三景園は広島の山・里・海をコンパクトに再現した麗しい庭園

トラベルパートナー: nanoha

出身地は広島。得意なエリアは中国地方です。パワースポットや食べ歩きが好きなので、神社仏閣やグルメが楽しめるスポットの紹介が得意。列車での旅はもちろん、サイクリングやドライブでのお出掛けも好きです。

和風の庭園で癒されるんよ~

中国山地、里山、宮島などの瀬戸内海の景勝地に恵まれた広島県。広島の自然を凝縮して造られた庭園が三景園です。広島空港から徒歩でわずか5分なので、空港を利用する場合には行き帰りにぜひ訪れてみましょう。

広島の風景を再現した日本庭園

三景園は、1993年に広島空港の完成を記念して造られた約6ヘクタールの日本庭園。三景園は、広島県の山・里・海の風景をモチーフにしていることからその名がついています。中国山地の山、渓谷、森林、谷間の里山、そして瀬戸内海の風景を再現。園内には四季折々に花が咲き、広島の豊かな自然を満喫することができます。

ゆっくりと園内を鑑賞

三景園は築山池泉回遊式庭園(つきやまちせんかいゆうしきていえん)。池泉回遊式庭園とは、大きな池を中心に築山、橋、小島、石、東屋(あずまや)などを配置。園内を回遊して鑑賞することができる日本庭園のことです。

三景園では、ゆったり歩きながら巡り景色を眺めることが可能。ぐるりと回る場合は、段差のある場所や滑りやすい場所もあるので、高いヒールのある靴やサンダルは避けた方がいいでしょう。園内には車椅子の入場者が回ることのできるコースも用意されています。

山・海・里の3つのゾーン

三景園は、広島の山、森林、渓谷、谷間の里山、瀬戸内海の景勝をイメージさせる日本庭園。山、海、里のゾーンにはそれぞれの魅力があります。

三段の滝がある山のゾーン

山のゾーンには、自然林をそのまま活かしながら、高低差約14メートルの三段の滝と滝見台を設けられました。木々に囲まれ水辺もあるため夏場はとても涼しく感じられます。そのダイナミックな滝に人工のものとは思えない本格的なスケールが感じられますね。

瀬戸内海を模した海のゾーン

海のゾーンは瀬戸内海を再現した設計。池、島々、橋、宮島をイメージさせる数寄屋風建築の潮見亭(ちょうけんてい)などにより瀬戸内海の景勝を表しています。潮見亭の下の池には多数の鯉が泳いでいます。

里のゾーンは里山を再現

里のゾーンは豊かな里山をイメージして造られました。里のゾーンには竹林、梅園、里の池(溜池)、もみじ谷などが配され、観月亭からは園内を見渡すことが可能。里山は日本人の心の故郷とも言える原風景。身をおくだけでなんとも言えぬほっとした感じが味わえます。

美しい数寄屋風水上建築

数寄屋(すきや)とは、安土桃山時代の茶人が好んだ小規模な茶室のこと。書院造りに比べて質素でありながら、よけいな格式を廃した意匠を数寄屋造りと呼び、江戸時代には住宅や料亭などにも数寄屋風建築が採用されました。潮見亭も、シンプルでありながら洗練された数寄屋風の水上建築物です。

数寄屋風水上建築の潮見亭

潮見亭は総ヒノキで造られた総床面積611平方メートルの数寄屋風水上建築です。内部には12畳の和室があり、食事をしたり貸し切りで利用したりすることが可能。ここを貸し切ると名家のご子息にでもなった気がしますね。売店では土産、和風小物、菓子などを販売しています。

潮見亭の前にある池には多数の錦鯉が泳いでいます。潮見亭の回廊から餌をやることが可能。色とりどりの錦鯉が優雅に泳ぐ姿を眺めるのもおすすめです。せっかく潮見亭に入るのであれば和装でいきたいものです。和装をシュッと着こなしたらなんだか背筋までピンとしてきますね。

潮見亭の売店では抹茶、コーヒー、紅茶などの喫茶メニューも販売。散策の途中に、和室で一服しながらくつろぐことができます。ゆったりとした池や優雅に泳ぐ錦鯉を見ながらの一服はまた格別の味わい。

山のゾーンの中核、三段の滝

三景園の山のゾーンの中心は三段の滝。高低差約14メートル、毎分約2トンの水が流れています。滝から里の池に続く渓谷も美しく、自然の滝に負けないスケールと迫力を感じます。ここが都会の中の造られた庭園だということをすっかり忘れてしまいます。

四季の風景を楽しもう

三景園では四季を通じてさまざまな花が咲きます。春にはツバキ、マンサク、梅、シダレザクラ、フジ、ボタン、ツツジ。初夏から夏はヤマボウシ、ハナショウブ、アジサイ、スイレンなどが見られます。秋の紅葉も美しく、秋から冬はハギ、ツワブキ、カンツバキを見ることが可能。

春を告げる梅

三景園の梅園には鹿児島紅、白加賀など約70本の梅の木があります。3月初旬紅梅が花を開き、ピンク、白の品種があとを追って咲き始めます。6月には梅の実もぎ採り体験が開催され、梅の実を買うことも可能。ここの梅で自宅で美味しい梅干しを漬けてみてもいいですね。

目に鮮やかな新緑

三景園は、初夏、新緑に包まれます。紅葉する前のヤマモミジなどの緑が鮮やか。森の香りが漂い気分がリフレッシュします。深緑の中での三景園散策はまた凛と身がひきしまるような気がしますね。

約100種類のアジサイ

三景園では6月上旬から7月中旬がアジサイの見ごろ。約100種類、1万株が里のゾーンのアジサイ園に植えられています。品種はヒメアジサイ、アナベル、クレナイ、ミスヘプバーン、ノリウツギ、コガクウツギ、スノーフレークなどさまざま。

水面に映る紅葉

11月上旬から下旬にかけて、三景園のもみじ谷ではヤマモミジ、イロハモミジを中心に約150本の木々が紅葉します。同じ時期にもみじまつりも開かれ、期間中の土、日曜日にはもみじのライトアップも実施。赤、オレンジ、黄、それらの色のグラデーションによってもみじ谷は華やかに彩られます。池の水面に映る紅葉も見ごたえがあります。

八天堂カフェリエでスイーツを楽しむ

八天堂カフェリエは昭和8年に創業。カフェリエとはカフェとアトリエの融合を意味しており、カフェ、ショップ、パン工場、パン作りが体験できる工房をひとつにした店舗のこと。昭和40年代から洋菓子を取り入れ、現在はとろけるような味わいのクリームパンで有名です。クリームパンの中身はカスタード、生クリームとカスタード、小倉、抹茶、チョコレートなど。

八天堂カフェリエは広島空港に出店しています。カフェリエスイーツプレートは、クリームパンを焼いてフルーツとクリームをトッピング。とろけるミニスイーツセットは、オリジナルのフルーツバーガーと特製プリンを組み合わせています。どのセットも素敵で何を頼むか悩んでしまいますね。

住所|〒729-0416 広島県三原市本郷町善入寺用倉山10064番190
営業時間|AM10:00~PM5:00(休日はPM6:00まで)
定休日|年末年始
電話|0848-86-8622
公式サイトはこちら

三景園へのアクセス

徒歩での行き方

広島空港ターミナルビルから、徒歩で約5分です。

車での行き方

山陽自動車道、本郷インターチェンジまたは河内インターチェンジからいずれも約5分。三景園には駐車場はなく、中央森林公園駐車場または県営駐車場を利用します。

バスでの行き方

最寄りのJR白市駅から広島空港行きバスで約15分。

住所|〒729-0416 広島県三原市本郷町善入寺64-24
営業時間|AM9:00~PM5:00(4~9月はPM6:00まで)
定休日|12月29~31日
電話|0848-86-9200
公式サイトはこちら

まとめ

広島空港から徒歩5分の場所に、洗練された日本庭園があることはうれしい驚きです。山、海、里に恵まれた広島の自然を凝縮して表現した園内。訪れる人がゆっくりと散策できるようにベンチや休憩所などが設けられています。三景園には車椅子で回れるコースも用意されており、誰でも楽しめる観光スポットになっています。