兼六園は日本三名園の一つに数えられる江戸時代の大名庭園

公開日:2019/2/13 更新日:2019/11/27

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北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。
四季折々の美しさが魅力!年中楽しめる兼六園においであそばせ

石川県金沢市の中心部にある兼六園は、江戸時代に作られた広大な池泉回遊式庭園です。その庭の美しさは岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と並んで日本三名園のひとつに数えられ人気の観光スポットとなっています。今日は兼六園の四季折々の楽しみ方と周辺の観光名所をご紹介します。

日本三大名園、兼六園で四季を堪能しよう

珍しい菊桜が見られる春の兼六園

兼六園は石川県金沢市にある日本庭園。日本三名園の一つで国の特別名勝としても名高い観光スポットです。兼六園は江戸時代の代表的な大名庭園で、江戸時代を代表する池泉回遊式庭園として知られています。これらは歴代の加賀藩主が長い年月をかけて形づくってきたもので、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と並んで日本三名園に数えられています。

宏大(こうだい)で幽邃(ゆうすい)、人力と蒼古(そうこ)、水泉・眺望という6つの景観を兼ね備えるところから兼六園と名づけられ、長寿と永劫の繁栄が託されています。四季折々の見せ場を持つ兼六園でも素晴らしいのは春の桜です。

兼六園の菊桜は日本唯一の天然記念物として有名で、一つの花に花びらが300枚も重なっているのが特徴です。ここでしか見られない美しい桜で、日本さくら名所100選にも選ばれています。夜間はライトアップされ、格別の夜桜を楽しむことができますよ。

新緑の中に彩りがある夏の兼六園

5月の兼六園は新緑真っ盛りになり、初夏の訪れを楽しむ観光客で賑わいます。特に新緑の鮮やかな美しさと、カキツバタやツツジ、サツキなどの可憐な花々のコントラストは清々しく人気があります。公園内では249種類ものキノコが発見されていることでも有名な園内では、初夏から秋にかけてキノコ探しが楽しめます。

紅葉が楽しめる秋の兼六園

徐々に初秋の装いとなる兼六園は中秋の名月にあわせて特別開園が行われ、美しい庭園でお月見を楽しめます。また、10月から11月にかけて紅葉や秋の七草、十月桜も見頃を迎え、公園内は絵画のような美しさに染まります。紅葉が最高潮に達する11月には、冬に向けての雪吊りの作業も同時に見ることができますよ。

幾何学模様の雪吊りを望む冬の兼六園

木の頂点から縄を広げ、北陸地方特有の重たい雪で枝が折れるのを防ぐ雪吊りは、兼六園の冬の風物詩です。美しい幾何学模様が冬の光景にアクセントを与え、雪景色もまた鮮やかに見えてきます。特に園内随一の枝ぶりを誇る唐崎松の雪吊りはスケールも大きく圧巻です。

ここは必見、兼六園のおすすめスポット

兼六園のシンボル、徽軫灯籠

霞ヶ池の北岸にデザインされた兼六園を代表する景観です。高さが2.67mもあり、足が二股になった徽軫灯籠(ことじとうろう)は、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付けられたそうです。ここは記念写真を撮影する人気スポットで、虹橋には写真を撮る観光客で行列ができることも珍しくありません。

根上松はせり上がった根の迫力がすごい

大小40数本もの松の根が地上2mにまでせり上がった根上松(ねあがりまつ)。これは13代藩主 前田斉泰(なりやす)が土を盛り上げて若松を植え、成長後に土を取りのぞいて作り上げたものだそうです。その力強く生命力に満ちた松の立ち姿は、見る人に底知れぬ樹木のパワーを教えてくれますよ。



日本武尊像と明治紀念之標

兼六園の中央には、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像と、西南戦争で戦死した石川県の戦士強度軍人の霊を慰霊する明治紀念之標が建てられています。日本武尊像は、富山県の高岡で造られた日本最古の銅像で、身長は5.5メートルもあり、美しい庭園に立つ凛々しい姿が印象的です。

霞ヶ池

兼六園の中央には園内で一番大きな霞ヶ池があります。その大きさは約5800平方キロメートル。中央には不老長寿を表す蓬莱島と呼ばれる亀の形をした島が浮かんでいます。よく手入れされた池には鯉などの魚が優雅に泳ぎ、カモやサギなどの鳥類が羽を休める姿が見られます。

美しい花に思わずうっとり 花見橋

花見橋は擬宝珠(ぎぼうし)の欄干がある木橋の呼び名で、橋から見える花々の眺めがすばらしいことから花見橋という名前がついたそうです。緩やかに流れる橋の曲水に沿って色とりどりの花が咲き、その色彩のグラデーションの美しさには思わず息を飲むほどです。

枝ぶりが見事な唐崎松

13代藩主斉泰が、近江八景の一つである琵琶湖畔の唐崎松から種を取り寄せて育てた黒松です。兼六園の中で最も枝ぶりが見事な松として有名で、その姿の美しさに感動することでしょう。また雪の重さから松の枝葉を守る唐崎松の雪吊りは、冬の兼六園の風物詩となっています。

白山山系を望む眺望台

兼六園の名勝の一つである眺望。その雄大な眺めを楽しめるのが眺望台です。遠く白山山系をはじめ、スキー場でも有名な戸室山、医王山を見渡せます。お天気が良ければ市街地の向こう側に広がる日本海や能登半島も見えますよ。桜の時期は満開の菊桜が一面に広がり、また格別の眺めを楽しめます。

兼六園周辺のおすすめスポット

前田家の先祖、菅原道真を奉斉する金澤神社

兼六園の近辺には歴史と美観を両方とも堪能できる観光スポットがいっぱいです。兼六園の随身坂口にある金澤神社には、藩主の前田家の先祖で学問の神様としても有名な菅原道真公が祀られています。

金澤神社は元々加賀藩主の祈願所として創建されたもので、庶民の参拝は許されていなかったそうですが、兼六園が一般公開された明治7年からは一般の人も自由に参拝できるようになったそうです。境内には「いぼとり石」という不思議な石があり、体にイボができたときには、この石に患部を当ててこすると取れると言われています。

Address 〒920-0936 金沢市兼六町1-3
Hours 終日開放
Closed 無休
Tel 076-261-0502
Web http://kanazawa-jj.or.jp/


加賀藩前田家奥方御殿、成巽閣

金澤神社からほど近い場所には、文久3年(1863年)に13代藩主の前田斉泰が母・真龍院の隠居場所として建てた成巽閣(せいそんかく)があり建物は国の重要文化財に指定されています。ここには前田家の奥方たちが大切に守ってきた煌びやかな衣装や、美しい所蔵品を展示室で見ることができます。また、美しい日本庭園や、様々な色壁を用いた部屋などは個々に違いがあり、女性への繊細な心遣いが伺えます。

Address 〒920-0936 金沢市兼六町1番2号
Hours 午前 9:00~午後 5:00(入館は午後 4:30まで)
Closed 毎週水曜日、年末年始
Tel 076-221-0580
Web http://www.seisonkaku.com/index.html

加賀藩主前田家の歴史を感じる金沢城公園

兼六園観光協会案内所の近くに石川門があり、そこから金沢城公園へ入れます。本丸附段にある2層2階の多聞櫓、三十間長屋と、天明8年(1788年)に再建された石川門は国の重要文化財に指定されています。また、尾坂門にある鏡石をはじめ多種多様の珍しい石垣があることでも有名です。加賀藩主前田家のデザイン的な工夫も所々で感じることができるでしょう。

Address 〒920-0937 石川県金沢市丸の内1番1号
Hours 3/1~10/15 7:00~18:00 10/16~2月末 8:00~17:00
Closed 年中無休
Tel 076-234-3800
Web http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/index.html

兼六園へのアクセス

バスでの行き方

北陸鉄道の北鉄バス一日フリー乗車券は金沢観光に大変便利です。このチケットで兼六園まで行く事ができますよ。兼六園下・金沢城(石川門の向い側)8番の停留所で下車すると、桂坂口の出入り口(料金所)がすぐ近くです。

車での行き方

北陸自動車道金沢西ICか金沢東ICから約30分で到着します。金沢森本ICからは約20分です。駐車場は兼六園下交差点近くの兼六駐車場(有料)の利用が便利です。

Address 〒 〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
Hours 【3月 1日~10月15日】7:00~18:00 【10月16日~2月末日】8:00~17:00
Closed 無休
Tel 076-234-3800
Web http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/

まとめ

四季折々の美しい姿を見せる兼六園。加賀藩主が長い年月をかけて築き上げた、自然が織り成す美しさは必見です。庭園すべてが美的なデザインになっていて、どこをどう撮ってもすべてが絵になることにも驚くはずですよ。金沢を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。