気品漂う慈照寺を心静かに散策。わびさびをじっくり感じよう

公開日:2019/1/28 更新日:2019/11/25

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Takeshi
出身地は京都。得意なエリアは関西近郊です。 日本全国様々な町を野に咲く花のように風に吹かれながら旅をしています。 そんな旅先で出会った人達とのふれあいや素晴らしい風景を写真で皆様にお届けしたいと思っています。 グルメ好きで特におむすびが好きなので、地元グルメも紹介したいと思っています。よろしくお願いします。
慈照寺ではんなりしておくれやす

京都で有名な金閣寺に並ぶお寺、銀閣寺こと慈照寺。このお寺にはたびたび足を運ばずにはいられない見どころがたくさんあります。侘び寂びの象徴とも言える観音堂、思わず佇んでじっと見つめずにはいられない静寂で美しい庭園に、パワースポットとして有名な滝のみならず、周辺にある必見の観光スポットなど、全部丸ごとご紹介します。

静かで気品漂う東山文化の代表格 慈照寺

銀閣寺の名で知られる慈照寺

銀閣寺というと、よく知られた有名なお寺ですが、このお寺の本当の名前が別にあることをご存知でしょうか。銀閣寺は、実は本来の名前が慈照寺(じしょうじ)という、臨済宗相国派の寺院です。また、銀閣寺同様、有名な金閣寺も本来の名前があり、こちらは鹿苑寺(ろくおんじ)という名称が。銀閣寺の名でよく知られる慈照寺は1490年に建てられ、釈迦如来をご本尊としてお祀りしている世界遺産に登録された寺院です。

高さのある寺垣

入口である総門を通って中に入るとまず見えてくるのは、寺垣。この寺垣ですが、実は防衛のため造られたもので、特徴のある背の高い垣根を作ったことで結果として美しい外観になっています。寺垣の距離は約50mほどあり、竹垣の上に生垣もあります。このように、竹垣の上に生垣がある構造になっているのは寺院全般のものではなく、銀閣寺独自の特徴です。

美しい銀沙灘

銀沙灘(ぎんしゃだん)は本堂の前にある、砂で出来た庭園です。慈照寺の銀沙灘には、京都の白川砂が使われており、白川砂が選ばれた理由は、反射率が高いことにあります。銀沙灘は月明りを反射させ、間接照明の役割も果たしています。

月を眺める向月台

向月台は、円錐の三角形をした構造物です。手入れは毎日されており、高さは180cm。風情のあるこの向月台には、東山に昇る月を向月台の上に座って待ったという説や、月の光の反射で本堂を照らすために作られたという説があります。

東山文化の代表格 慈照寺観音殿

観音殿は楼閣庭園建築で建てられた建物で、この様式は東山文化の特徴。観音殿の初層と呼ばれる1階部分には心空殿と名付けられた住宅風様式で建てられ、上層と呼ばれる2階部分は潮音閣という仏堂になっています。また、観音殿のたたずまいは侘び寂びを象徴するもの。昔からあった、元々は銀箔を貼られていた建物という定説は2007年に調査の折に発見されなかったことで覆り、現存する形が完成であるとされています。

静かな佇まいの東求堂

慈照寺にある足利義政の持仏堂であった東求堂は、茶道などの日本文化の発祥の地と言われています。元来、阿弥陀如来をお祀りする阿弥陀堂として建てられたもの。今日では国宝指定されており、内部を拝観できるのは、特別拝観の日のみとなっています。



時の流れを感じる洗月泉

昨今、パワースポットとして人気のある洗月泉は、通称苔寺と呼ばれる西芳寺を模した錦鏡池の南東部にある滝で、湧き水を錦鏡地に送り込んでいるといわれています。洗月泉と錦鏡池のある庭園は、錦鏡池を中心に据えた池泉回遊式庭園になっており、江戸時代にこの庭園は改修されているため、当時とは違うものです。

京都の夏を彩る大文字山

大文字山といえば、西山及び東山、船山に左大文字山、曼荼羅山に並ぶ京都で送り火を行う五山の一つです。元々は銀閣寺の建てられる予定だった場所は、大文字の麓であり、銀閣寺は金閣寺を参考に建てたものでした。大文字焼きが行われる時期はお盆の頃で、8月16日で、五山の送り火は、死者の霊をあの世へ送るために行われる宗教行事です。

慈照寺周辺の観光スポット

慈照寺の周辺には、琵琶湖疎水が流れる散歩道の哲学の道や南禅寺など、静かに散策を楽しめるスポットがあります。南禅寺は通称で、こちらも本来は太平興国南禅禅寺という寺院です。

静かに時の流れを感じる哲学の道

春には桜、秋は紅葉鑑賞の人で賑わう哲学の道は、近年では外国人の訪問者も多い人気の観光スポットです。哲学の道という名前は、京大哲学者、西田幾多郎や田辺元ら哲学者が散策していたことに由来しています。道の横に流れているのは琵琶湖疎水で、永観堂付近から銀閣寺付近までの冷泉通若王子橋から今出川通銀閣寺橋までの南北に流れている散策道、それが哲学の道です。

Address 〒604-8005 京都市中京区河原町通三条上ル恵比寿町427-1F
Hours 9:00~17:00
Closed なし
Tel 075-213-1717
Web https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=3000069

紅葉が人気の南禅寺

紅葉の季節ともなれば人で賑わう南禅寺は、臨済宗南禅寺派の大本山。南禅寺は通称で、正式名称は太平興国南禅禅寺といいます。また、南禅寺は禅寺の中でも最も格式の高いお寺です。

国宝や重要文化財が数多くあり、中でも大方丈と小方丈からなる建物の方丈亀山天皇宸翰禅林寺御祈願文案は国宝指定。三門の上部層と呼ばれる2階部分からは京都市内を見渡せ、歌舞伎「桜門五三桐」の石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と絶賛する場面の舞台にもなっています。

Address 〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町
Hours 午前8時40分~午後4時30分(12月1日~ 2月28日) 午前8時40分~午後5時(3月1日~11月30日)
Closed なし
Tel 075-771-0365
Web http://www.nanzen.net/

慈照寺周辺のグルメ

創業50年以上という歴史あるグルメスポットや、伝統とトレンドが融合したよーじやなど、気になるお店があります。よーじやは、あぶらとり紙で有名ですが、こちらのよーじやは、あぶらとり紙のみならず、和テイストのスイーツやカフェが楽しめるお店です。

人気のうどん屋おめん

京都のうどん屋さんでは有名な、行列が出来るほどの人気のあるお店、それがおめんです。おめんは創業50年以上の老舗で、京都市内に店舗が3つありますが、本店は銀閣寺店。おめんという屋号は、群馬の方言でうどんのことを御麺と呼ぶことに由来しています。おめんでは、予約やお取り寄せにも対応されています。

Address 〒606-8406 606-8406 京都市左京区銀閣寺バスプール南隣
Hours 11:00-21:00  (ラストオーダー20:30)
Closed 不定休(木曜日が多い)
Tel 075-771-8994
Web http://www.omen.co.jp/index.html

あぶらとり紙でお馴染みのよーじや

和テイストのスイーツやカフェが楽しめる よーじやは、知る人ぞ知る、あぶらとり紙で有名なよーじやが運営するお店です。店内は座敷スタイルでくつろげ、事前に予約をすれば、二階のお食事席でお弁当が食べられます。

Address 〒606-8421 京都府京都市左京区鹿ケ谷法然院町15
Hours 10時~18時 無休(LO17時30分)
Closed なし
Tel 075-754-0017
Web http://www.yojiyacafe.com/

慈照寺へのアクセス



車での行き方

車で行く場合ですと、名神高速道路の京都南ICから約30分かかります。駐車場としては銀閣寺の前にある京都市営駐車場が近くておすすめ。京都市内は大通り以外の道が狭く、銀閣寺に行くには京都市内を通り抜けなくてはならないのでかなりの渋滞が予想されます。

Address 〒606-8402 京都市左京区銀閣寺町2
Hours 夏季(3/1-11/30) 午前8:30 ~ 午後5:00 冬季(12/1-??2/末日) 午前9:00 ~ 午後4:30
Closed なし
Tel 075-771-5725
Web http://www.shokoku-ji.jp/g_about.html

公共機関利用での行き方

電車の最寄り駅は京阪電鉄の出町柳駅になります。駅から銀閣寺までは徒歩25分ほどの距離。駅からバスを利用する場合には、出町柳駅から京都市営バスの銀閣寺道停留所まで乗るか、京阪電鉄三条駅から銀閣寺道停留所まで乗って行くかのどちらかになります。

Address 〒616-8104 京都市右京区太秦下刑部町12番地
Hours 午前8時45分~午後5時30分
Closed 土日祝及び年末年始
Tel 0570‐666‐846
Web http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/category/165-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html

まとめ

銀閣寺の見どころはたびたび比較される華やかな金閣と対照的で、一面に静寂な雰囲気が漂っています。四季折々の自然を楽しめる池泉回遊式庭園に、周辺にも人気の場所やグルメが並んでいて、京都ならではの贅沢な風情を楽しむことができます。京都にお越しの際は、ぜひ訪れてみて下さい。