七尾城本丸跡からの眺望は上杉謙信も絶賛したほどの絶景

公開日:2019/2/25 更新日:2019/12/5

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出身地は石川県。縁あって、奈良・京都・大阪・石川・静岡と住んでいたため、関西と北陸と静岡東部を中心に紹介できます。主に、史跡・城郭・神社仏閣ときどきグルメと温泉と・・・いうバランスで旅行プランを組むのが好き。動物と触れ合えるスポットにも出没します。旅行者目線で、実際に体験したことを伝えていけたら嬉しいです。
来てくれて、おおきにね~山歩くとっきゃ、気ぃつけさしけ~

峰7つ分もの広大な城跡が残る戦国ロマンを感じられる石川県の史跡スポットをご存知ですか。石川県七尾市にある七尾城は、山の地形をうまく利用した広大な城跡で、本丸跡からの眺望はあの上杉謙信も絶賛したことで知られる絶景スポットです。

標高305メートルからの絶景を堪能して

七尾を一望できる天空の城

石川県七尾市にある七尾城は16世紀前半ごろの戦国時代、能登国の守護にあたっていた畠山氏によって築城された城跡で、国指定の史跡。山の自然地形をうまく利用し、七つの尾根筋を中心に多くの砦を連ねた七尾城は、城攻めの名手として知られる上杉謙信も落城まで1年近く苦戦した日本の五大山城といわれています。

標高305mの山頂にある本丸跡からの眺望は七尾湾や能登半島を望む絶景で、あの上杉謙信も絶賛したことも有名。全国でも屈指の規模を有する七尾城は、南北およそ2.5キロメートル、東西におよそ1.0キロメートルに広がり、その面積はおよそ252.6ヘクタールにもおよびます。この一帯は城山と呼ばれて地域の人たちに親しまれてきました。天空の城と呼ばれる七尾城は、霧が出ると辺り一面に雲海が広がり幻想的な風景へと変貌します。

歩きやすい靴で行くこと

コルクチップの足に優しい遊歩道ですが、雨が降ったあとにはぬかるみやすいので足元には注意が必要です。ハイヒールやサンダルはやめた方が良いでしょう。また、山のなかにある七尾城山はとても天候が変わりやすいため、天気予報に関わらず雨具や折りたたみ傘は用意していった方が安心です。

土砂崩れや積雪などのチェックを

天候や状況によっては土砂崩れや積雪によって通行禁止になることもしばしばあります。冬季に行く際には、必ず雪や氷結対策をしていきましょう。自分で天気予報などを調べて情報を集める必要があります。

七尾城へ上る前に予備知識を

七尾城史資料館

七尾城史資料館は、1577年(天正5年)七尾城の戦いで上杉謙信の手に落ちた七尾城の歴史などを知ることができます。今はなき本丸などの復元CGやこの地で見つかった出土品、城主の愛刀などが展示されているので、七尾城へ向かう前に立ち寄ってから行くのがおすすめ。

七尾城の広大さと京都の城下町のようであったこの地の文化レベルの高さが想像しやすくなります。七尾城史資料館は山麓にありますので是非立ち寄ってみてください。

Address 〒926-0024 石川県七尾市古屋敷町
Hours 9:00~17:00
Closed 月曜日(祝日の場合は翌日)・12月11日~3月10日
Tel 0767-53-4215
Web なし

登山ルートか車ルートか

七尾城までは車で行くことができますが、ハイキングコースも片道60分ほどなので、体力に自信がある人なら徒歩でも充分に歩いて行ける距離です。森のなかは虫が多いので、虫よけスプレーなどで防虫対策は必須。木の枝や葉などに擦れてケガをすることもあるので、なるべく半袖や短いズボンは避けて、肌の露出は少ない方がいいでしょう。

七尾城の見どころ

防衛として活躍していた大堀切

現存する城跡は石垣や土塁のみですが、人工の崖や九尺もの巨石など、優れた防衛力の高さや当時の権力の大きさを垣間見れるポイントが山の随所に見られます。

大堀切は、戦が起きた際の防衛のために堀削して作った人工の崖。実際に見るととても深くて大きいため、これを当時の人たちが人力で作りあげたのかと思うと驚きを感じます。かつてこの崖の間には橋を架けられており、七尾城史資料館では、橋を使って往来していた当時の復元CGも展示されていますので、是非見てください。



どうやって上げてきたのか不思議な九尺石

九尺石はおよそ2.7メートル(九尺)もあるの巨石で、門から入ってすぐの所にで見ることができます。いったいこの巨石をどうやってこの山頂まで運び上げたのか不思議になるほどの大きさ。巨石は権力の大きさを誇示するためのものともいわれています。

何層にも連なる重厚な石垣

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何層にも積み上げられた石垣は当時のまま現存していて、その姿を見学することができます。石垣の合間には苔や草や鬱蒼と生い茂っていて、自然と一体化したさまが、スタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」に似ていると言う人も多いのだとか。霧が出てくるとひときわ幻想的な雰囲気が立ち込め、まさに天空の城です。

山城ならではの雰囲気

すでに建造物は無いものの、当時の石垣や土塁などの姿は残っています。天宮とまで呼ばれた広大な城の大きさを体感するには、登山ルートで行った方がよく分かるため、徒歩で行く人たちが多いです。山を登っていくと突然目の前にあらわれる石垣群には思わず圧倒されるでしょう。

カメラの準備を忘れずに

開放的な本丸跡

七尾城の魅力は、なんといっても本丸跡から望む七尾湾や能登半島の絶景。本丸跡には現在、城山神社と石碑が建てられており、柵などはありません。石垣の淵ギリギリまで行く際には、足元に注意して安全に見学するようにしてください。石垣や城跡の保全のためにも、節度ある範囲内で景色を楽しみましょう。

足を伸ばして城山展望台

本丸駐車場から国道177号線を車で5分ほど北へ進むと城山展望台があり、そこからさらなる絶景を堪能するのもおすすめ。2階建てで八角形になった展望台は、北アルプスの立山連峰まで見渡すことができ、雄大な山々の姿に心が解き放たれるような爽快感が味わえます。

素敵な夜景も見ることができますが、夜に展望台へ行く際は暗いので、懐中電灯を持参してから行きましょう。展望台には専用駐車場もあります。

七尾のおすすめスポット

能登の御陣乗太鼓

石川県の七尾を訪れたなら、伝統芸能の御陣乗(ごじんじょう)太鼓太を鑑賞したり日本海のおいしい海の幸を堪能しましょう。おすすめスポットをご紹介します。

七尾城の戦いで、上杉軍を退散させた奇襲作戦である能登の御陣乗太鼓を鑑賞することができます。恐ろしい鬼の面をかぶって狂乱したように舞い踊り演奏する姿は迫力満点。御陣乗太鼓は、石川県の無形文化財に指定されており、和倉温泉などでも公演を楽しむことができます。



夢市から千代寿司へ

七尾駅前にあったお寿司屋さんの名店 夢市が移転し、小丸山城付近で千代寿司としてオープンしました。日本海の旬の地物ネタを中心に提供してくれるお寿司屋さんで、七尾湾直送の新鮮な食材がずらりと揃っています。分からないネタがあったら職人さんが教えてくれるので安心して入れるお店です。

Address 〒926-0046 石川県七尾市神明町1番地ミナ・クル1階
Hours 11:30~20:45
Closed 第2・4水曜日
Tel 0767-53-1153
Web https://ja-jp.facebook.com/Yumeichi

七尾城へのアクセス

電車・バスでの行き方

JR線の七尾駅で下車し、そこからで7キロほど進んだ先にあります。七尾駅からバスで行く場合、市内巡回バス まりん号の東回りに15分ほど乗って、城山の里で下車します。本丸までは徒歩60分ほどで到着です。

車での行き方

鹿島バイパス(国道159号線)を北上し、無料区間である能越自動車道の七尾城山ICにて下車します。山麓には、懐古館飯田家との共通駐車場があるのでそこに駐車でき、山頂付近では本丸駐車場を利用可能。また、城山展望台そばにも駐車場はあります。

Address 〒926-0024 石川県七尾市古屋敷町タ8-1
Hours なし
Closed なし
Tel 0767-53-4215
Web http://www.city.nanao.lg.jp/sportsbunka/kanko/kanko/miru/nanaojoushi.html

まとめ

七尾城は今は石垣や堀切だけとなってしまっているものの、山の峰7つ分もの広大な城の勇壮さは健在。実際に足を運んでみると、その大きさや迫力を体感できること間違いありません。雄大な景色を眺めながら、ぜひ戦国ロマンに浸ってみてください。