バンザイクリフの悲しい歴史を胸に刻みつつ絶景をしみじみと味わおう

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トラベルパートナー: Ryoko

出身地は東京都。メインで書く国名は韓国(釜山)で好きな旅行スタイルは現地の人々の生活を見ることが出来る旅行です。

日本から一番近いアメリカ-サイパンは穴場観光地!

日本人の観光人気も高いサイパン。青い海と木々の緑に囲まれた島で、南国の雰囲気をたっぷりと味わえるのが魅力的。そんなサイパンの中でもバンザイクリフと呼ばれるスポットは特に人気で、ここでしか見られない絶景が楽しめます。ここではバンザイクリフの概要や魅力、訪れる際の注意点、アクセス方法などをご紹介しましょう。

バンザイクリフってどんなとこ

バンザイクリフは太平洋戦争中に悲しい出来事のあった場所として知られています。今ではキレイに整備され、人気の観光スポットに。

バンザイクリフの名前の由来

太平洋戦争中、サイパンは戦場にもなりました。1944年6月15日から7月9日にかけて行われたサイパンの戦いです。この時、完全に劣勢だった日本兵と民間人がアメリカ側の投降の呼びかけに応じず自ら海に身を投げました。そのとき、天皇陛下万歳と叫んだことからバンザイクリフという名前になったそうです。2005年6月には天皇皇后両陛下も慰霊されました。

バンザイクリフには何がある

激しい戦闘が行われた戦地でもあったことから、現在では慰霊碑が建立されており、慰霊ツアーも行われています。日本人の慰霊碑だけでなく、バンザイクリフから身を投げた韓国人の慰霊碑も。崖の下には太平洋の荒波が激しく打ち付けられ、山側にはスーサイドクリフ(自決の崖)を見渡せます。

バンザイクリフは危なくないのか

過去には悲しい出来事もあった場所ですが、現在ではサイパンを代表する観光スポットです。南太平洋地域の平和自然公園に指定されていますし、整備も行き届いています。遊歩道や手すりも整備されているので、散策もしやすいでしょう。ただ、岬の下は崖なので小さなお子さんと訪れる方は目を離さないようにしてください。

バンザイクリフはどこにあるのか

バンザイクリフはサイパンの最北端に位置します。向かう途中にはいくつも有名な観光地が点在しているので、ほかのスポットに立ち寄りながら向かうのもアリでしょう。ロシア系、中国系の富裕層がサイパン北部にコンドミニアムを所有するエリアとしても有名です。

バンザイクリフから見る絶景

サイパンに訪れたら絶対に足を運んでほしいのがバンザイクリフ。絶景の名所として知られていますし、ここでしか見ることのできない景色が広がっています。青い海を亀が泳いでいることもありますし、見られたら幸運。ツアーで訪れた方もたくさんいますが、広々としているため混雑はしにくいです。自然の美しさと南国情緒を満喫できるスポットと言えるでしょう。人気のあるスポットなのに混雑しにくいというのは魅力的なポイントです。

周囲の観光ポイント

バンザイクリフ周辺にはゆったりとした観光スポットがあります。クリフに向かう途中に寄ってみましょう。

美しい自然の中にも歴史の傷跡が

なだらかな山道を登った先にある岬がバンザイクリフとなります。途中には気軽にふらっと立ち寄れるスポットがいくつもあります。車もあまり行き来しない道なので、レンタカーでも安心でしょう。それぞれの観光スポットの脇に駐車できます。

旧日本軍の残骸(ラストコマンドポスト)

旧日本軍が所有していた戦車の残骸があります。かなり朽ち果てていますが、かつて実際に動いていたものだと考えると感慨深くなります。また、鉄筋コンクリート製の防御陣地、トーチカがあるのも確認できるでしょう。日本軍によって設置されたこのトーチカは、アメリカ軍からの攻撃によって直径2mほどの穴が開いています。

当時いかに激しい戦闘が繰り広げられたかを物語る、重要な傷跡と言えるでしょう。ミリタリーファンでなくても胸が熱くなります。

おきなわの塔

バンザイクリフへの道中におきなわの塔があります。日本がサイパンを統治していた時代は、サトウキビの栽培が盛んでした。そのサトウキビの栽培に関わっていた方の多くは沖縄からの移民であり、戦闘に巻き込まれて多くの方が命を落としてしまったのです。この地で散ってしまった多くの沖縄移民たちを慰霊するため、おきなわの塔が建立されました。日本人なら必ず立ち寄ってほしい場所です。

フレームツリー(火炎樹)

フレームツリーは、火炎樹や南洋桜とも呼ばれる植物。市街からバンザイクリフに向かう途中のビーチロードでたくさん見かけることができ、赤い花の色で美しく彩られます。4月から5月にかけて満開になるので、この時期を狙って足を運ぶのもおすすめ。

グロットは人気のダイビングスポット

サイパンでも屈指のダイビングスポットとなっています。100段にもおよぶ階段を降りて海に入ると、自然の力で造られた天然のプールが広がります。断崖絶壁の中にある自然のプールはとても神秘的。ダイバーたちは外洋へと繋がっているトンネルを抜けていきます。

一年を通して咲いているプルメリアの花もみどころ

サイパンに咲く花といえばプルメリア。島のあちこちでその愛らしい姿を目にできます。純白の花びらが美しいのはもちろんですが、濃厚な香りも魅力的。プルメリアは香水の原料として使われることでも有名ですね。南の島にピッタリとマッチする、上品な香りの花です。サイパンに訪れたらプルメリアの花も見つけてみましょう。

山側は違う魅力がいっぱい

海とビーチのイメージが強いサイパンですが、山側にもいろいろな見どころと魅力があります。海側とはまた違った表情を見せてくれるので、山側にも注目してみましょう。木々が覆い茂る中を散策するのはワクワクしますし、自然のパワーをもらえそうな気がします。

島北部は観光ポイントもたくさんあるので、いろいろ巡ってみるのもおすすめ。島の面積そのものが狭いので、のんびりと観光して回るのにピッタリです。

バンザイクリフに行く前に

サイパン屈指の観光スポットであるバンザイクリフですが、訪れる前には注意点を押さえておく必要があります。しっかり準備をして向かいましょう。

バンザイクリフへ行く際の注意点

サイパン島の最北端にあるバンザイクリフは、夜になると真っ暗になります。あたり一面に漆黒の闇が広がるので、日が落ちる前に訪れることをおすすめします。季節によっては夕方以降に気温がかなり落ち込むこともあるため、薄手の長袖を持っていたほうがよいかもしれません。

レストランはないので注意

バンザイクリフの近くにレストランはないので、お腹が空いても食事をとれません。食べ物を買えるようなお店もないので、ホテルを出る前にちょっとした軽食とドリンクを用意しておきましょう。道沿いでココナッツジュースが飲めるブースを見かけることもあります。南国のフレッシュで濃厚なココナッツジュースは絶品。旅の思い出に味わってみましょう。

住所| Garapan 96950, Mariana Islands
営業時間|
定休日|なし
電話|なし
公式サイト|なし

バンザイクリフへのアクセス

飛行機での行き方

サイパンへのアクセスですが、日本からだと成田空港や羽田空港から乗り継ぎでサイパンに向かいます。残念なことに、日本からサイパンへの直行便はありません。ソウルや釜山、グアムなどで乗り換えてサイパン国際空港へ向かいます。サイパン国際空港からバンザイクリフまでは車で30分ほどです。

まとめ

かつてはアメリカ軍との激戦が繰り広げられ、悲しい歴史もあるバンザイクリフ。今でも当時の激戦を物語る傷跡を見ることができますし、日本人なら必ず訪れておきたいスポットです。手つかずの自然が随所に残り、ここでしか見ることのできない絶景があるのも訪れてほしい理由の一つ。時間がゆっくりと流れているサイパンで、のんびりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。