桃太郎のモデルとなった神様を祀る吉備津神社。400メートル続く美しい回廊を行こう

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トラベルパートナー: Sayaka

徳島出身、岡山在住。メインの担当エリアは徳島・香川・岡山です。旅行に行くときは、その地域に流れてきた歴史や文化を調べて知識として知ることと、実際に訪れて自分の五感で体感することの両方を大切にしています。

ここは行かにゃおえまぁ。はよぉ、行ってけー。

岡山県岡山市にある吉備津神社は山陽道屈指の大社。倉敷美観地区、後楽園、岡山城。それらに加えて岡山の観光にぜひ訪れてほしい、県内外でも有名なパワースポットです。桃太郎伝説のルーツ、国宝の本殿など、何が吉備津神社の魅力なのか、その見所と共にご紹介します。

吉備津神社とは

吉備津(きびつ)神社は大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)を主祭神とする山陽道屈指の大社です。本殿は国宝に指定、北随神門は重要文化財、そして400mほど続く木製の回廊など、その建築の美しさには魅了されます。神社の起源には諸説がありますが、文献がなく、いつ造営されたのかははっきりしていません。商売繁盛、長寿延命、必勝祈願のご利益があると言われています。

大吉備津彦命が桃太郎モデルだった

有名な昔話、桃太郎のルーツは吉備津彦命だろうと言われています。日本書紀によれば、物資の略奪などを繰り返し行なっていた温羅(うら)一族を討伐するために吉備津彦命は大和朝廷の命を受けて吉備国へ派遣されました。現在の吉備津神社を拠点に温羅との激しい戦いが行われ、遂に温羅一族の退治に成功し、人々に平和をもたらした、とあります。

温羅一族は荒々しい人たちだったので、鬼とたとえられたようです。この温羅一族を征伐した勇敢で賢い吉備津彦命にあやかりたいと参拝する人もいます。

格式ある三備の一宮

本殿(国宝)

国宝の本殿と拝殿は、過去2回の火災で焼失しました。現在の社殿は室町時代、足利義満の時代に約25年の歳月をかけて1425年に再建されました。それ以降解体修理もなく、威風堂々とした姿を伝えています。本殿は京都の八坂神社に次ぐ大建築。建物全体を写真撮影したい場合は、近くの階段を上がって撮ってくださいね。

北随神門

本殿北側にある北随神門(きたずいじんもん)は三間一戸の八脚門で、単層の檜皮葺き(ひわだぶき)入母屋造りとなっています。室町時代後期に再建されました。少し階段を上がった所から見ると、檜皮葺きの屋根がきれいに整えられているのが分かります。檜皮葺きは日本古来の歴史的な手法で、日本国外では見られないものです。重要文化財指定。

全国で唯一の様式の社殿、吉備津造り

建築学上では比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)と呼ばれる吉備津造り。入母屋の千鳥破風(ちどりはふ)を前後に二つ並べ、同じ高さの棟で結んで、桧皮(ひわだ)で葺いたひとつの大きな屋根にまとめた大胆な造りとされ、全国で唯一の様式です。毎月、1日に神社を参拝するおついたち参りの際は、6~8時まで本殿に入ることができますが、その際には初穂料をお供えします。

いわずもがな、見事な回廊

シンメトリーの建築美に圧倒される

インスタ映えスポットとしても人気の岡山県指定文化財の回廊。途中、穏やかな表情で寝ている猫も多く、ほっこりします。まっすぐに続くこの回廊を見ていると、清々しい気分になってきますね。京都の伏見稲荷大社のような真っ赤な鳥居が続く道も素敵ですが、吉備津神社のこの木製の抑えめな感じの道もほっと心が落ち着きます。

400メートル続く回廊

木製の回廊は本殿、御釜殿などの社殿群をつなぎ、全長398mあります。四季の花々と一緒に撮影するとより一層その美しさが引き立ちます。できれば、それぞれの時期に訪れて写真におさめたいところですね。

絵馬に囲まれる一童社

願いを託してみよう

境内の一画にある一童社は学問・芸能の神を祀る神社。江戸時代の国学者達も厚く信仰していたといわれ、時期によっては合格祈願の参拝客の姿が目立ちます。祈願トンネルには数多くの合格祈願や商売繁盛の絵馬が奉納されています。

一年を通して美しい草花が咲き誇る

華やかに彩られる春

吉備津神社の境内では、四季折々、桜、アジサイ、イチョウ、紅葉が彩ります。どの時期に来ても見応えのある風景のため、リピーターも多くなっています。春は梅、桜、ボタン、ツツジ、椿が見られます。3月〜4月はしだれザクラが満開。4月〜5月は回廊に沿って美しく咲き誇るツツジが鑑賞できます。

紫陽花が見ごろになる夏

夏はアジサイ、サツキ、花しょうぶが見られます。とくに6〜7月に見頃となるアジサイは人気。回廊の途中を左に曲がった岩山宮の長い石段に沿ってアジサイが咲き乱れます。アジサイを愛でながら歩いているといつの間にかに辛い石段も忘れてしまうほど。

大イチョウがさらに存在感を増す秋

秋はイチョウと紅葉。本殿前には樹齢600年と言われる立派な大イチョウのご神木があります。回廊を覆うように紅葉が真っ赤になると写真撮影に多くの人が訪れます。やはりこの時期がご神木の主役の時期ですね。その神々しい姿をしっかりと目に焼きつけてください。

段差を避けて散策する方法

吉備津神社は正面から入ると階段を何度も上り下りすることになります。階段を避けたい場合は、裏参道へ迂回しましょう。神社の外周を400mほど南に行くと裏参道の入口に到着。裏参道から入って回廊を進めば本殿へと繋がります。裏参道入口には2台ぐらい停車可能なスペースがあります。

岡山名物きびだんご、ここにあり

桃太郎に関連したグッズや飲食物を販売。ちょっとした岡山土産ならここでも買えます。名物桃太郎うどんや、手作りのきびだんごが好評。吉備津神社の駐車場に隣接しています。

吉備津神社へのアクセス

電車での行き方

JR吉備線で岡山駅から総社または備中高松行きに乗車して、吉備津駅で下車します。乗車時間は約15分、駅からは徒歩で約8分です。

バスでの行き方

JR岡山駅東口から吉備津神社行きに乗り終点まで。乗車時間は約50分です。。

車での行き方

山陽自動車道岡山IC、または岡山自動車道岡山総社ICから約15分です。駐車場(270台)があります。お正月以外は無料です。桃太郎伝説ゆかりの地は郊外にあることが多いですが、吉備津神社は岡山駅から30分ほどなので、気軽に訪れることができます。

住所|〒701-1341 岡山県岡山市北区吉備津931
営業時間|拝観:AM5:00~PM6:00
定休日|
電話|086-287-4111
公式サイトはこちら

まとめ

吉備津駅から200mほど行くと一之鳥居が見え、そこから本殿までは約500mの松並木が続きます。山陽を代表する神社であり、桃太郎伝説のルーツとなる舞台を各所で体感したり、建築的にも国宝の本殿や長い木製の回廊は見応えがあります。歴史や神社廻りが好きな方にはぜひおすすめしたい神社です。

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