豊国神社は豊臣秀吉を祀る神社。豪華絢爛な唐門は必見

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: Erica

生粋の京都人。京都愛が強く、得意エリアももちろん京都。 1人か女同士で出かけることが多く、移動は電車と徒歩がほとんど。趣味のカメラは必需品。コーヒーやスイーツが好きなので、出かけた先でカフェを見つけては、まったりしてます。

立身出世の御利益があるさかい、仕事運を上げたい人におすすめやで

京都市の東山区に建つ豊国神社。天下人であり関白にまで上り詰めた、豊臣秀吉を祭神として祀る神社として知られています。立身出世のご利益があるといわれており、仕事運をアップさせたい方がたくさん参拝に訪れる神社。ここでは、豊国神社の魅力や見どころ、アクセス方法などについてまとめてみたので、京都観光の予定がある方はぜひ参考にしてください。

豊臣秀吉を祀っている神社

御利益は立身出世など

日本人なら誰もが知っている豊臣秀吉。立身出世の代名詞のように扱われることもある豊臣秀吉を祀っているのが、豊国神社です。豊国神社があるのは、三十三間堂や京都国立博物館などの名所が多い京都市の東山区。空想上の神様を祀っている神社ではなく、実在した豊臣秀吉を祀る神社として有名です。百姓の身でありながら織田信長の配下として召し抱えられ、その後どんどん頭角を現した秀吉。

押しも押されぬ織田家の重臣にまで上り詰め、信長亡きあとには織田家の中で覇権を握ります。最後まで敵対していた徳川家康も傘下に入れ、百姓から天下人、関白太政大臣にまで上り詰めました。低い身分から天下を手中に収めた豊臣秀吉。そんな彼を祀る神社なので、立身出世や勝負運の向上、良縁成就といったご利益があるといわれています。

豊国神社の歴史

豊国神社の歴史は長く、豊臣秀吉が亡くなった翌年、1599年に創建されたと伝わっています。豊臣家に関わるものをすべて排除したかった徳川家康によって、一時は廃絶されたのですが、1880年に再建されることになります。1662年に京都で発生した地震の際にも、豊国神社の周辺だけ被害がなかったため地震除けの神様とされたことも。

豪華絢爛な唐門に目が釘付け

国宝三唐門のうちのひとつ

黄金の茶室など、とにかく派手なことを好んだ豊臣秀吉。豪華絢爛な唐門からも彼の好みが窺えるでしょう。豊国神社の唐門は伏見城の遺構です。桃山時代に建てられた歴史あるもので、国宝にも指定されている貴重な門。京都にある西本願寺、大徳寺の唐門と並んで国宝三唐門とも呼ばれています。

金の装飾が実に見事で、豪華絢爛な造りが特徴的。派手なことが大好きで、黄金の茶室まで作ったといわれる秀吉の好みに合わせた唐門といえるでしょう。思わず見とれてしまうほどの豪華さです。

豊臣家の家紋、五七桐

唐門の中央に刻まれているのは、豊臣家の家紋として知られる五七桐。唐門の左右にある提灯にも描かれていますし、時代劇などでもよく目にする紋なので知っている方も多いでしょう。いたるところで豊臣家の家紋を目にすると、秀吉を祀った神社なのだということを実感します。

左甚五郎による彫刻も要チェック

鯉の滝登りの彫刻をあしらった扉が印象的。鯉の滝登りは立身出世を表しており、百姓から天下人に成り上がった秀吉を表しているともいえます。扁額の左右には目なしの鶴の彫刻も。あまりにも出来栄えが素晴らしかったため、目を入れてしまうと飛んでいってしまうと思い、あえて目はいれなかったのだとか。

たしかに、それほど素晴らしい仕上がりの彫刻ですね。江戸時代に活躍した左甚五郎という彫刻職人の手によるものなのだそうです。

秀吉ゆかりのお宝が見られる宝物館

豊国神社の奥に進んでいくと宝物館があります。ここには、豊臣秀吉ゆかりの宝物が展示されています。名刀 骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)や秀吉の歯なども展示されているので、とても貴重なものを鑑賞できるでしょう。普段絶対に目にすることのできないものですし、歴史上の偉人にまつわるものなのでぜひ見ておきたいところ。豊国神社へ訪れたときには、宝物館にも足を運んでおきましょう。

安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した絵師、狩野内膳によって描かれたといわれる豊国祭礼図屏風。重要文化財にも指定されています。秀吉の七回忌の祭礼を描いたものといわれており、屏風にはたけのこのコスプレをしたたけのこ男が描かれているのだとか。鑑賞するときにはぜひ探してみましょう。なお、宝物館は有料なので入館料を支払って入ってください。

出世を願って絵馬を書こう

ひょうたん型の開運絵馬

秀吉といえば千成瓢箪(せんなりびょうたん)。千成瓢箪は、秀吉が馬印にしていたことで有名。それにちなんで、豊国神社ではひょうたんの形をした絵馬を用意しています。全国的に見てもこのようなユニークな形の絵馬は珍しいですね。唐門の前に鈴なりになっています。立身出世を祈願する絵馬が多いのも特徴。仕事運をアップしたい方、出世したい方は絵馬に願い事を書いて奉納しましょう。

わらじ型の仕事絵馬

これも珍しいわらじ型の仕事絵馬。まだ秀吉が織田家で低い地位にあったとき、信長の履いていたわらじを懐に入れて温めたという逸話があります。それから秀吉は信長に重用されるようになったのだとか。そんなエピソードにちなんだ仕事絵馬となります。百姓から天下人にまで成り上がった秀吉の出世運にあやかり、出席祈願の絵馬を書いてみましょう。

方広寺の梵鐘も見てみよう

豊臣秀吉にゆかりのある梵鐘

豊国神社の隣に建つ方広寺。豊国神社の敷地と繋がっているので、外に出ることなく訪れられます。ここにある梵鐘は、東大寺や知恩院の梵鐘と合わせて、日本三大梵鐘と呼ばれます。とても立派な梵鐘なので、ぜひ見ておきたいスポット。大晦日には除夜の鐘があたりに響き渡ります。

近くで見ると、梵鐘の迫力に圧倒されるでしょう。直径は約2.8m、重さは約83tもあるのだとか。梵鐘には「君臣豊楽」「国家安康」と刻まれていますが、これに対し徳川家が言いがかりをつけ、冬の陣に突入したといわれています。

「国家安康」が,家康の名を分割し身を切断することを意味し、「君臣豊楽」の文字が豊臣家の繁栄を祈願していると非難したのです。言いがかりもいいところに聞こえますが、どうしても豊臣家の徹底的な滅亡を狙っていた家康の恐ろしさを感じます。

天井画にも注目

天井に描かれているのは迦陵頻伽。上半身は人で下半身は鳥という生き物で、極楽浄土に住んでいるといわれています。歴史を感じられる絵なので、訪れたときには天井画にも注目してみましょう。

豊国神社へのアクセス

公共交通機関での行き方

公共交通機関を利用する場合だと、京阪本線の七条駅が最寄り駅となります。駅から徒歩約8分ほどの道のり。また、五条駅からも徒歩約11分でアクセス可能です。バスなら、京都市バスの博物館三十三間堂前停留所が最寄りとなり、ここから徒歩約5分。京都駅から市バスに乗車するなら、206系統、208系統に乗りましょう。

車での行き方

車で訪れる場合だと、名神高速道路京都南ICから約7kmほどの距離となります。京都東ICからも同じような距離なので大して変わりません。無料の専用駐車場を完備していますし、周辺にはコインパーキングもいくつかあります。神社の駐車場に停められなかったときには、コインパーキングに駐車しましょう。

住所|〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町530
営業時間|AM9:00-PM4:30
定休日|なし
電話|075-561-3802
公式サイト|なし

まとめ

立身出世の代名詞でもある豊臣秀吉を祀った神社なので、仕事運や出世運をアップさせたい方におすすめ。独立して起業する人にもピッタリの神社です。近くには三十三間堂や博物館などの名所もあるので、合わせて巡ってみるとよいかもしれません。歴史ロマンも感じられる神社なので、戦国時代ファン、歴史ファンにもおすすめです。