百舌鳥古墳は44もの古墳群。世界最大の仁徳天皇陵以外にも見るべき古墳がたくさん

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出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。

世界遺産の候補地なんやで~

百舌鳥古墳群は堺市の北部にある古墳群です。44もの古墳が散在しており、世界最大の墓ともいわれる仁徳天皇陵があるのもココ。歴史ロマンが感じられるスポットですし、観光客からの人気も高いです。ここでは、百舌鳥古墳群の見どころや魅力、より楽しめるようになるスポットなどもご紹介しましょう。

百舌鳥古墳群の成り立ち

堺市の北部に位置する百舌鳥(もず)古墳群は、観光客もたくさん訪れる名所。現在では44の古墳が集結していますが、もともとは100基以上あったとか。多くが前方後円墳で、4から6世紀ごろに築造されたといわれています。18の古墳が国の史跡に指定されており、3基が宮内庁によって天皇陵に指定されています。百舌鳥という地名も古くからあったようで、「日本書紀」にも書かれているほど。

見逃せないスポット

さすがに44もの古墳をすべて周るのは1日では無理。そこで、ここでは絶対に見ておきたいスポットを厳選しました。

世界最大の墓 仁徳天皇陵古墳

百舌鳥三凌と呼ばれる仁徳天皇陵古墳・履中天皇陵古墳・反正天皇陵古墳。この中でも仁徳天皇陵は世界三大墳墓の一つで、クフ王のピラミッドや秦始皇帝陵とも肩を並べます。日本最大の前方後円墳であり、墳丘長は486mにおよびます。

古墳前方部の前川中央に拝所があります。古墳本体は樹木に覆われて山のようになったところ。ボランティアガイドも常駐しています。古墳の周りを一周できるコースも整備されているので、ゆっくりと古墳を眺めながら散策してみましょう。

陪塚(ばいちょう・ばいづか)という少し小ぶりの付属墓もあります。これらの付属墓はすぐ間近で見学できるので、ぜひ見ておきましょう。付属墓は、首長の親族や臣下などを埋葬するために造られたと考えられています。

日本一美しいニサンザイ古墳

日本で一番美しい前方後円墳といわれるニサンザイ古墳。見事なシンメトリーを実現した巨大古墳です。百舌鳥古墳群では3番目に大きく、日本の中では7番目の大きさ。土手の上を歩けるようになっているので、訪れたときには歩いておきたいですね。

春は桜の名所となる履中天皇陵古墳

履中天皇陵古墳は全長約365mで、日本では3番目に大きいといわれる前方後円墳。2017年にはビュースポットが設けられ、そこから濠越しに墳丘本体の後円部を見渡すことが可能。滅多に見ることのできない光景なので、ぜひ見ておいてほしいですね。

外濠の西側には桜並木が広がり、春になると美しい桜が咲き乱れます。百舌鳥古墳群の中では最初にできた巨大墳墓ですが、その造成はとても緻密。近年では濠の水が農業用水に使われており、それによって濠の水位が上昇。本来の姿より小さく見える原因になっています。

古墳群最北端の反正天皇陵古墳

反正天皇陵古墳は5世紀の中ごろに増築されたといわれています。百舌鳥耳原北陵(もずのみみはらのきたのみささぎ)、田出井山古墳と呼ばれることも。裏側に建つのは方違神社で、ここの境内からは古墳の全体も眺められます。

文化財保護のシンボルいたすけ古墳

全長146mの前方後円墳で、百舌鳥古墳群では8番目に大きな古墳。住宅造成で破壊されるところだったのですが、市民運動の結果保存されることになりました。埴輪も出土しており、市の文化財保護のシンボルマークとなったのも有名な話。

目の前に古墳の本体が見られるのが大きな魅力。濠には橋が架かっていますが、これはかつて住宅造成工事をしようとしていたときの名残です。古墳にはたぬきが住みついていることも有名で、現在でも10匹ほどのたぬきが暮らしているとか。

いたすけ古墳ののすぐそばにある御廟山古墳

百舌鳥古墳群の中では4番目の大きさを誇ります。濠は一つしかありませんが、かつては二重濠を造成していました。南北方向に墳丘の主軸を置く仁徳天皇陵、履中天皇陵に対し、こちらは東西方向に主軸を向けています。

百舌鳥古墳群散策の強い味方をご紹介

百舌鳥古墳群で散策を快適に楽しむ方法をお伝えします。散策の相談に乗ってくれる窓口、レンタサイクルも活用しましょう。

散策の相談にのってくれる電話窓口

百舌鳥古墳群ワンストップ電話窓口では、見学や散策に訪れたい方のための相談を受け付けています。行き方が分からない、ウォーキングルートを教えてほしいなど、いろいろな相談が可能。年末年始を除き朝9時から午後5時30分まで対応しています。

古墳群観光専用 もずふるレンタサイクル

たくさんの古墳が散在しているので、レンタサイクルで巡るのがおすすめ。仁徳天皇陵だけでも約3kmほどなので、歩きはしんどいです。電動アシスト自転車なので、体力がない方にも安心。借りた自転車は藤井寺市や羽曳野市、堺市などで返却が可能。

百舌鳥古墳群をより楽しむためのスポットを紹介

近くには百舌鳥古墳群のことをもっとよく知れる博物館も。堺市役所の展望ロビーからも古墳群を見渡せます。

古墳資料が豊富な堺市博物館

仁徳天皇陵や百舌鳥古墳群、古市古墳群などの歴史を展示しています。VR技術を使い、300m上空から古墳を眺められるようなハイテク設備も。入場料が無料の百舌鳥古墳群シアターはぜひ利用しておきたいですね。仁徳天皇陵から約5分ほどの場所にあります。

住所|〒590-0802 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁大仙公園内
営業時間|9:30-17:15
定休日|・月曜日(祝日・休日の場合は開館) ・年末年始
電話| 072-245-6201
公式サイトはこちら

MOZU-FURU CARDを集めて楽しもう

指定された古墳や施設に足を運び、スマホやカメラで写真を撮って提示すれば、MOZU-FURU CARDがもらえます。スタンプラリーのように古墳巡りを楽しめるので、お子さんにもおすすめ。すべてのカードを集めるとコンプリート認定証をもらえます。

展望ロビーから古墳群を一望できる堺市役所

市役所の最上階、21階には展望ロビーがあります。無料で入れますし、360度のパノラマを楽しめます。古墳群の様子も一望するというのは、なかなかできない体験。堺東駅から徒歩約5分ほどの場所にあるので、訪れやすいのも魅力的ですね。

仁徳天皇陵を眺められますし、堺の街並みと木々の緑、古墳が織りなす独特な風景を楽しめるでしょう。百舌鳥古墳群に関する資料の展示もあるので、ここでも学べます。喫茶コーナーには前方後円墳を模したGoryoカレー、Goryoカフェラテといったメニューも。

住所|〒590-0078 堺市堺区南瓦町3番1号
営業時間|9:00~21:00
定休日|無休
電話|電話072-233-5258 (案内時間9:00~17:30 ※土日祝日、年末年始を除く)
公式サイトはこちら

反正天皇陵古墳のビュースポット方違神社

方違神社(ほうちがいじんじゃ)はどの方角にも属さない神社として有名で、方角に関する厄災を除けるといわれています。紀元前90年ごろに創建されたといわれており、後鳥羽天皇や徳川家康、平清盛、弘法大師空海など名だたる歴史上の偉人が参拝に訪れたとも。

住所|〒590-0021 大阪府堺市堺区北三国ケ丘町2-2-1
営業時間|9:00-16:00
定休日|なし 毎月9日・19日・29日の平日は御祈祷休み。 土・日・祝と大安の平日は「9」の日でも無休
電話|072-232-1216(方違神社社務所)
公式サイトはこちら

百舌鳥古墳群へのアクセス

電車での行き方

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JR百舌鳥駅

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電車でアクセスする場合だと、最寄り駅はJR西日本阪和線の百舌鳥駅となります。また、JR西日本阪和線と南海高野線の三国ヶ丘駅、南海高野線の堺東駅などからもアクセスが可能。堺東駅だと市役所も近いですし、百舌鳥古墳群までもそれほど遠くありません。古墳見学の基点となる駅なのでおすすめ。

住所|〒590-0035 大阪府堺市堺区大仙町 他
営業時間|なし
定休日|見学自由
電話|ワンストップ窓口電話番号:0120-099-771
公式サイトはこちら

まとめ

歴史ロマンをたっぷりと感じられる、百舌鳥古墳群へ足を運んでみませんか。近くで見る前方後円墳はスケールの大きさにも驚かされますし、今まで知らなかったことも新たに知れます。お墓であることは間違いないので、そこで眠る人たちに敬意を抱きながら散策や見学を楽しんでください。