岐阜が誇る世界遺産の白川郷。日本の原風景を体感しよう

トラベルパートナー: Nana

北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。

日本の原風景が残る白川郷、受け継がれている技術と歴史に感動!

白川郷は岐阜が誇る世界遺産。合掌造りの藁葺屋根がたくさん建ち並ぶその景色は、まさに古き良き日本の原風景。現在では国内はもちろん、海外からも多くの人が訪れる一大観光スポットになりました。ここでは、そんな白川郷の魅力や世界遺産になった理由、楽しみ方などについてまとめてみました。

岐阜県山奥にある白川郷

日本の原風景を楽しめる白川郷

白川郷に一歩足を踏み入れると、まるで古代にタイムスリップしたような感覚に。美しい日本の原風景が広がる光景に、誰もが息を飲むでしょう。

白川郷とは、岐阜県庄川流域内にある白川村のことを言います。山に囲まれた景観の中に、いくつもの合掌造りの藁葺き屋根の家屋が建ち並んでいます。木々の緑に囲まれ、水田や小川などそこには古き良き日本の原風景が。時間すらゆっくりと流れているような感覚に陥るでしょう。

重要伝統的建造物群保存地区として選定

切妻合掌造りの集落は、周囲の景観と見事に溶け込み、それが高く評価されることになりました。1978年には重要伝統的建造物群保存地区に指定され、今でも大切にその姿を残そうとしています。合掌造りの集落そのものはそこまで珍しくないのですが、どうして世界遺産に認定されたのでしょうか。その理由は、大きく2つ挙げられます。

今も人が住んで生活を送っている白川郷

世界遺産として認められた一つの理由は、白川郷の家屋が切妻(きりづま)合掌造りという独特の形をした造りだったこと。切妻造とは屋根形状のひとつで屋根の一番上から地上に向かって二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根のことを言います。雪の多い土地では屋根の傾斜角度を大きくすることで、屋根に積もる雪を少なくすることができます。

また、二つ目としては現在でも人が暮らしている集落だということ。建物が現存しているだけではなく、今でも昔ながらの生活が受け継がれていることに価値があると判断されました。その結果、1995年に白川郷はユネスコ世界遺産に登録されたのです。

外国人観光客にも人気の観光スポットに

世界文化遺産にも登録された白川郷は、今や押しも押されぬ人気の観光スポットに。国内からもたくさんの人が訪れますが、外国人観光客もたくさん訪れています。実際に人が住んでいる家の一部も公開されていますし、昔ながらの生活を垣間見られるのが人気の理由。毎年1月と2月の週末には夜間のライトアップが行われ、より幻想的な風景に。2019年からは完全予約制となっています。

白川郷の楽しみ方と魅力をご紹介

城山展望台で村を一望

白川郷に足を運んだのなら、展望台から村の景色を眺めてみましょう。城山展望台(荻町城跡展望台)からは、白川郷の美しい風景を一望することが可能。山々との彩りも楽しめますし、冬にはライトアップされた集落と雪とのコラボレーションも楽しめるでしょう。幻想的で神秘的な光景が見られます。

徒歩だと20分ほどかかりますが、展望台行きの無料シャトルバスがあるので、そちらを利用しましょう。20分くらいの間隔で運行しています。

荻町合掌造り集落の内部を見学

合掌造りは、手と手を合わせているように見えることからそう呼ばれます。冬になると雪がかなり積もる地域なので、雪下ろしの負担を軽減するという役割も。現在114の合掌造りの家屋が残っており、国指定重要文化財に指定されている和田家や神田家、長瀬家などが内部の見学に対応しています。

昔ながらの暮らしにタイムスリップ

各家の玄関から上がると、そこにはまるで時代劇で目にしたような光景が。囲炉裏のある生活空間は、レトロを通り越してタイムスリップしたような感覚に。お茶をいただきながら、のんびりと見学ができます。和田家の囲炉裏には常に火が灯っているので、観光客から写真撮影スポットとしても人気。屋根裏には、かつて養蚕を行っていたときの道具なども展示しています。なかなか今では見られないものなので、貴重なものを見られますよ。

縄で固定されている茅葺き屋根に注目

藁葺きの屋根は釘などの金物を使っておらず、縄で固定しています。間近で見ると、このように固定しているのかと新たな驚きもあるでしょう。屋根の葺き替えは30~40年に一度行われますが、その時には村の結という組織が集まり、村人総出で作業が行われます。昔から受け継がれてきた技術と知恵、こうした文化が残ることも世界遺産に登録された理由でしょう。

白川八幡宮はアニメファンの聖地にもなっている

白川八幡宮は、8世紀に創建されたと伝わる神社。1636年に本殿が再建され、応神天皇を御祭神としています。アニメ「ひぐらしのなく頃に」という作品に登場する古手神社のモデルといわれているため、アニメファンの聖地にも。聖地巡礼に訪れる方も多く、絵馬の多くはアニメに関するものとなっています。

飛騨のグルメも楽しめる白川郷

白川郷にはたくさんの飲食店も軒を連ねており、喫茶店からお食事処まであります。名物の蕎麦をはじめ、素朴な田舎料理、豪華な飛騨牛まで多彩なグルメを味わえるでしょう。飛騨牛や川魚の塩焼き、ソバ、五平餅、朴葉味噌などは白川郷グルメとして特に人気。訪れたときにはぜひ味わってみましょう。

見ておきたい白川郷のイベント

幻想的な冬のライトアップイベント

白川郷では、さまざまなイベントが行われています。冬のライトアップイベントは、白川郷の人気イベントでしたが、2019年からは完全予約制に。17時30分から19時30分まで、ライトアップされた村内や展望台の散策が楽しめます。雪が輝く幻想的な白川郷の景色を楽しめるので、ぜひこのタイミングで訪れてみましょう。

秋に行われる歴史ある どぶろく祭り

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毎年9月の終わりから10月にかけて行われているのが、どぶろく祭り。郷の平和や家内安全、五穀豊穣などを祈願するお祭りで、白川郷における秋の風物詩ともいえるイベント。どぶろくをお神酒としていることから、どぶろく祭りと呼ばれるようになったのだとか。参加者にもどぶろくが振舞われます。

11月頃に行われる一斉放水訓練

藁葺き屋根の家屋が集まる集落という性質上、火災になったときの対策も必要です。毎年火災に供えた放水訓練が行われており、展望台から集落を見ると村全体が噴水になったような景色に。出火すれば集落全体が延焼してしまう恐れがあるので、毎年欠かさず行われている訓練です。付近には水の方向を自由に操れる消化用の放水銃が設置され、消防団と住民が点検、訓練をしています。

白川郷へのアクセス

バスでの行き方

バスを利用してアクセスする場合だと、名古屋駅や高山駅、金沢駅、高岡駅、富山駅などから白川郷にアクセスできます。高山、高岡駅以外だと予約制になるので注意しましょう。

車での行き方

車で訪れる場合だと、公共駐車場の村営せせらぎ公園駐車場の利用が可。観光案内所やトイレも完備しているため安心です。冬場だと積雪した道を走る必要があるため、スタッドレスタイヤやチェーンの装着は必須。車の運転に慣れていない方は十分に注意してください。

住所|〒〒501-5692 岐阜県大野郡白川村荻町1086(白川郷観光協会)
営業時間|9時00分~17時00分
定休日|無休
電話| 05769-6-1013(白川郷観光協会)
公式サイトはこちら

まとめ

 

海外にもファンが多い白川郷では、日本の古き良き原風景を見られますし、魅力的なイベントもたくさんあります。のんびりと村内を散策するだけでも心が落ち着き、日ごろの嫌なことも忘れられるでしょう。美味しい白川郷グルメにも舌鼓を打ってくださいね。