熊野三山のひとつ熊野那智大社。日本一大きな那智の滝も堪能しよう

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トラベルパートナー: Chii

出身地は大阪、関西とヨーロッパと南国が得意です。日本では神社仏閣巡りと公園巡り、海外では中世の町並みやお城を訪れたり、南国の島々で絶景を写真に撮るのが好きです。一緒に行くのは主人や子供達と、近場なら一人で訪れます。

景色も綺麗やさけ、忘れず寄ろらよ~

和歌山県那智勝浦町にある熊野那智大社は、世界遺産にも登録されている熊野三山のひとつです。日本三大名瀑に数えられる、大迫力の那智の滝は必見。知っておくとより楽しめる、熊野那智大社についての概要やおすすめポイントをご紹介します。

熊野那智大社とは

紀伊山地の霊場と参詣道の一部として、世界遺産に登録されている熊野那智大社。その歴史は古く、なんと約2700年前まで遡るといわれています。霊験あらたかな熊野那智大社の、基本情報や由緒を概観しておきましょう。

熊野三山の中の一社

世界遺産にも登録されている熊野三山とは、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の三社を指します。熊野那智大社は那智山の標高500メートルほどの地点にあり、一段の滝では日本一落差が大きな滝である那智の滝を祀る原始信仰を起源として、熊野三山の中では最も後に建立されました。

神社と寺院がすぐ隣に

熊野三山の中で最も神仏習合時代の名残りが色濃い熊野那智大社。神社の境内といっても過言ではない距離に、青岸渡寺(せいがんとじ)という寺院が隣接しています。那智山熊野権現や那智権現とも呼ばれていた時期もあります。

熊野那智大社のはじまり

熊野那智大社は約2700年前、神武天皇が那智の滝を神として祀ったのがはじまりとされています。神武天皇が熊野灘から上陸し那智山に見つけた光り輝く那智の滝を、大己貴命(おおなむちのみこと)の御神体として祀りました。

蟻の熊野詣と言われるまで

現在は熊野那智大社の別宮である飛瀧神社がある場所に本殿がありましたが、317年に高台に移され今に至ります。新しい社殿では、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神とする12柱の神々が祀られました。平安時代以降は皇室だけでなく庶民からも信仰の対象とされ、全国から参詣者が訪れ蟻の熊野詣と言われるまでになりました。

熊野那智大社の境内を散策

参道を登り熊野那智大社へ

やっとの思いで階段を登りきると辿り着く境内には、朱塗が美しい社殿が建ち並んでいます。国の重要文化財に指定されている熊野那智大社社殿六棟だけでなく、宝物殿や八咫烏(やたがらす)の像も必見です。

参道入り口までは車で行けますが、道の両側におみやげ屋が立ち並ぶ参道は徒歩。473段もの階段を登り切ると、熊野那智大社の一の鳥居に辿り着きます。一の鳥居で道が二つに分かれており、鳥居を抜けて進むと熊野那智大社へ、もう一方に向かうと青岸渡寺へ到着します。

階段を登り切ると境内

階段を登り切り鳥居をくぐると熊野那智大社の境内に入ります。きれいな朱塗の拝殿は、背景になっている山の緑とのコントラストがとても美しい建物。拝殿のすぐそばには、同じく朱塗の宝物殿が建てられています。中央には神武天皇を導いたとされる八咫烏の像も。

社殿は国の重要文化財に指定

熊野那智大社社殿六棟は、中世以降の神社建築を良質な状態で保存している規模が大きな建築物で、国指定重要文化財です。江戸時代後期1851から54年に再建されました。社殿は熊野権現造りで建築されており、切妻造で妻入り、御簾の奥は蔀戸(しとみど)です。一番大きな第四殿には主祭神である熊野夫須美大神が祀られています。

東向きの社殿も

熊野本宮大社や熊野速玉大社では社殿は横一列に並んでいますが、熊野那智大社では土地の事情もあり、第六殿はほかの社殿に対して直角に建てられています。梁間二間の八間社流造(はっけんしゃながれづくり)の第六殿には、9柱の神が祀られています。同じように東向きに造られた御縣彦社(みあがたひこしゃ)は、梁間一間の一間社流造です。

胎内くぐり

境内にある楠の大木は熊野那智大社の御神木で、那智の樟(くす)と表記されています。平重盛が熊野那智大社に参詣した際に手植えしたとされる樹齢およそ850年の楠は、樹高およそ27メートルと巨大。根元の幹は空洞化しており、中を通り抜けることもできます。

胎内くぐりで無病息災

樟霊社(しょうれいしゃ)の胎内くぐりは、護摩木を持って御神木の空洞を通り抜けて無病息災を祈願します。洞窟のような内部に設置されている急な階段を上がります。とても小さな穴を抜ける胎内くぐりは、自然の神秘やパワーが感じられるのではないでしょうか。

ご朱印と烏牛王神符

授与所では、日本第一霊所という印が押された御朱印をいただけます。熊野那智大社はもちろん、御縣彦社の御朱印もあります。また、お守りやお札、おみくじも是非手に取ってみてください。節分のご祈祷の際にいただける災難除けのお札鬼面札には、注連縄に封じ込められた赤鬼と青鬼が摺られています。

烏牛王神符は魔除けのお札

烏牛王神符(からすごおうしんぷ)は熊野特有で、熊野信仰の人々を災厄から守ってきた歴史ある魔除けのお札。八咫烏をモチーフとして72羽のカラスが描かれており、那智の滝の水で摺った墨で神職が奉製しています。

那智の滝でパワーをもらおう

飛瀧神社も訪れよう

飛瀧神社は那智の滝自体を御神体とし、大己貴命を御祭神とする熊野那智大社の別宮。自然崇拝の名残りで本殿はないので、祈願所と御滝拝所でお祈りをします。鳥居をくぐり木々の間を通る石段を下ると、遥拝所に着きます。

延命長寿の水が飲める

花山天皇が延命長寿の仙薬を那智の滝の滝つぼに沈めたことから、那智の滝つぼの水は延命長寿の水といわれています。御滝拝所手前にある龍の口にて、延命水と伝えられる滝つぼの水を飲めます。延命水を飲む神盃は有料ですが、記念に持ち帰ることができます。

那智の大滝は大迫力

日本三大名瀑に数えられることでも有名な那智の滝は、自然信仰の御神体として祀られているありがたいスポット。観覧舞台から見られる、凄まじい勢いで流れ落ちていく滝は圧巻です。

那智にある大雲取連山には数多くの滝が流れており、中でも落差が一番大きい一の瀧が有名な那智の滝です。高さ133メートル、滝つぼの深さ10メートル以上と大きく、毎秒1トンもの水量が流れ落ちているといわれています。是非近くで大迫力の那智の滝を見上げてみてください。

住所|〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山2
営業時間|AM9:00~PM5:00
定休日|年中無休
電話|0735-55-0321
公式サイトはこちら

青岸渡寺も忘れずに

熊野那智大社のすぐ隣にある青岸渡寺

熊野那智大社のすぐそばにある青岸渡寺は西国三十三所第一番札所で、熊野那智大社とともに世界遺産に登録されています。青岸渡寺の境内にある三重塔付近からは那智の滝が望め、三重塔と那智の滝の共演はメディアでもよく取り上げられる絶景ですので、忘れずに写真におさめてくださいね。

熊野那智大社と一体であった歴史もあり、花山天皇の西国三十三所観音霊場巡礼の出発地点でもあります。青岸渡寺の本堂は熊野那智大社の拝殿とほとんど隣接しており、鳥居で境界を越えるだけであっという間に行き来できます。熊野那智大社に参られた際は、青岸渡寺も是非訪れてみてください。

住所|〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山8
営業時間|AM5:00~PM4:30
定休日|年中無休
電話|0735-55-0401
公式サイト|なし

熊野那智大社へのアクセス

公共交通機関での行き方

公共交通機関では電車とバスを乗り継げばアクセスが可能です。新大阪から特急くろしおに乗り約4時間、JR紀勢本線の紀伊勝浦駅で下車します。熊野交通バスに乗り換え約30分で着く那智山バス停で下車し、約10分ほど歩いていくと熊野那智大社に到着します。

車での行き方

大阪市内からは阪和自動車道に乗り、紀勢自動車道のすさみ南インターから国道42号線を経て那智勝浦町へ約4時間で到着。有料ですが駐車場も完備されており、30台ほど停められます。おすすめルートの大門坂にある駐車場は無料で利用可能。熊野那智大社が近づいてくると、車内から那智の滝が見えてきます。

住所|〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
営業時間|AM8:30~PM4:30
定休日|年中無休
電話|0735-55-0321
公式サイトはこちら

まとめ

世界遺産の一部として登録されている熊野那智大社は、由緒ある霊験あらたかな神社。信仰のはじまりの地である那智の滝は、日本三大名瀑といわれるだけあって圧巻の迫力です。境内にある巨大な御神木での胎内くぐりや、すぐそばにある青岸渡寺へのお参りも欠かせません。お参りの後は、勝浦の海を眺められる熊野カフェでのランチもおすすめです。

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