仙波東照宮は本殿を見ることができる日曜に訪れよう

公開日:2019/2/12 更新日:2019/5/7

トラベルパートナー:トラベルパートナー: naolalala
東京出身。旅行に行くのなら絶対海外派。最近はアメリカやオーストラリアの国立公園の魅力にはまってしまって、旅行先にはなるべく自然の多いところにしています。週末はぶらぶらお散歩が好きなので、近場を歩きながら気になったモチーフなどを写真におさめます。美味しいスポットも絶対おさえます。
川越にいくなら喜多院の隣りにある仙波東照宮に必ず寄ろう!

埼玉県川越市に建立されている仙波東照宮は、日本三大東照宮の一つ。徳川家にゆかりのある神社であり、敷地内には国の重要文化財も数多く存在します。すぐ隣には喜多院もあるので、このエリアの観光スポットをまとめて巡ることもできるでしょう。ここでは、仙波東照宮の見どころや魅力についてまとめてみました。

仙波東照宮とはどういうところ

埼玉県川越市小仙波町に建つ仙波(せんば)東照宮は、久能山や日光と並んで日本三大東照宮の一つに数えられています。東照宮は、東照大権現の徳川家康を祀る神社。それゆえ、古くから徳川家との縁が深い神社なのです。

全国に700もあった東照宮

徳川家康が死去したのは1616年のこと。その後、棺は久能山に運ばれましたが、家康の遺言によってここに東照社を建立、東照大権現の神号を宣下しました。その一年後には日光にも東照大権現が建立されました。いわば日光東照宮よりも先にできたのがここなのです。

日光山への改葬が行われる際、家康の右腕となっていた天海が法要を執り行います。そのあとに仙波東照宮が建立されました。それからも、各地で競うように東照宮の建立が続き、一時は700社を超えていたとか。現在では合祀や廃社によって130程度になっています。

仙波東照宮の歴史

仙波東照宮は1617年、家康のブレーンとして活躍した天海によって建立されました。天海の素性は今一つはっきりせず、実は明智光秀だったという説もあります。歴史のミステリーとは面白いですね。1638年の川越大火により全焼しましたが、三代将軍家光の命で再建。社殿や神器などはすべて江戸幕府の直下だったとか。

国の重要文化財だらけ

狭い敷地ではあるが重要文化財がたくさん

国の重要文化財が数多く存在するのも仙波東照宮の特徴。本殿や唐門、瑞垣、拝殿、石鳥居、幣殿、随身門などはすべて重要文化財。拝殿にある三十六歌仙絵額も、重要文化財に指定されています。は装束などが刺繍によって表される珍しい絵額です。これだけ数々の重要文化財を一度に見られるのは、仙波東照宮の魅力といえるでしょう。

本殿・本殿を見るなら日曜祝日に

本殿や拝殿がある敷地は、門が閉じられていることも多く、せっかく足を運んでも中に入れないことがあります。門の外から拝殿や狛犬、手水舎などを見ることができますが、せっかくここまで来たのなら中にも入りたいですよね。日曜や祝日の9時から16時には入れるので、どうしても中に入りたい、という方はこのタイミングで訪れましょう。

仙波東照宮の見どころ

随身門が迎えてくれる

たくさんの見どころがある仙波東照宮。隋身門や石鳥居などの重要文化財は絶対に見ておきたいところですね。隋身門は仙波東照宮における玄関口とも言える門です。朱塗八脚門で切妻造、とり葺形銅板葺になっているのが特徴。創建された当初は、後水尾天皇によって東照大権現の勅願が掲げられていたのだとか。その時の勅願は、現在拝殿にかけられています。

石鳥居をぬけて本殿へ

参道の途中に建つ石鳥居は、1638年に建立されました。川越藩主だった堀田正盛が奉納したものです。柱には「寛永十五年九月十七日堀田正盛加賀守従四位下藤原正盛、東照大権現御宝前」という文字が刻まれています。明神鳥居の様式で、島木と笠木の両端は上に反っています。長くこの地に建ち続ける鳥居ですし、年季の入った見た目からも歴史の重みが感じられるでしょう。鳥居を抜けたらいよいよ本殿です。



家康公を祀る本殿

もともとの社殿は川越大火によって焼失したので、今建っているのは1640年に再建されたものとなります。三間社流れ造りの銅瓦葺になった建物。本殿の周りにはいくつもの石灯篭が建ち並びますが、これは歴代の川越藩主が寄贈したものです。本殿には、天海僧正が彫った家康公の木像が安置され祀られています。

拝殿には三十六歌仙絵額が納められている

単層の入母屋造りで、幣殿は背面が入母屋造りとなっています。前面が拝殿の屋根に接続しており、どちらも銅瓦葺となっているのが特徴。拝殿には三十六歌仙絵額が納められていますが、これは国の重要文化財。岩槻藩主が奉納した狩野探幽の鷹絵額十二面も納められています。

手水舎でしっかり清めてから

拝殿の前に設置されている手水舎ですが、これはもともと江戸城にあったものです。川越大火によって社殿が焼失してしまったあとに、江戸城から移設されたのだとか。かっこいい龍をデザインに取り込んだ手水舎。拝殿でお参りする前には、ここでしっかり手を清めていきましょう。珍しいデザインの手水舎なので、写真に撮っておくのもいいかもしれません。

埼玉最古の狛犬

拝殿の前に鎮座している2対の狛犬。拝殿を守るかのように佇んでいます。この狛犬たちも、江戸城から移設されたもの。見た目からもかなり年季が入っているように見えますが、実際埼玉県で最古の狛犬だと言われています。訪れたときには、歴史の重みを感じる狛犬たちにも注目してみましょう。

厳島弁財天

仙波東照宮の北側にある厳島弁財天。社の周辺は葵庭園と呼ばれており、木々の緑と赤い橋とのコントラストが実に見事。5月の下旬から7月の上旬にかけて訪れると、夜にはホタルの姿も確認できます。暗闇の中で光を放ちながら飛ぶホタルはとても幻想的。うまくいけばホタルが可憐に飛び交う姿を写真におさめられるかも。

「あんたがたどこさ」の歌

童謡の「あんたがたどこさ」はここが発祥の地だと言われています。戊辰戦争のおり、薩長の軍は旧幕府方であった彰義隊の残党を追って仙波山に駐留しました。その時、仙波山の子供たちが、薩長の兵にどこからやってきたのか尋ねたそうです。「ひごさ、ひごどこさ、」と歌われていますよね。ひごとは肥後のことで、現在の熊本のことです。

すぐ隣には喜多院



喜多院と隣接しているため、わざわざ道を戻ることなく喜多院にアクセスできます。だんご屋を抜けて、そのまま歩いていくと喜多院に到着します。慈眼堂のあたりに出られるので、そこから順番に巡っていくのがおすすめ。慈恵堂から書院、五百羅漢と回ればよいでしょう。趣があり歴史の重みも感じる建物も、外からじっくりと見学したいですね。

仙波東照宮へのアクセス

電車での行き方

仙波東照宮への最寄り駅となるのは、西武新宿線の本川越駅です。駅を出てから東の方向へ進んでいくと、約10分ほどで東照宮へたどり着けるでしょう。周囲の景色も楽しみつつ、のんびり散策がてら歩いてください。また、JR埼京線の川越駅、東武東上線の川越駅からもアクセス可能。ここからだと20分ほどの所要時間となりますが、こちらの路線のほうが便利で歩くのも苦にならない、という方はこちらも選択肢に入れておきましょう。

東武東上線の川越駅だと、観光案内所も設置されています。場所がいまいちよく分からない、という方はここで尋ねてみるのもよいでしょう。また、地図ももらえるので、自分が今いる場所や方向などを確認しながら進むことをおすすめします。

Address 〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1丁目21−1
Hours 24時間営業
Closed なし
Tel 049-222-5556
Web kawagoe-hachimangu.net

まとめ

日本三大東照宮の一つである仙波東照宮なら、一度にたくさんの重要文化財も見学できます。それほどメジャーな観光スポットでもないですし、混雑することが少ないのも魅力的。落ち着いた雰囲気の中で参拝や散策も楽しめるでしょう。埼玉の有名な観光スポットはあらかた巡ってみた、という方が最後に訪れる場所としてもおすすめです。近くまで来たときにはぜひ足を向けてみましょう。