上野東照宮は徳川家康を祀る神社。金色に輝く豪華な社殿は必見

公開日:2019/2/13 更新日:2019/5/11

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北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。
上野恩賜公園にある上野東照宮!豪華絢爛な社殿は一見の価値有り

上野動物園や上野の森美術館から、桜の名所としても多くの人に親しまれてきた上野恩賜公園ですが、上野東照宮という徳川家ゆかりの地をご存知でしょうか。ここでは、あまり知られていないけれど実は見どころ満載の上野東照宮の魅力やスポットを詳しくご紹介します。

上野東照宮の歴史と魅力

必勝のご利益があるとして有名になっているのが上野東照宮です。徳川家を祀る豪華な神社であることだけではなく、何か勝負事など必勝祈願に訪れて参拝する人も多いのも見どころの一つとなっています。

徳川家康・吉宗・慶喜を祀る神社

上野恩賜公園に佇む上野東照宮は、日本の古き良き石灯篭の道やきらびやかな社殿など徳川家康を祀る見どころ溢れるスポット。豪華なスポットと和の情緒あふれる静かなスポットに分けられたエリアは、静かに楽しむ一人散策でもじっくり楽しめます。

上野東照宮は、上野恩賜公園の中にひっそりと佇む1627年に創建された神社。危篤状態の家康が藤堂高虎と天海僧正に対して、自分の魂が長く留まる場所を作ってほしいと遺言したことから建立。家康公を祀っている神社は日本各地にありますが、その中の一つとして大切に保存されています。

多くの重要文化財が

上野東照宮の社殿は現在でも残っているが多く、その運の強さで有名。戦争や地震などの崩壊を免れたり、第二次世界大戦では爆弾が落とされましたが不発だったり、徳川家康の幸運と強運が重なった歴史があるのです。現在も、江戸時代からのオリジナルの建物が多く現存して奇跡の社殿とも言われています。

年中賑わいを見せる花の名所

上野東照宮は、花の名所としても有名。春には牡丹と桜が見頃を迎え、夏はきれいな新緑、秋は紅葉やダリア、冬はぼたんを見ることができます。年中様々なお花やイベントや展覧会が開催されているので、それを目当てに観光客が訪れたり上野東照宮で祈願する人も多くなっています。

いざ境内へ

頑丈な大石鳥居

見た目の静けさとは裏腹に、頑丈なことで有名となった大石鳥居が上野東照宮には現存しています。この鳥居は、1633年に酒井忠世によって奉納されたもので備前の御影石を使用。国の指定重要文化財にもなっており、関東大震災の時には全く傾かないほど頑丈だったので驚いた人は多いと言われています。

200基以上ある石灯篭が並ぶ景色は圧巻

石灯籠はなんとその数200基もあり、ずらっと並べられた道は荘厳。これらの石灯籠は、諸大名から奉納されたものになっており、ぼたん園の石灯籠の2基はかの有名な武将 真田幸村の兄、信之からの奉納となっています。灯篭の中でもひときわ目立つ、大石鳥居の近くにある6.8mもの巨大な鳥居は、佐久間勝之が奉納したもので日本三大灯篭とも呼ばれています。

全48基ある銅灯籠

こちらは藤堂高虎やその他諸大名から奉納された銅灯籠。主に神事の際に浄火を行うもので、竿の部分には寄進した大名の官職名と奉納した日付が刻まれています。見過ごしそうな場所にあるので、時間がある時はぜひチェックしてみてください。



都下随一の屋根が美しい神楽殿

この立派な神楽殿は、1874年に深川木場組合から奉納されたもの。季節問わず美しい出で立ちをしていますが、特に春の桜の花見には御神楽の奉納も行われ、多くの観光客が訪れています。先端が天へ反っている屋根の勾配が美しいと人気を呼んでいます。

狛犬の石工、坂井八右衛門が寄進した鈴

存在感のあるこちらの大きな鈴は、江戸三大石匠と言われた坂井八右衛門が寄進した井亀泉(せきせん)。この鈴がこの場所へ来た時期は不明のまま。寄進した坂井八右衛門の名前が鳥居や狛犬に刻まれてあったり、井亀泉の名前が墓碑や顕彰碑に刻まれているのがわかります。

力強さが魅力的な坂井八右衛門作の狛犬

鳥居の番犬である狛犬は、上野東照宮ではインパクトのある高さ115cm・前後120cm・幅60cmもある大きなもの。1914年にこちらに奉納されたもので、見ているだけで筋骨隆々の力強さが伝わってきます。左側は口を閉じた状態で、右側は開いていて、宇宙の始まりと終わりを指す阿吽(あうん)を意味していると言われます。

彫刻や透かし彫りに注目したい唐門

国が指定する重要文化財はまだまだあります。こちらの金色の豪華な造りをした唐門は、1651年に造営され正式名称として唐破風造り四脚門(からはふづくりよるあしもん)と呼ばれています。偉大な人ほど頭を垂れるということから、頭を下に向けている昇り龍が見えます。昇り龍の反対は降り龍ですが、その彫刻のある所から、なんと毎晩不忍池まで龍が水を飲みに行くという伝説まであるようです。

拝観料を払っても直接見たい

拝観料を払った先に続くのは透塀

上野東照宮の社殿を見ていきましょう。まず社殿は唐門左手の授与所で拝観料を支払ってから入ることができます。進んでいくと、1651年に国の指定重要文化財となった透堀が全部で200枚以上揃って続いているのが見えます。朱色と緑色のきれいな造りも魅力的ですが、上段には植物と動物が描かれており、下段に刻まれているのは海や川に生息する動物たち。どれも繊細で細かな描写に惹きつけられること間違いなし。

その迫力に思わず感動、御神木の大楠

上野東照宮を守っているとされる御神木がこちらの大楠。樹齢はなんと600年以上もあり、幹の周囲は8mほどで高さは25m以上、上野恩賜公園一の大きさの立派な木です。この御神木のそばにはフォトスタンドがあるので、ぜひ記念撮影に利用してみてくださいね。



御狸様とも呼ばれる栄誉権現社

社殿の奥にはまだまだ見逃せないスポットがいくつかあります。その中でも受験・就職などの強運や必勝のご利益とも言われ信仰されているのが、御狸様を祀った栄誉権現社。江戸時代には災いがあったと言われる御狸様も、この上野東照宮ができてからは災いがなくなったと言われています。今では強運はもちろん、他を抜くという意味合いから、受験生の合格祈願として参拝客が多くなっています。

煌びやかで豪華な社殿は一見の価値有り

ここでの見どころは、遠くにいても目立つきらびやかな社殿です。金色殿とも呼ばれるほど、金箔を豪華にあしらっている建物。この社殿は1651年に造営され、本殿・幣殿・拝殿の3つからなっています。内部は見ることはできませんが、社殿外からも細かに施された彫刻や外観を楽しむことができます。天気の良い日は黄金が輝いたように見えますよ。

ぼたん苑で癒しのひと時を

豪華な社殿や灯籠もおすすめですが、ここで見逃してほしくないのが季節それぞれによって変わる自然風景。春と冬はぼたん祭り、秋はダリア展が開催されるぼたん苑では、その時しか見ることができない季節の花もじっくり堪能することができます。

このぼたん苑は1980年に日中友好を記念して造られたもの。魅力的な花々を眺めることができるのはもちろん、温かい甘酒やお茶をいただきながら鑑賞できるお休み処も設置してあるので、ゆったりした1日を過ごすことができます。

上野東照宮へのアクセス

電車での行き方

上野東照宮へ電車で向かう場合は、JR山手線・京浜東北線・高崎線・宇都宮線あるいは東京メトロでは銀座線か日比谷線で上野駅を下車します。京成本線で向かう場合は、京成上野駅が最寄りの駅となります。

車での行き方

車で向かう場合は上野恩賜公園内に有料ですが駐車場があるので、そちらの利用がおすすめ。

Address 〒110-0007 東京都台東区上野公園9-88
Hours 【参拝】9:00~17:30(冬季は16:30)【ぼたん苑】午前9時30分~午後4時30分
Closed 無休
Tel 【社務所】03-3822-3455【ぼたん苑】03-3822-3575
Web http://www.uenotoshogu.com/

まとめ

上野恩賜公園の近くにある上野東照宮は、家康・吉宗・慶喜の三代を祀っており、戦争や天災にも負けない強運から、健康長寿や出世など多くのご利益があると親しまれてきました。江戸時代からの歴史がある建築というだけではなく、豪華絢爛な社殿は百聞は一見に如かずの一度見る価値があります。