巨大な隕石によって造られた世界最大級のクレーター湖『ピングアルク湖』

およそ140万年前、隕石の衝突によって誕生したクレーター、ピングアルク湖。その景観はまるで異世界。SF映画のワンシーンのようです。今回は、そんなカナダのピングアルク湖についてご紹介いたします。

ピングアルク湖があるのは、カナダのケベック州に属するアンガヴァ半島。

現在地球に存在するクレーターの中では比較的新しいとはいえど、その誕生は140万年も昔です。

ピングアルク湖の直径は3.44km、水深は267mですが、クレーターの縁は周りのツンドラよりも160mほど高くなっているため、縁からの深さは400mを超えています。
カナダの中でも深い湖のひとつであり、塩分濃度に関しては世界有数の低さである淡水湖です。

その理由のひとつは、ピングアルク湖がクレーター湖であること。
ピングアルク湖は完全に閉じた湖で、水が流れてきたり流れて行く口がないため、湖の水かさが増えるのは雨と雪によってのみ。
減るのも蒸発によってのみだといいます。

そのためか、ピングアルク湖の水は透明度抜群。
地元のイヌイットたちより、古くから「ヌナヴィクの水晶の眼」と称えられてきたほどの美しさを誇ります。

「眼」というのは、ピングアルク湖が類まれな真ん丸な形をしている湖だからでしょうか。

上空から眺めると、その曲線の美しさにも驚きを隠せません。

周囲には地下に永久凍土の眠るツンドラが広がるのみということもあって、なんだかこの世のものとは思えない光景です。

こんな場所が地球にあったなんて!と、世界各地から感嘆の声が続々と寄せられています。

そもそもが隕石の衝突によって出来上がったという成り立ちを持つピングアルク湖。

宇宙の神秘を肌で感じることのできるスポットといえるでしょう。

第二次世界大戦中には、偵察飛行をしていたパイロットがこのピングアルク湖をランドマークとしていたそうです。

それほどまでに独特な真円に、青く澄んだ水をたたえるピングアルク湖。

一生のうちに1度はこの目で見てみたい絶景スポットです。

ピングアルク湖(Pingualuk Lake)への行き方


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日本からのアクセスは、まずカナダのモントリオールまで飛行機でおよそ14時間(乗り継ぎ1回)

モントリオールから1,800km離れたカンギクスジュアク村を拠点とし、村から飛行機で付近の湖へ。

そこから45分ほどかけてピングアルク湖まで歩くコースが一般的です。

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