金剛山ロープウェイからの四季折々の絶景と登山を楽しもう

公開日:2019/2/4 更新日:2019/11/25

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出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。
何度でも行きたくなる関西一の絶景と名山!

大阪府と奈良県が境を接する紀伊半島北西部には標高1,000mを超える山々が連なります。その南部にそびえるのが金剛山。関西地方を代表する名山には季節の絶景が眼下に広がるロープウェイがあり、人々を山上の世界へと誘います。

金剛山ロープウェイに乗って関西の名峰へ気軽に登山

絶景を見ながら約6分で標高975mへ

金剛山(こんごうさん)は大阪府南河内郡千早赤阪村と奈良県御所市の境にあり標高1,125m、ここから北へつづく金剛山地の主峰です。ここに1966(昭和41)年4月に開通した金剛山ロープウェイは、山麓の千早駅(標高708m)から、山上にある金剛山駅(標高975m)までの路線全長1,323mを約6分間で結びます。

大阪府で唯一の村となる千早赤阪村のシンボル、さらに全国唯一の村営ロープウェイとして観光客や登山者に親しまれています。村の名称にちなんで1号機には「ちはや」、2号機には「あかさか」という愛称が付けられているのです。

まずは山麓の千早駅から乗車しよう

金剛山ロープウェイの料金は大人料金(中学生以上)と小人料金(小学生)の他に、回数乗車券や特別乗車券さらには団体乗車券などが用意されています。また季節によって営業時間が異なるため、特に帰りのロープウェイを利用する場合はあらかじめ下記公式サイトなどで、時刻表を確認しておきましょう。

自然ゆたかな千早赤阪村の風景がデザインされたロープウェイには、犬などのペットもいっしょに乗車可能ですが、リュックサック以外の手荷物は別途料金が必要。また平日のみ金剛山駅近くの香楠荘に宿泊し金剛弁当を予約している方は、料金が半額になる割引券が利用できます。

金剛山ロープウェイの魅力はやはり四季の景色

眼下の美しい風景に感じる季節の移ろい

ロープウェイの下に広がる広大な樹林は、季節それぞれに花を咲かせあざやかに色づいて、人々に季節の変化を実感させてくれます。とりわけ冬に見られる樹氷は息をのむ美しさ。金剛山の冬は厳しく登山は困難なので、ロープウェイの存在はありがたいですね。

紅葉の最盛期は10月中旬から11月上旬。途中に立つ2号支柱付近からは左手に大阪湾や関西国際空港、さらに快晴ならば淡路島まで望むことができるでしょう。この時期には往路は登山道を歩き、景色を楽しみたいために復路だけロープウェイを利用するという方も多いようです。

金剛山駅周辺には宿に日帰り入浴にキャンプ場も

新しく完成した木製テラスからの絶景

金剛山の新たな観光スポットとして、ロープウェイ金剛山駅のすぐ目の前にDiamond terrace(ダイアモンドテラス)が登場しました。テーブルと椅子そしてテラス本体もすべて木製、ここから眺める夕焼けの美しさは好評です。

登山前の食事と登山後の入浴はこちらで

金剛山駅から坂道を徒歩約10分の所には、香楠荘や、ちはや星と自然のミュージアムなどの施設があり、金剛山頂へはここから約30分を要します。香楠荘(こうなんそう)は宿泊や食事にトイレ利用、さらには有料で日帰り入浴も可能。金剛山の湧き水を使用した古代ひのき風呂で、登山の汗を流すのもいいでしょう。

香楠荘の食事処は山肌に張り出しており景色は抜群、テラスもあって夏期はバーベキューが楽しめます。名物の金剛弁当と、山の湧き水で仕立て上げた自家製そばが看板メニュー。地元の食品を中心にしたおみやげコーナーもありますよ。

ちはや園地は家族でのピクニックやキャンプに最適

ここは香楠荘のすぐ前にあるピクニック広場、その名のとおり家族みんなでお弁当を用意してのレジャーにぴったりでしょう。子供用のアスレチックコースはちょっとしたスリルが味わえ、記念撮影用のフォトスポットもあります。

ちはや園地には大阪府内最高所のキャンプ場があり、テントを持参しての宿泊が年間にわたって可能な他、夏の常設テントにバンガローも利用できます。バーベキューはもちろんピザ窯を使用した野外料理も楽しめ、初心者には園地スタッフが火の付け方などをアドバイスしてくれるでしょう。

また、ちはや星と自然のミュージアムを中心拠点にしてのガイドウォークや野鳥観察、さらには太陽観察や星空観察などさまざまなイベントが開催されています。金剛山の自然の中、家族で団体で忘れられない想い出を作りましょう。(写真はイカルという野鳥です)

Address 〒585-0051 大阪府南河内郡千早赤阪村1313-2
Hours 10:00-16:00
Closed 毎週火曜日と12月29日から1月4日
Tel 0721-74-0056
Web osaka-midori.jp/mori/chihaya/bbqCamp.html

短時間で登頂可能な金剛山には1万回登った人も



山頂からは大阪平野に大阪湾の景色が

金剛山駅でロープウェイを下車し、ちはや園を経由して約30分登って行くと金剛山山頂に到着します。短時間とはいえ登山に適した服装と準備が必要、特に冬期は4本爪の積雪時用簡易アイゼンがあると心強いでしょう。千早赤阪村観光協会が発信するライヴストリームで、金剛山頂の天候が確認できます。

葛木神社の巨大掲示板には登山者の名前が

標高1,125mの金剛山頂最高地点は葛木神社本殿裏の神域となっているため立入禁止、大阪平野が見渡せる国見城跡の広場が一般的に山頂とされています。ここ金剛山には何度も登る人が多く、何と1万回以上登った人もいるとか。登山回数を記録するという独自のシステムがあり回数登山が行われているのです。

この回数登山に挑戦する方は山頂の売店にて金剛登山回数表を購入し、登るごとに捺印所にて押印を頂きます。50回を超えれば金剛練成会に入会とともに葛城神社の掲示板に氏名が掲載され、100回を超えれば記念のメダルや盾が贈与される表彰式が行われるのです。ありがたいのはロープウェイを使用して登頂しても、登頂回数が認められることでしょう。

金剛山ロープウェイが特別運転される日とは

元日と大花火大会日の臨時運行

金剛山は登るだけではなく、初日の出スポットや花火観賞スポットとしても有名です。初日の出を拝む元日には早朝臨時運行が、日本最大の花火・PL花火大会開催日の8月1日には夜間特別運行が実施されており、いつもとはちがう金剛山を体験できるでしょう。

しかしここは標高1,000mを超える金剛山、いったん天候が悪化すれば想像を絶する強風や風雨が吹き荒れて冬は積雪もあります。台風や低気圧接近時など悪天候の場合は安全を考慮し運休となるので、公式サイトで確認しましょう。

現在運行停止中のため注意

金剛山ロープウェイは現在、山上のロープウェイ駅舎(金剛山駅)の耐震強度に問題が発生し、安全が確保できないため3月15日より運行停止しています。ホームページには2020年5月末頃には耐震診断の最終報告が出される予定とありますので、ホームページを見ながら再開時期を確認してください。

金剛山ロープウェイへのアクセス

公共交通機関での行き方

大阪または堺方面から、なんば駅始発の南海電鉄高野線を利用し約30分、または古市駅始発の近鉄長野線を利用し約20分で、両社が建物を共有する河内長野駅にて下車。ここから南海バスの3番乗り場(ロータリー)へ移動します。

そして南海バス小深線の金剛山ロープウェイ前行きに乗車し、約40分の終点にて下車。または近鉄長野線の富田林駅から、金剛バス千早線の千早ロープウェイ前金剛登山口行きに乗車し、約35分の終点にて下車します。距離はいずれも16km程度です。

バス停からは写真奥に見える坂道へ行き途中には公衆トイレがあり、そして10分ほど歩けば千早駅に到着。こちらの公衆トイレには水道があるため、靴の泥を洗い落とすことができます。また、山登りの装備を外す場所でもあります。

車での行き方

京奈和自動車道の五條北インターチェンジから約24kmの距離。ここから県道261号線、国道310号線、府道214号線、府道705号線を経由して金剛山ロープウェイ前に到着します。駐車場は大阪府立金剛登山道駐車場(有料・180台可)と民間の千早駐車場(有料)が最も近距離でしょう。

また無料駐車場は水越峠の大阪府側に1ヶ所、奈良県側に2ヶ所ありますが、ここからロープウェイ駅までは、金剛バスに乗車し約40分を要する長距離となります。なお、障害者手帳保有者は千早駅すぐ下の駐車場まで入車が可能です。

Address 〒585-0051 大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早9
Hours 9:00-17:00(10月から3月)、9:00-17:00と土日のみ18:00(4月から7月と9月)、9:00-18:00(8月)。
Closed 要問合せ
Tel 0721-74-0128
Web https://seesawiki.jp/w/kongosan_ropeway/

まとめ

金剛山ロープウェイの魅力といえば、やはり車窓から望むその絶景でしょう。春夏秋冬その景色は彩りを変え、思わずわあっと歓声を上げたくなります。何度も何度も金剛山を訪れる人が多いのもうなずける、全国唯一の村営ロープウェイへ来てみませんか。