岩村城跡は日本三大山城のひとつ。要害堅固の山城は今でも姿を残している

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トラベルパートナー: bee

私の出身地は大阪です。在職中は国内各地を仕事でまわりましたが、今は気のむくままに向かう小さな旅先で出会う風景写真を撮り楽しんでいます。新緑映える山尾根歩きや古人訪ねる歴史探訪の旅が気に入り面白いです。

岩村城は戦国時代末期さ女城主の悲すい物語ど霧ヶ城伝説残るごどがら呼ばれる別名霧ヶ城

歴史ロマンを感じながら散策ができると人気のスポットが岩村城跡です。日本三大山城の一つにも数えられ、城跡の本丸からは美しい風景を眺められるのも魅力的。かつての城下町はノスタルジックの雰囲気で、ふらふらと散策するだけでも楽しめるでしょう。ここでは、岩村城跡の見どころや魅力、楽しみ方などについてまとめてみました。

岩村城跡について

山頂にある城跡杭

岐阜県恵那市にあった岩村城はもともと、天然の要害を利用した堅固な山城でした。城跡には、岩村城の歴史を語る案内板もあるので、詳しい歴史も知ることができます。奈良県にある高取城、岡山県に建つ松山城と並び日本三大山城の一つとして知られています。標高717mの場所に建ち、高低差180mという天嶮の地形を利用した城は、要害堅固と高く評価されていました。

山頂本丸跡地の案内板

本丸の石垣の上には納戸櫓など二重櫓が2棟、多門櫓2棟がありました。岩村城の本丸は標高717mの場所に建っていたと言われ、これは当時のお城の中ではもっとも高い場所でした。本丸跡の東曲輪は、二の丸あかず門にまで伸びる細長い曲輪となっています。

岩村城跡歴史が書かれた案内板

鎌倉時代、源氏の棟梁だった源頼朝の重臣、加藤景廉がこの地の地頭となり創築したと伝わっています。岩村城は、加藤景廉の息子だった加藤景朝が築城し、そこから城の歴史がスタートします。山頂にある八幡神社には加藤景廉が祀られ、現在でも息子景朝を神体とする神輿が城下町を通る祭りがありますよ。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町209-4
営業時間|AM8:30-PM17:15
定休日|なし
電話|0573-32-1109
公式サイトはこちら

晴天下の岩村城跡本丸

本丸からの展望

百名山にも数えられる恵那山(えなさん)からは、岩村の街並みも見通せます。本丸跡は広くなっており、攻め寄せる敵方から見えにくくするため木々に覆われているのも特徴。本丸跡左奥にある昇竜の井戸は、山頂にある井戸にも関わらず水が尽きることがなかったのだとか。

歴史ロマン残る六段壁の石垣

城跡の本丸虎口にある石垣は六段壁で重厚な造りとなっています。虎口は敵を迎え撃つための重要地点であり、その城における軍事機密の集大成。六段壁は岩村城跡における見どころの一つであり、名前通りそそり立つ六段の石垣が特徴。崩落防止のための補強で、石積みを繰り返しながらこのようになったのだとか。

歩きも楽になる大手門

大手門に建つ案内板

道も平坦になり、かなり歩きやすくなった山道の脇には、カラー図も用いた案内板があります。この看板の裏側に菱櫓台が、向かいに俄坂門(櫓門)があります。山の地形を考えた上で石垣を積み、その結果菱形になりました。山城特有であり、その上の建造物においても菱形になった櫓です。

霧ヶ城の由来ともなった霧ヶ井

大手門を過ぎていくと、山道脇に井戸の案内看板があります。かつて、霧ヶ井に秘蔵の蛇骨を投げ入れると、あたりに霧が立ち込めあっという間に城を覆い隠したという伝説も。現在でも井戸からは冷たい湧水がでていますが、飲むことはできません。

岩村城跡入り口にも見どころが

仮門の石畳から一の門に

初門の石畳を登っていくと一の門に。多少きつい登りが続くので無理せず進みましょう。土岐門あたりになると、周りの景色を楽しむ余裕も出てくるでしょう。ここでしか見られない景色もあるので、ぜひじっくり見ておきたいところ。本丸までの山道途中の看板には目安案内もあるので、ポイントごとに残りが何メートルなのか記載されています。これなら安心ですね。

岩村城跡入り口の案内看板

案内標識からほど近いところにある、山麓の武家屋敷跡を使った下田歌子勉学所。岩村藩士の子として生まれましたが、決して裕福とは言えない家で育ち、苦難の中で勉学に励みました。苦しい環境の中でも、素晴らしい和歌を作るなど類まれなるセンスと地頭のよさを発揮した神童。岩村町の偉人でもある下田歌子は、実践女子学園を創設した女子教育の先駆けとしても有名です。

城下町は重要伝統的建造物群保存地区

岩村城太鼓櫓

藩主邸跡は城跡の登城口手前にあり、岩村城太古櫓が目印のように存在。そこをそのまますぎていくと、岩村藩藩主邸跡があり、民俗資料館と歴史資料館があります。観光シーズンには多くの観光バスもやってきますし、賑わいを見せます。

ノスタルジック漂う城下町

人気の連続テレビ小説「半分青い」のロケ地にもなったフクロウ商店街は、岩村町本通に。女城主ゆかりの城下町は歴史風情が漂い、ノスタルジックな雰囲気も満載です。江戸時代の街並みを随所に色濃く残しており、散策していると城主になったような気分も味わえるでしょう。

周辺のおすすめ食事処

岩村駅前のレストランかわい

庶民価格のお店なので、気軽に利用できるのが魅力的。おすすめはお昼の定食で、味はもちろんボリュームも満点なのできっとお腹も満たされるでしょう。地元のお酒 女城主も人気。中華そばはほどよい塩加減が癖になりそうです。また、ひつまぶしと恵那鶏唐揚げの美味しさは格別なので、ぜひ味わってみましょう。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町領家2368-1
営業時間|AM11:00-PM14:00 PM17:00-PM21:00
定休日|毎週月曜日及び第三月火曜日
電話|0573-43-2508
公式サイトはこちら

小腹満たす名物の五平餅

串刺しの五平餅は、手軽に食べられるご当地フードの一つ。岐阜や長野などを中心に、餅を焼いてタレを付けて食べるという郷土料理に発展しました。長いあいだファンに支持され続ける専門店なので、訪れたときにはぜひ口にしてみましょう。手軽に食べられる五平餅は、食べ歩きにもピッタリのご当地フードです。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町1575-2
営業時間|AM9:30-PM18:30
定休日|毎週月曜日
電話|0573-43-2035
公式サイトはこちら

岩村城跡へのアクセス

電車での行き方

JR恵那駅に隣接している明知鉄道の起点、恵那駅で乗車しローカル線岩村駅に向かいます。恵那駅から岩村駅までの所要時間はだいたい約20分ほどとなるでしょう。岩村駅の両隣の駅は、江戸時代から薬湯で名をはせた花白温泉駅と、ご利益があると言われている極楽駅となります。

車での行き方

車で訪れる場合だと、岩村町歴史資料館駐車場に車を停め、登城坂を経由します。だいたい徒歩30分ほどで現地に到着するでしょう。徒歩での登城をできるだけ避けたいのなら、城跡本丸のすぐ下にある出丸広場に、少し狭い駐車場があるのでそちらを利用してください。駐車場によっては事前確認が必要になるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。桜や紅葉の時期、祭日、連休などは駐車場も混みやすくなります。注意してください。

住所|〒509-7731 岐阜県恵那市明智町445-2
営業時間|なし
定休日|なし
電話| 0573-54-2515
公式サイトはこちら

まとめ

岩村城跡に立ち、石垣などを眺めているとさまざまな思いも抱いてしまいます。歴史ファンでなくても、歴史ロマンを感じられずにはいられないでしょう。城下町ではノスタルジックな雰囲気の中散策もできますし、このエリアならではのご当地グルメも堪能できます。