辺戸岬から望む巨大ヤンバルクイナと沖縄本島最北端の絶景

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トラベルパートナー: tabby

長崎県在住。海外旅行が大好きで、現在までに25か国旅しました。何の計画もなくぶらりと行く一人旅が殆ど。行きたい国はまだまだあります! 訪れた国の文化を肌で感じることができる、路線バスの旅が得意です。 国内では九州北部を中心に、素敵なおすすめスポットを紹介します。 趣味は御朱印集め・インド映画鑑賞・動物とふれあうこと。

やんばる国立公園観光のハイライト辺戸岬で大自然の迫力を感じよう!

沖縄最北端にある辺戸岬は海と岩が激しくぶつかり、壮大な自然を感じるスポットです。鮮やかな青色をした海と空、ごつごつした黒い岩肌が一体となる自然のコントラストに魅了されます。辺戸岬の大自然が織りなす魅力と周辺にあるモニュメントや道の駅の情報まで、まとめてご紹介します。

やんばる国立公園の名所、辺戸岬

沖縄本島の最北端にある岬が辺戸岬(へどみさき)です。この地は東シナ海と太平洋がぶつかるポイントで、青色で透明度の高い海が白い波となって砕け散る様子は圧巻そのもの。普通の音量では会話ができないほどの荒々しい波の音と風の音で、自然の迫力に ただただ圧倒されます。

やんばる国立公園に編入された辺戸岬

沖縄本島北部には自然が多々残っており、やんばる(山原)と言われています。北部にある国頭郡国頭村・大宜味村・東村の3村と周辺海域を含めて、指定されたのがやんばる国立公園。辺戸岬はもともと沖縄海岸国定公園に指定されていましたが、2016年にやんばる国立公園に編入され、現在に至っています。

植物と岩と海のコントラストが美しくも激しい

辺戸岬までは二つのルートがある

辺戸岬入口にある観光案内板には、国頭(くにがみ)にある様々な観光施設が紹介されています。辺戸岬までは、2つのルート、東海岸ルートと西海岸ルートがあるので、立ち寄りたい観光スポットを参考に決めましょう。

独特の植物を見る事ができる遊歩道

緑色の背が低い木や草が生えている遊歩道があり、ハマウド・テリハクサトベラ・シマアザミ・アダン・ソテツ・オキナワジイなどの植物を観察することができます。時折強風が吹くのでよろけないよう注意が必要です。

遊歩道を抜けると崖と荒波が見える

緑溢れる遊歩道の先には、突如広がる海と崖の景色。澄み渡る空と海の青や紺碧、白波、周辺の植物の緑などの明色、そして崖の黒やグレーといった暗色のコントラストが鮮やかで見入ってしまいます。

このあたりの岩はサンゴが隆起して形成されたものだとか。全体的にゴツゴツしていて、他にはないような珍しい岩です。崖の上には手すり等が無い状態のまま崖の先まで行くことも可能。立っているだけでも強風で体が持っていかれそうになるので、本当に気を付けてほしいです。

崖にぶつかる波しぶきに言葉を失う

碧い波が崖にぶつかって白い波に

沖縄の海というと各所のビーチのような穏やかでエメラルドグリーンの海を想像しがちですよね。しかし、辺戸岬の海は鮮やかな青色をしており激しいのが特徴です。高い波が思い切り岩にぶつかり、砕け散って白い波に。その一瞬一瞬の大自然の驚異は飽きずにいつまでも見ていられるほどです。

辺戸岬の先端にある展望台からは、白く細かく砕け散る波の様子を見下ろすことが可能。ずっと眺めていたいところですが、後ろに人が並んでいることもあるので早々に譲らないといけない場合もあります。

ゴツゴツした岩肌で迫力倍増

ごつごつした岩肌と美しい海の対比がなんとも不思議な景色。突端まで来るとさらに波と風の音が激しくなり、隣にいる人とさえ会話がほとんどできないほどです。ザパーンと高く上がる波しぶきは崖の上にも届き、顔も髪も潮でベタベタになってしまいます。

悲しいことに崖から飛び込み、自ら命を絶つ人もいるとのこと。なので、心霊スポットとして紹介されることもあるそうですが、実際見ているとつい吸い込まれそうになって足がすくみます。

どこから見ても絶景

岬では、もし足を滑らせたら海に真っ逆さまという恐怖感もありつつ、もっと近くで打ち砕ける波しぶきを感じたいという好奇心がせめぎ合います。そんな思いを持ちながら岬は一周すると、どの場所から見ても絶景。綺麗な景色を収めようと、カメラを手放せません。波が穏やかな場所もあり、そこでは海底に広がる自然のサンゴ礁を見ることもできます。

様々なモニュメントで歴史を学ぶ

先ず目に飛び込むのが日本祖国復帰闘争碑

沖縄は、1972年にアメリカから日本に返還されました。この碑はそれから4年後に建てられたものです。この碑には多くの沖縄県民の辛い叫びが込められており、複雑な沖縄の歴史に胸が痛くなります。碑の高さは5メートルほど。辺戸岬に来たら、すぐ目につく場所にあるので行ってみてください。

ヨロン島との友好シンボルかりゆし像

ここに来ると目を引く、白くて丸みのあるモニュメント。よく見ると下半身は魚、上半身は鳥になっていて、これは海と空を表現しているとのこと。これは2001年に設置されたかりゆしの像といい、与論島と国頭村を結ぶ友好の絆として鹿児島県与論町から送られました。逆に与論島には、国頭村が贈ったヤンバルクイナの像があるそうです。

様々な仏像も置かれていた

かりゆしの像以外にも、不動明王やインドの仏像のようにも見える神様の像が一角にあります。岬のゴツゴツザラザラした岩肌は地獄のような雰囲気をまとっているので、そこに仏像や神様の像などがあると救いを受けられているような気持ちに。それらの像には、自然とお賽銭のようにお金が置かれています。

お釈迦さまの横顔の近くには巨大ヤンバルクイナ

聖山アシムイの近くに光るもの

崖から陸の方を見ると砂浜のビーチの後ろに、広がる山々。なかでも高く尖った4つの山のことをアシムイといい、入滅する時のお釈迦様の横顔のようだといわれています。これらは約2億年前、石灰岩層が隆起して形成されたものです。

山の中腹には光るものがありますが、これはヤンバルクイナ。このような遠くからも見えるほど、かなり巨大なヤンバルクイナがあるのがわかります。

巨大ヤンバルクイナの正体は展望台

辺戸岬の入口を右へ山側に曲がり1.4キロメートルほどの地点にあるのが、巨大なヤンバルクイナ展望台。驚くほどリアルな造りで、サイズは足から頭まで10メートルはありそうなほど超巨大です。この展望台から辺戸岬の全貌を望むことができます。

住所|〒905-1421 沖縄県国頭郡国頭村辺戸
営業時間|24時間
定休日|無休
電話|0980-41-2622 国頭村役場 企画商工観光課
公式サイトはこちら

もうひとつの大きなヤンバルクイナと名物そば

最北端道の駅ゆいゆい国頭はヤンバルクイナ推し

辺戸岬に向かう西海岸側のルートには、国頭村観光物産センター道の駅ゆいゆい国頭があり、そこにヤンバルクイナの面白い像があります。なぜ重量挙げなのかと疑問に思う所ですが、沖縄国体の際国頭村が重量挙げの会場になった記念とのこと。

この道の駅では、やんばる地域の物産が多数販売されており、特にやんばるのお茶はニッキの香りが豊かでおいしいお茶です。その他ヤンバルクイナグッズも各種販売されるなど、ヤンバルクイナ推し。他の地区にある道の駅とはテイストが違う感じもまた楽しめます。

住所|〒905-1412 沖縄県国頭郡国頭村字奥間1605
営業時間|AM9:00~PM6:00
定休日|無休
電話|0980-41-5555
公式サイトはこちら

ゆいゆい国頭にある名物食堂わぁー家

ゆいゆい国頭の敷地内には、食堂わぁー家。わぁ~家~と記されていることもあります。猪豚の生産農家が経営をするこの食堂の名物は猪豚野菜そば。猪豚とは山の中で捕まえた猪を豚と掛け合わせたもので、イノシシのような強いクセがなく食べやすいです。

猪豚野菜そばは、野菜も肉もたっぷり使われていて絵にかいたような山盛りっぷりに踊りきます。普通に食べるとなかなか麺にたどり着かないので、まず上に野菜と肉を付属の皿に少しよけて、中の麺と具を混ぜながら食べていくのがオススメ。

あっさりした風味ですがコクもあり、大盛でも不思議と飽きずに食べてしまえます。辺戸岬に行く前の腹ごしらえにもよし、帰りの休憩に寄るもよし、一度は食べてみてほしい一品です。

住所|〒905-1412 沖縄県国頭郡国頭村奥間1605
営業時間|0980-41-3888
定休日|火曜日
電話|0980-41-3888
公式サイトはこちら

辺戸岬へのアクセス

車での行き方

那覇空港から辺戸岬までは約120キロメートルで、高速を利用すると所要時間約2時間30分ほど。豊見城・名嘉地ICから入り、許田ICで降ります。一般道で行く場合は国道58号線を利用し、約3時間ほどかかります。

バスでの行き方

那覇バスターミナルから乗車し名護バスターミナルでいったん下車、辺士名バスターミナルまで乗り継いでいきます。辺士名バスターミナルから村営69系統に乗って辺戸岬へ到着します。ただ、村営69系統は1日3本、往復6便のみしかないのでバスで行くのはあまりおすすめしません。

住所|〒〒905-1421 沖縄県国頭郡国頭村辺戸
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0980-41-2622 国頭村役場 企画商工観光課
公式サイトはこちら

まとめ

沖縄最北端の辺戸岬。各所にある穏やかな優しい海とはまた違う、自然の荒々しい部分を間近で見ることができます。自然の雄大さを感じに、一度は行ってみるべき観光スポットです。