少林寺達磨寺は縁起達磨の発祥の地。心を清めて写経をして御朱印をいただこう

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トラベルパートナー: Yoshino

出身地は富山県。在住経験のある北陸・北関東の記事がメインです。読書が趣味なので、好きな作家に縁のある土地や小説の舞台となった場所を旅しています。

境内にはまーずたくさんの達磨があるんよ

日本中の達磨が飾られている達磨堂お寺、少林寺達磨寺。心を清め写経をした人だけが貰える御朱印があり、毎朝早朝に座禅会に参加することもできる所です。群馬出身の政治家の奉納した達磨など、いろんな達磨や達磨の形のお札やお守りを見てみたいと思いませんか。少林寺達磨寺でいただけるご利益や、魅力の全てをお伝えします。

高崎は達磨発祥の地

達磨の発祥地と言われる群馬県高崎市で生産されている達磨は、全国シェアの80%です。諸説ある高崎の達磨の歴史ですが、一了という名の行者が碓氷川を流れていた古木を達磨の姿に彫り、観音堂に奉納したことが始まりとされています。達磨が奉納されたこの観音堂が、のちに少林山達磨寺となって開創されたのです。

今から200年ほど前、少林山達磨寺の東獄(とうがく)和尚が飢えや病気で困窮する農民を救うために真っ赤な丸っこい形の縁起達磨を作らせました。すると、たちまち評判となり、以後生産数も増え、今日に至るまで高崎の住民たちは邪気を払うといわれる達磨を作り続けています。

山の斜面にある広い境内

高崎の街中から少し距離をおいて建っている少林山達磨寺は、禅宗の黄檗宗という宗派の流れを汲むお寺です。達磨寺までの道中、県道18号沿いには達磨の街と言われる所以の達磨が飾られています。達磨寺の広い敷地は、坂や階段が多いため見学が苦にならないよう、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

山の下にある総門

少林山達磨寺の境内は山の斜面にあり、山の裾野にあるバス停留所の少林山入り口のすぐ近くにある総門から山の上方の本堂までには、かなりの傾斜と距離があります。自動車の駐車場は、坂を上った所にある本堂の近くです。車で来られた方は、階段や坂を上らずに本堂にお参りできます。

153段の長い階段を上る

少林山達磨寺の境内に生えている けやきの木でできた総門は、開創300年を記念してつくられたものです。その総門をくぐり、長い階段を上って本堂に向かいます。階段には手すりが設けられてはいますが、階段自体の幅が狭いので注意して歩いた方がよさそうです。

秋には紅葉が美しい香至苑

153段の階段を上りきってまっすぐに歩いていけば本堂に着きますが、階段の中ほどの所から左手方向に進めば香至苑(こうしえん)という名の公園が見えてきます。少し回り道にはなるのですが、階段をまっすぐ上って本堂に行くのに比べて坂がきつくないので、こちらの公園を経由して本堂を目指すルートの方がラクにたどり着けるかもしれません。香至苑は冬の終わりには梅の花が咲き、秋には歩道沿いの紅葉が美しい所です。

ブルーノ・タウトの洗心亭

香至苑を通り過ぎてさらに坂を上っていけば、洗心亭というドイツの建築学者であったブルーノ・タウトがかつて住んでいた建物が見えてきます。ブルーノ・タウトは、ナチスから逃れて日本に亡命してきた人物です。彼は日本に滞在中、達磨寺の境内にある洗心亭に住んでいました。

階段を上りきると社務所・大講堂

社務所の瑞雲閣ではいろんな種類のお守りや、達磨が描かれた御札が売られています。また、こちらで発行されている御朱印は他の神社仏閣と違い、心を清め写経をした人のみがもらえる特典です。

社務所の瑞雲閣でお守りを買おう

総門から続く階段を153段上りきれば、社務所の瑞雲閣や大講堂が見えてきます。瑞雲閣では、一般的なお守りや達磨型のお守り以外にも色々なサイズの達磨、それに達磨が描かれた御札なども売られています。
近頃では熱狂的なコレクターの方もいる御朱印ですが、達磨寺では、お金を払えば貰えるのではなく、心を清め写経をした人だけが貰える特典となっています。
なお、社務所の2階では、毎朝早朝に禅宗のお寺ならではの座禅会が行われます。

本堂は更に階段を上った先

本堂は、153段の階段を上りきった先の社務所にある広場からさらに階段を上った先です。左手の方向にある手水舎で手を清めたあとに、本堂に向かいます。総門からの153段ある階段に比べれば短いですが、ここも幅が狭く急な階段のため無理をせず。

達磨大師を祀る本堂

門からたくさんの階段を上って、ようやく本堂にたどり着きます。達磨寺でお祀りされているのは、達磨大師と北辰鎮宅霊符尊(ほくしんちんたくれいふそん)です。北辰鎮宅霊符尊は北極星や北斗七星を神格化した存在で、達磨寺で特に有名なのは方位除けの祈祷です。

もちろん達磨が奉納されている

明治44年に再建された本堂は、けやきの木で作られています。奉納されている達磨はいずれも両目の入ったものばかりで、祈願成就の後に奉納されたようです。本堂の左横の達磨堂には日本中の達磨が飾られており、中には群馬出身の政治家である、元総理大臣の小渕恵三氏や中曾根康弘氏の達磨も見受けられます。

達磨寺で最も古い建物の観音堂

長い階段を上ってたどり着いた本堂から短い階段を下れば、古い茅葺屋根の建物が見えてきます。それは観音堂で、達磨寺で最も古い建物です。観音堂に祀られていた北辰鎮宅霊符尊が本堂に遷座して以来、観音堂では十一面観世音菩薩をお祀りしています。

少林寺達磨寺へのアクセス

車での行き方

関越自動車道の前橋ICからの距離は約20分で、高崎ICからは約30分かかります。山の裾野の総門の付近にある駐車場は、バスなどの大型車輌専用の駐車場となっています。自家用車の駐車は、本堂の裏手にある坂の上の駐車場へ。瑞雲閣の近くにも数台収容可能です。

電車での行き方

最寄りの駅はJR高崎駅、あるいは信越線 群馬八幡駅になります。なお、JR高崎駅西口からは、市内循環バスのぐるりんバスが出ていますので、そちらを利用してもいいでしょう。バス停の少林山入り口で下車すれば、すぐ近くに達磨寺の総門が見えています。
住所|〒370-0868 群馬県高崎市鼻高町296
営業時間|(祈祷時間)AM9:00-PM4:00
定休日|なし
電話|027-322-8800
公式サイトはこちら

まとめ

日本中の達磨が飾られているお寺、少林山達磨寺。座禅会の体験や、心を清め写経をした後に御朱印をいただけるという、他のお寺では味わえない貴重な体験ができるお寺です。群馬に立ち寄られた際にはぜひ、清浄な空気といろんな達磨に会いに行ってみてください。