ダイアナ妃の結婚式が行われたセント・ポール大聖堂。ドーム天井のモザイクアートは必見

トラベルパートナー: Yuki

出身地は青森。得意なエリアはヨーロッパ全般、特にイギリスの津々浦々。 歴史ある古い街が好きで、文学や映画に関わる文化的なスポットの紹介が得意です。徹底的に調べ上げるタイプで、過去に訪れた都市のGoogleマップは数百個のスターでびっしり・・・。「旅行中は美味しいものしか食べない」が信条。一人旅でも楽しめる気軽なカフェから、団体でガッツリいけるローカル食堂まで、世界の穴場グルメを紹介します。

体も五感もフルに使って楽しめます!全身筋肉痛にご注意

ロンドンのセント・ポール大聖堂をご存知ですか。チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式が行われたことで有名な教会で、教会内にある頂上のギャラリーからはロンドンの街並みを見わたせる圧巻の景色が味わえます。今回はセント・ポール大聖堂をご紹介していきます。

都会的なロンドン中心地に浮かぶ18世紀のバロック建築

セント・ポール大聖堂はロンドンの希望を象徴

ロンドンにあるセント・ポール大聖堂は、キリスト教使徒の一人、聖パウロに捧げられた大聖堂で、サン・パウロの英語読みがセント・ポールであることからこの施設名になっています。

1666年のロンドン大火によって以前のセント・ポール大聖堂は一度燃え落ちてしまいましたが、イギリス人建築家のクリストファー・レンによって1710年に修復されました。レンは多くの教会や聖堂を再建した貢献者ですが、なかでもこのセント・ポール大聖堂は傑作といわれています。大聖堂が完成した直後に彼は亡くなり、地下墓地のザ・クリプトに埋葬されています。

チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式はここで行われた

王室の結婚式は代々ウエストミンスター寺院で行われていましたが、セント・ポール大聖堂の方が広く、大勢の招待客を招くことができるという理由から、チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式はこの教会で行われました。

日曜日は礼拝に訪れる人のための日

礼拝のために入場するのは無料ですが、日曜日はミサの日で礼拝の間は大聖堂内を見学することはできません。パイプオルガンに合わせて聖歌隊が歌うと、ドーム中に音が響きわたり、鳥肌が立つほど荘厳な雰囲気です。

訪れるのにベストな時間帯

1日を通して人の出入りが多いので、混雑を避けたいなら早朝がおすすめ。オンラインで入場券を予約すればよりスムーズで割引サービスを受けることもできます。子どもは半額以下で入場可能です。遠くからでも大聖堂のドームが見えるので、どこからでも迷わずにアクセスできますよ。

セント・ポール大聖堂の南側入り口にはスロープがあり、車椅子などの補助が必要な場合、申し出ると対応してくれます。街全体でバリアフリー化が進んでいて、スロープやエレベーターが充実しています。ただし、機内持ち込み手荷物のサイズ以上の大きい荷物は持ち込めないのでご注意ください。

彫刻と緑に囲まれた外観

広いガーデンで四季の花々を満喫する

春や夏はとりわけ庭園に咲き誇る花が美しい眺めです。至るところにベンチがあり、地元の人に混じって散歩を楽しむことができます。大聖堂の中に早く入りたいのはやまやまですが、庭園をゆっくり眺めながら散策するのもいいでしょう。特に春には薔薇が美しく咲き誇ります。

たくさんの彫刻に出会う

正面には大聖堂完成時のクイーンであったアン女王の像が建っています。2011年に大規模な修復が行われたため、スモッグで汚れた外壁は輝く白さを取り戻しました。コリント式の白く巨大な柱が印象的で、近くに寄ってみると柱の壮大さが分かります。

正面口のグレート・ウエスト・ドアから観光客は入れません。王室の人々の出入りや、儀式など特別なイベントの時だけ使われる入口です。チャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式では花嫁行列の時に使われました。

荘厳なカテドラル・フロア

いよいよ大聖堂の中にはいっていきます。ひと際目立つ祭壇の周辺は、第二次世界大戦中の空襲で被害を受けた後に再建されました。ドームに描かれた使徒パウロの天井画など、ほとんどの絵は今日までに修復・複製されています。19世紀のスモッグによる劣化のため、300年間で何度も修復されてきました。

ツアーに参加して隅々まで楽しもう

約90分のガイドツアーは入場料に含まれているので、ぜひ参加してみましょう。地元ボランティアの方で運営されているらしく、話しやすいガイドさんが多いです。撮影禁止ヶ所が多々あり、うっかりしていると注意されることも。映画「ハリーポッター」のホグワーツの階段として登場しているのは、ここのモザイク階段なんですよ。

ドーム天井のモザイクアートは一見の価値あり

ビザンチン様式の美しいモザイクアートは、息をのむほどの美しさです。スケッチブックに模写する学生や、涙ぐんでドームを見上げるお年寄りなど、みんなゆっくりと時間を過ごしています。

ザ・ギャラリーズに上って大聖堂を制覇

セント・ポール大聖堂の展望台は3つのギャラリーに分かれていて、それぞれに特徴があります。地上約84m、528段の階段を上っていくもので、階段の幅に余裕がないため、一度上り始めたら引き返すことが難しいです。途中引き返すエレベーターもないので、体調を良く相談して挑戦しましょう。

ウィスパリング・ギャラリーで音響の不思議を体感しよう

階段を257段上ると到着するこのギャラリーは、ささやきの回廊(whispering gallery)という意味で、人々の噂話を盗み聞きするために作られたという噂も。わずかな声でも振動が壁を伝わって反対側へ届くため、相手の声が聞こえるようになっています。

ドームの外へ出てストーン・ギャラリーへ

階段を376段上ると到着するこのギャラリー、石の回廊は名の通りドームの根元をぐるりと囲む石の塀に沿って歩けます。ベンチもあるので休憩することも。階段はここから一気に狭く急になってきます。

はるかなるゴールデン・ギャラリーへ到達

階段を528段上ってやっと到着する黄金の回廊はドームのてっぺんにある塔の根元に位置するギャラリーです。地上約84mの高さからはロンドンの美しい街並みが一望できます。風が強くとても寒いので、夏でも上着を準備したほうがよいでしょう。階段は下りも狭くて怖いので、壁や手すりにしっかり掴まってください。

ザ・クリプトに下りて地下墓地を探索

地下にはギフトショップ、カフェ、そしてなんと墓地もあります。地元の人も気軽に立ち寄りお茶を飲むので、怖い雰囲気はほとんどありません。

イングランドに貢献した有名人たちが眠る場所

ナポレオンと戦って功績を残し、のちに首相となったウェリントン公爵の墓は4頭のライオンに守られています。ほかにもネルソン提督など歴史上の人物が多く埋葬されているので、まるで博物館のよう。セント・ポール大聖堂を修復した建築家クリストファー・レンの墓もここにあります。

床を彩るモザイクタイルにも注目しよう

床一面に覆われたモザイクタイルは女性囚人たちが奉仕プログラムの一環として修復したもの。名前と職業が記されたタイルの下には、大聖堂の建築に関わった人々が埋葬されています。つまり、知らずに墓の上を歩いている可能性もあります。

観光の合間においしいティータイム

The Tearoom

セント・ポール大聖堂内では飲食禁止です。周辺や敷地内にカフェがたくさんあるので、行き帰りにぜひ寄ってみましょう。

The Tearoom(ザ・ティールーム)は敷地内にある伝統的なスタイルのティールーム。アフタヌーンティーは事前予約が必要なので、インターネットからの予約がおすすめです。ウェルカムドリンクのスパークリングワイン付きでも相場よりお手頃ですよ。各種サンドイッチ、スコーン、プチフールのケーキがセットが人気で、スコーンにつくジャムは季節ごとに変わり、ルバーブジャムなど自家製の味が楽しめます。

Alchemy Cafe

セント・ポール大聖堂から歩いてすぐ、カフェ激戦区の一角にあるモダンなAlchemy Cafe(アルケミー・カフェ)は、ウィンブルドン発のエスプレッソ専門店。通りまでコーヒーとキャラメルのいい香りが漂っています。

錬金術(アルケミー)という意味の店名にぴったりの、多彩なブレンドが楽しめるお店。チョコレートやブラックチェリーなど、さまざまなフレーバーのテイスティングができます。カリカリに焼き上げたトーストや各種ケーキが食べられ、ランチもおすすめです。

住所| 8 Ludgate Broadway,London EC4V 6DU, UK
営業時間|AM7:00 - PM5:00
定休日|毎週土曜日、日曜日
電話|0207-329-9904
公式サイトはこちら

セント・ポール大聖堂へのアクセス

電車での行き方

ロンドン地下鉄からの行き方は、それぞれ下記のような目安です。いずれの駅からも地上に出るとすぐにドームが確認できます。

  • セントラル線セント・ポールズ駅から徒歩2分
  • サークル線にあるディストリクト線マンション・ハウス駅から徒歩5分
  • サークル線にあるディストリクト線ブラックフライアーズ駅から徒歩5分
  • セントラル線を含む5線にあるバンク駅から徒歩7分

バスでのアクセス

市内バスなら4、8、11、15、17、23、25、26、56、76、100、172、242、521番に乗ると到着します。水上ボート(リバー・バス)で行くならブラックフライアーズ・ピアからは徒歩9分で到着です。周辺の路上には無料の駐輪場が多数あります。

住所| St. Paul’s Churchyard, London EC4M 8AD
営業時間|AM8:30 - PM4:30
定休日|なし
電話|0207-246-8348
公式サイトはこちら

まとめ

セント・ポール大聖堂では、教会内にある頂上のギャラリーからロンドンの街並みが見わたせます。周辺はカフェ激戦区で、人気のカフェが立ち並び散策にもぴったりです。