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- 出身地は大阪。得意なエリアは関西。 歴史的建築物や美術館巡りが好き。観光地に一緒に行くのは主に家族や友達。 美術館には一人で行くことが多いです。 旅行前に頭に入れておくとよりそのスポットが好きになれるような情報を発信していければと思います。
長きに渡って大阪の住人から愛されてきた浜寺公園プール。府民プールとは思えない充実ぶりが人気で、観光で大阪にやってきた人が足を運ぶことも。更衣室もリニューアルされてキレイになっていますし、女性や子供も安心して利用できるプールです。ここでは、浜寺公園プールの魅力を包み隠さずお伝えします。
浜寺公園プールは一日中楽しめるとにかく大きなプール
古くから大阪府民に愛されて来た歴史あるプール

家族連れやカップルなどで賑わいを見せる浜寺公園プールは、1日いても飽きることがありません。大阪府営の浜寺公園の中に開設したプールで、昭和38年に誕生。歴史あるプールで、当時は東洋一の規模を誇ったプール群です。
日本におけるアーティスティックスイミング発祥の地とも言われ、浜寺水練学校が開催されることも知られています。長さ100mを誇るジャイアントスライダーや変形プール、25mプールが5面、幼児プールなどさまざまなプールでいっぱい。毎年7月から8月までの利用が可能です。
バラエティー豊かで、府営プールとは思えない充実ぶり
なんと6つのプールが 迷子に注意して
一般的な自治体が運営するプールと同じだと思っていたら大間違い。よい意味で期待を裏切られるでしょう。たくさんのプールがありますし、仕切りなどもないため自由に行き来できるのが魅力的。
あまりにも広すぎるため、小さな子供は迷子になってしまうかもしれません。子供連れで訪れる方は、お子さんから目を離さないようにしてください。プールの数は多いですが、流れるプールなどはありません。監視員も多いので安心して遊べるでしょう。
一番人気のジャイアントスライダー
ジャイアントスライダーは、浜寺公園プールの目玉。小学生以下の子供は保護者が同伴しなくてはなりませんが、それ以外には特に制限はありません。上から一気に滑り落ちるジャイアントスライダーはスリルも満点。土日の午後はたくさんの人が利用しているので、少し並ばなくてはいけないことも。
小さな子供専用プールがあるのも嬉しい
小学生までの子供と、保護者の方が利用できる変形小プール。ここには、イルカとクジラの滑り台があり子供からも大人気です。結構なスピードも出る滑り台なので、小学生くらいの子供でも十分楽しめるでしょう。
変形大プールは水深が変化する
出入口に近いところはもっとも浅くなっており、幼児用です。水深0.4mから0.6mほどなので安心。中央に向かっていくにつれて、少しずつ深くなっていくため注意しましょう。イルカがある真ん中の場所がだいたい水深0.9mほど。イルカの口から出る水の勢いが変化するので、それが子供にとって面白いようです。
本気で泳ぎたい人には25m・50mプール

がっつり泳ぎたい、という方向けのプールもあるので安心してください。ただ、50mプールは平日だと浜寺水練学校の生徒が利用するため、使うことができません。一般の人は土日、お盆の期間には利用できます。
プールでの休憩や食事は
食事は売店と食堂で買える

水の中では抵抗も大きくなりますし、短時間遊んだだけでヘトヘトになることも。適度に休憩しつつ食事もしながら遊びましょう。
プール内には売店と食堂があるので安心。持ち込みに関しても制限はないので、コンビニで何か買って持ち込むのもOK。食堂は救護室の2階にありますが、少し分かりづらいです。浜寺公園プールは、再入場ができるため途中で抜け出して何か買ってくるということも可能。これは少々珍しいシステムですね。
浮き輪の持ち込みについて
1時間に1回ラジオ体操があるので、そのときはプールから上がる必要があります。日陰ができる場所はかなり限られていますし、少ないのでテントを持ち込むのもアリでしょう。浮き輪やボールなどは持ち込んでも構いませんし、持ち込まなくても売店で販売しています。変形プールの入口付近には無料で利用できる空気入れもありますよ。
更衣室がリニューアルしてきれいになった
かつての更衣室は、いかにも府民プールといった感じの古臭い部屋でした。しかし、リニューアルされてすっかりキレイになっていますし、誰もが快適に利用できる空間になっています。ロッカーはもちろんですが、オムツを変えるベッドもリニューアル。小さなお子さんと訪れる方には嬉しいですね。お湯は出ませんが、シャワールームもあります。
古式泳法が学べる浜寺水練学校
浜寺公園プールの夏の風物詩でもある、浜寺水練学校の授業。日本に古くから伝わる古式泳法を学べる、歴史のある学校です。
浜寺水練学校は、100年以上の歴史がある学校で、シンクロを日本で初めて取り入れた学校としても知られています。毎日新聞の主催によって水練学校が開催されており、夏には古式泳法を学ぶ生徒たちの姿も。日本の古式泳法の研究や実践、伝承などを行っているのも特徴。
プールの後に立ち寄りたい甘味処
松露だんごで有名な福栄堂
プールで遊んで疲れたあとには、甘いものも食べたくなりますよね。エネルギーを補給するためにも、近くの甘味処に立ち寄ってみましょう。
福栄堂の松露だんごは、餅にこし餡をまとった団子で、赤福をイメージすると分かりやすいかもしれません。できているものを提供しているのではなく、注文を受けてから丸めるというこだわり。チンチン電車の焼き目をつけたどらやき、ちん電どらやきは電車好きな方におすすめ。見た目も珍しいので、写真撮影してSNSにアップしてみましょう。
プールのあとに甘くてサッパリしたものを食べたい、という方にはかき氷がおすすめ。定番のブルーハワイのようなかき氷から、ほうじ茶や抹茶といった和テイスト満載のかき氷も楽しめます。暑い時期に食べるかき氷はやっぱり最高。清涼感たっぷりのわらび餅もあるので、こちらはお土産におすすめ。ぷるんとした食感とほのかな味わいが堪りません。
明治40年に創業したという老舗のお店です。現在は4代目で、創業当初から変えていないという看板は風格すら感じます。阪堺線浜寺駅前の正面にお店があるので、すぐに分かるでしょう。南海本線、浜寺公園駅西出口から出てもすぐのところです。わらび餅や抹茶団子など、和のスイーツを多数取り扱っています。
Address | 〒592-8346 大阪府堺市西区浜寺公園町2丁141 |
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Hours | 9:00-18:00 |
Closed | 木曜日(祝日は、営業) |
Tel | (072)-261-1677 |
Web | http://www.dan-go.com/ |
浜寺公園プールへのアクセス
電車での行き方
難波駅から南海本線の堺駅で乗り換えてください。その後、浜寺公園駅まで向かいます。所要時間はだいたい25分ほどでしょう。浜寺公園駅からは徒歩約3分ほどなので、ほぼ目と鼻の先です。浜寺公園駅は国の登録有形文化財であり、第一回近畿の駅100選にも選ばれた駅舎。そこにもぜひ注目してみましょう。隣の駅、南海諏訪ノ森駅の駅舎も有形文化財です。JRを利用する場合は、阪和線東羽衣駅から南海線の羽衣駅に移動し、浜寺公園駅に向かいます。
Address | 〒592-8346 大阪府堺市西区浜寺公園町2丁目 |
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Hours | 9:30~18:00 7月・8月(期間未定) 入場17:00まで、遊泳17:30まで |
Closed | 期間中なし |
Tel | 072-261-8745 |
Web | osaka-park.or.jp |
まとめ
府民プールとは思えないほどバラエティー豊かな浜寺公園プール。本格的に泳ぎを楽しみたい方はもちろん、ちょっと水遊びしたい、子供と一緒に訪れたいという方のニーズにもマッチしているプールです。迫力あるジャイアントスライダーもありますし、幼児用のプールもあるのは嬉しいポイント。暑い夏にぜひ訪れたいスポットです。