江ノ島からは70~80kmほど離れている富士山の近くの富岳氷穴までつながっているという伝説もあるそうです。

ぴかぴか光る龍神様も

洞窟内には、かつて岩屋内に祀られていたさまざまな石像が今も置かれています。第二岩屋の一番奥には石像のひとつである龍神様が安置されています。

洞窟内は暗くて普段はあまり目立ちませんが、ゴロゴロという音とともにぴかぴか光りだすことが時折あるとか。



泳ぎだしそうな亀石

岩屋近くの海岸にあるこちらの石は亀石といいます。まるで本物の亀のように見え、波に揉まれ今にも動きだしそうな雰囲気。

これは自然にできた形ではなく、地元片瀬の石材店の職人がノミを振るって造ったといわれています。この亀石は、2つの洞窟をつないでいる通路から見ることができます。

Address 〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2丁目5
Hours 9:00〜16:00(季節によって変更あり)
Closed 無休(悪天候の場合閉鎖の可能性あり)
Tel なし
Web http://www.fujisawa-kanko.jp/spot/enoshimaiwaya.html

龍恋の鐘はカップルにおすすめ

岩屋のほぼ真上には恋人の丘があります。ここには金網に南京錠をかけ、二人で一緒に鐘をならすと、永遠の愛を約束できるという龍恋の鐘があります。

昔、江ノ島の天女・弁天様に一目惚れした五頭龍という者がいました。五頭龍は荒くれ者でしたが、天女のために心を入れ替え、人間を守る存在となりました。そしてふたりは結婚した、という天女と五頭龍伝説にちなんで作られました。

映画のロケ地として使われたこともあり、恋人たちに人気のスポットです。

稚児ケ淵へのアクセス

電車でのアクセス

最寄駅は、小田急線片瀬江ノ島駅です。弁天橋を渡って、江ノ島を最奥まで進むと、歩いて約40分の道のりです。または、弁天橋のたもとから乗合遊覧船べんてん丸に乗ると約10分です。

車でのアクセス

江ノ島に車で行く場合、必ず通るのが国道134号線ですが、この道は海沿いのほぼ一本道で、抜け道や迂回路がほとんどありません。江の島に渡る江ノ島大橋も同様に一本道なので、一度渋滞になると長時間身動きが取れなくなる危険が大きいです。

人気の観光エリアのため、海水浴シーズンやイベント開催時は道路も駐車場も混雑するので、ゴールデンウィークや夏場などは、車よりも公共の交通機関のご利用をおすすめします。

江ノ島の中にある駐車場は、江ノ島なぎさ駐車場、藤沢市観光協会江の島駐車場、県営江の島駐車場の3つ。駐車料金は時期によって変動します。江ノ島周辺にも駐車場は多いですが、全て有料です。

Address 〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2丁目5−2
Hours なし
Closed なし
Tel なし
Web なし

まとめ

稚児ケ淵は、イシダイやクロダイなどの磯釣りに人気のスポットです。小さな子供のいるご家族にはヤドカリやカニを探して磯遊びをするのもおすすめ。また、景勝地としても知られ、特に夕日の美しさは一見の価値があります。恋人や夫婦でロマンチックな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。