有馬温泉は秀吉も愛した日本最古の温泉。金泉と銀泉にゆったり浸かろう

トラベルパートナー: ASAHI

兵庫県出身。 関西を中心に、たまーにアジアの情報を発信します。 気ままな日帰り一人旅とノリノリ親子旅が母になってからのお気に入り。 悠久の歴史と自然まとえるスポット探して日々さすらっております。 親子で遊べる場所もご紹介~

エリアによって温泉の成分がちょっとづつちゃうねんて~

兵庫県にある有馬温泉は、日本を代表する温泉街のひとつ。神戸からほど近い場所にありながら、歴史と伝統を感じさせる雰囲気のあるエリアです。世界的にも珍しい豊かな泉質の温泉はもちろん、新旧さまざまなタイプのお店など、いろいろな魅力に溢れた有馬温泉。ファミリーにもカップルにも、海外の方にも大人気の有馬温泉について徹底解説します。

有馬温泉の湯と歴史は奥深い

兵庫県 六甲山地北側の山峡にある有馬温泉は、日本最古の温泉ともいわれているスポットです。療養泉に指定されている9つの主な成分のうち、7つの成分が含まれている有馬温泉は世界的に見てもとても珍しい温泉。湧出する泉質は、有名な金泉・銀泉です。

有馬温泉の湯を肌と舌で存分に味わおう

金の湯から有馬温泉ワールドへ

有馬温泉には公的温泉がふたつあります。まずは、こちらの金の湯。湯が空気にふれて変色した赤色が特徴的な、金泉の湯を楽しむことができます。建物入りの反対側にある無料の足湯には、いつもたくさんの観光客の姿が。メインストリートの出入口ともいえるエリアにあるので、温泉街を散策した足の疲れを癒すのにピッタリですよ。

銀の湯で炭酸泉を堪能

金の湯よりも奥まった場所にあるもうひとつの外湯が、こちらの銀の湯。二酸化炭素泉の透明な銀泉は、さらっとした肌触りが特徴。お寺が密集するエリアを抜けた場所にある ねがい坂を進んだ先にあり、風情のある通り沿いに建っています。金の湯よりも混雑していないので、時間帯によってはゆったりと温泉を楽しむことが可能。

炭酸泉源で温泉水を飲んでみよう

こちらは炭酸泉源公演にある泉源の写真。飲料用の水場が設置されていて、炭酸ガスを含んだ温泉を飲むことができます。この泉源は、有馬温泉名物の炭酸せんべいの名前の由来にもなりました。かつては、この温泉に砂糖を加え、サイダーにして飲んでいたのだそう。有馬サイダーのてっぽう水も、有馬温泉の名産品になっています。

有馬温泉街をゆるりと散策

親水公園は温泉街の玄関口

温泉で温まったあとは、有馬温泉街を歩いてみましょう。有馬温泉の玄関口にある親水公園は、太閤橋とねね橋の間にわたって広がっています。川の水のせせらぎが気持ちよく、散策するのにちょうどいいスポット。また、太閤橋の交差点にある湯けむり広場には大きな噴水や豊臣秀吉の像が。こちらも小休憩スポットとしておすすめです。

湯本坂でノスタルジックな気分に

湯本坂は有馬温泉のメインストリート。いくつもの土産物店や飲食店が立ち並んでいます。格子や木戸のある日本的な雰囲気の店舗が多いので、歩いているだけで温泉気分に浸れるエリア。炭酸せんべいや佃煮などを扱う老舗店から、豆腐のスイーツや明石焼屋といった個性的な店まで、さまざまなジャンルの店舗が揃っています。

寺田町界隈で魔除け発見

温泉街の中でも寺田町とよばれているエリアでは、たくさんの鬼瓦を目にすることができます。魔除けや邪気除けとして作られている鬼瓦は、その恐ろしい形相が悪いものを払ってくれると信じられている存在。また、銀の湯の建物前には祝聖文(しゅくしょうもん)というお経の一部が書かれている土壁もあり、フォトスポットとして人気です。

有馬温泉の見どころは街並みだけじゃない

有馬玩具博物館

有馬温泉には、有馬玩具博物館というミュージアムもあります。グリコのデザイナーだった加藤裕三が監修した博物館で、金の湯の足湯のちょうど向かいに建っています。1階の博物館受付までは無料で入館でき、そのそばにはおもちゃやお土産を販売するショップも。1階だけでもたくさんのおもちゃを見ることができます。

博物館の中では、ドイツの伝統的な木製工芸品など、ヨーロッパを中心にした多種多様なおもちゃとふれあうことが可能。

太閤の湯殿館で秀吉の時代にタイムスリップ

太閤の湯殿館は、極楽寺に併設されている施設。かつて太閤秀吉が利用していた湯山御殿の発掘資料館です。極楽寺と念仏寺にまたがる広いエリアにあった湯山御殿。太閤の湯殿館では、湯山御殿が出土した状態での遺構を見学することができる上に、当時の入浴の様子や風呂文化の変遷などを学ぶことができます。

有馬温泉街の寺社巡りで歴史探訪

歴史がある有馬温泉には、神社や寺もたくさんあります。念仏寺は、豊臣秀吉の正室だった ねねの別邸跡とされている美しい庭で有名なスポット。庭にある樹齢250年の沙羅双樹は、6月になると見事な花を咲かせます。温泉寺と極楽寺も近くにあり、有馬温泉が神社仏閣好きにもおすすめの温泉街だということがわかります。

有馬温泉ならではのお店によってみよう

芸奴Cafe 一糸で芸奴さんとのふれあいを

芸奴Cafe 一糸(いと)は、芸奴さんが踊るための舞台があるのが特徴。月に2回、ドリンクをオーダーするだけで芸奴さんの舞を楽しめるという機会が設けられています。有馬温泉のメイン通りである湯本坂からは少しそれた路地裏にあり、芸奴さんがいるお店は兵庫県で唯一ここだけ。

住所|〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町 821
営業時間|AM11:00-PM15:00
定休日|毎週水曜日・木曜日
電話| 078-904-0197
公式サイトはこちら

FLOWERSのアメリカンフードで違う有馬を感じよう

こちらは、アメリカンフードを楽しめるカフェ&デリ。湯本坂にある妬湯(うわなりのゆ)から路地を入っていった、妬泉源のある通り沿いにあります。店内にはガラス張りのカウンター席やテラス席があり、有馬温泉の雰囲気を感じながら軽食をいただくことができます。メイン通りからは外れているので、特に平日はゆっくりくつろげておすすめ。

住所|〒651-140 兵庫県神戸市北区有馬町1021
営業時間|AM10:00-PM20:00
定休日|なし
電話|078-903-5700
公式サイトはこちら

有馬籠で伝統工芸に感嘆

寺田町界隈にあるこちらのお店では、有馬の殿と工芸である有馬篭を扱っています。今では有馬篭をつくっているのはここ1軒のみ。家族3世代にわたる3人の職人さんが製作していて、籠以外にもさまざまな竹の工芸品が揃っています。有馬の工房で有馬篭について勉強してから訪問すれば、より工芸品への理解を深めることができますよ。

住所|〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町1049
営業時間|AM10:00-PM5:00
定休日|毎週水曜日
電話|078-904-0364
公式サイトはこちら

有馬温泉へのアクセス

電車・バスでの行き方

有馬温泉までは、電車で大阪から約1時間、京都・姫路から約1時間30分、神戸からは約30分かかります。神戸電鉄の有馬温泉駅で下車してください。バスの利用も便利。阪急バス・神姫バス・さくらやまなみバス・高速バス 有馬エクスプレス号、または有馬エクスプレス京都号の各停留所から有馬温泉を目指しましょう。

車での行き方

車を利用する場合は、大阪・京都・姫路からはいずれも約1時間、神戸からは約20分かかります。阪神高速7号北神戸線・西宮山口南ICから約3分、有馬ICからは約5分。有馬街道・芦有ドライブウェイから芦有ゲート前を通ってすぐです。また、中国自動車道や山陽自動車道を利用する場合は、西宮北ICから約20分になります。

住所|〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町790番地3
営業時間|なし
定休日|なし
電話|078-904-0708(有馬温泉観光案内所)
公式サイトはこちら

まとめ

有馬温泉は、世界的にも珍しい泉質を誇る歴史的な温泉街。金泉・銀泉といった温泉施設はもちろん、博物館やさまざまなジャンルのお店もあり、いくら散策しても飽きない魅力的なスポットです。ファミリーで、カップルで、グループで、日本を代表する温泉のひとつ、有馬温泉を堪能してみませんか。