祖谷のかずら橋は日本三大秘境にかかる橋。思い切って渡ると美しい滝が待っている

公開日:2019/2/25 更新日:2019/12/5

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徳島県出身。徳島県を中心に、四国と住んだことがある大阪府、愛知県の記事を書いています。旅行は夫か母、友人などとの二人旅がメインです。神社仏閣や歴史が好きなので、そのスポットにまつわる豆知識をふまえて見どころをご紹介します。
秘境の絶景が楽しめる祖谷のかずら橋!ほんまに怖いけん覚悟して渡りよ

素晴らしい絶景を眺められるスポットが祖谷のかずら橋。徳島県西部の祖谷地方に架かる橋で、季節ごとに表情の異なる景観美を見せてくれます。SNS映えする写真もたくさん撮れますし、四国旅行へ行ったときにはぜひ立ち寄ってほしいスポット。ここでは、祖谷のかずら橋の魅力や楽しみ方、近くで味わえる郷土グルメなどについてまとめてみました。



祖谷のかずら橋は秘境にかかる橋

祖谷のかずら橋は、国指定重要有形民俗文化財に指定されている橋です。徳島県西部の祖谷地方に架かり、天然のシラチクカズラを編んで作られているのが特徴。祖谷地方には、源平合戦で負けた平家の落ち武者が隠れ住んでいたといわれ、源氏の追っ手が来たときにいつでも橋を落とせるように作られたの逸話が残っています。

日本三大秘境の祖谷

祖谷は、日本三大秘境の一つに数えられています。岐阜県の白川郷、宮崎県の椎葉村も秘境として有名ですが、これらと肩を並べて三大秘境といわれます。山深い場所で自然に囲まれており、人の手がほとんど入っていないため、日本の原風景が楽しめるスポット。近年では国内だけでなく、海外からの観光客も足を運ぶほどの人気ぶりとなりました。

見たことがない光景を楽しむ

周囲を山に囲まれた中で、谷の上に質素な橋が架かっている様子は都会の人からすると新鮮に見えるはず。全国的に見ても、人工物ではなく自然素材で編まれた橋というのは非常に珍しいです。料金が必要ですが、橋の上を歩いて渡ることもできますよ。

感じたことがない恐怖

一般的に橋というと、強度のある金属を使って造られていますし、安全性にも十分配慮しているという認識でしょう。しかし、祖谷のかずら橋は天然の素材を編んで作っているので、当たり前のように安全に渡れるという常識は通用しません。3年に1度は架け替えられているものの、それでも不安はよぎるでしょう。

ワイヤーで補強しているとはいうものの、足元の板はスカスカですし、渡り切るまでには恐怖心との戦いになります。心臓の弱い方にはおすすめしません。

渡った先には琵琶の滝

かずら橋を渡ると、琵琶の滝があります。どうして琵琶の滝なのか、ということですが、源氏に負けた平家の落ち武者が、この滝の前で琵琶を弾いて都を偲んだという言い伝えがあるからです。昔は橋を渡らないと絶対に行けなかったこの場所。かずら橋を渡って平家の落ち武者の気持ちを感じてみるのもよいかもしれません。

絶景が楽しめる紅葉のかずら橋

徳島県内でも有数の紅葉スポットとしても知られる祖谷。秋になると山全体が色づき、美しい風景を見せてくれます。もちろん、かずら橋からも絶景を眺められますし、写真撮影にもピッタリ。ここでしか見られない素敵な紅葉が見られますが、シーズンになると多くの観光客で混雑します。

一度は見たい光景

祖谷渓谷は山全体が紅葉の名所です。どこを見ても美しい紅葉が目に飛び込んできますし、その幻想的な風景は圧巻の一言。ここでしか見られない景色が広がります。かずら橋付近はもちろんですが、周辺の大歩危小歩危、奥祖谷なども紅葉の名所として有名。時間に余裕があればそちらにも足を運んでみるとよいでしょう。

どこか神秘的にも見える祖谷の紅葉は、ぼんやりと眺めているだけでも心が洗われるよう。生涯に一度は見ておくべき景色、といっても過言ではないでしょう。

秘境グルメを楽しむ

かずら橋を渡ったあとには、この地方ならではの郷土グルメも楽しみましょう。かずら橋の周辺にも、でこまわしの売店がいくつかありますし、あたりにはいいニオイが漂っています。でこまわしとは、岩豆腐やこんにゃく、さといもなどを串にさした味噌田楽のこと。素朴な味がとてもグッドですよ。

あめごの塩焼き

このエリアのご当地グルメといえば、あめごの塩焼きは外せません。川魚の女王との異名もとる あまごですが、徳島では方言で「あめご」と言います。なお、高知県でもあまごのことを「あめご」と呼ぶことが多いですね。でこまわしと一緒に焼かれていることが多く、焼き魚のいいニオイを嗅ぐとお腹もすいてきます。

かわいいカフェも

ワイルド系の郷土料理だけでなく、周辺には可愛らしいカフェも。小鳥が遊びに来るカフェとして有名なのが、森のくまさん。エサやりもできますし、可愛らしい雰囲気の店内でのんびりくつろげますよ。ドリンクを中心としたメニューとなっているため、ちょっと一休みしたいときに立ち寄ってみましょう。

秘境の温泉 祖谷温泉

祖谷温泉もかずら橋近くにあります。四国では割りと珍しい、源泉かけ流しの温泉として有名で、トロトロとした泉質も人気の理由。祖谷温泉にはいくつかのホテルが点在していますが、泊まるならホテル祖谷温泉がもっともおすすめ。



ホテル祖谷温泉名物のケーブルカー

ホテル祖谷温泉の名物とも言える急傾斜のケーブルカー。ほかのホテルにはないですし、同ホテルならではの特徴と言えるでしょう。露天風呂を利用するには、このケーブルカーを利用して山を下る必要があります。

なお、ケーブルカーの運転がセルフサービスになっているのも特徴。なかなかできないような、貴重な体験ができるでしょう。ケーブルカーから望む周りの風景も素晴らしいので、そういう理由でもホテル祖谷温泉がおすすめなのです。

ランチも楽しめる

祖谷温泉ではランチもできます。宿泊しなくても、ランチのみということも可。ランチタイムは11時から14時までとなっているので、ぜひ祖谷温泉でランチも楽しんでみましょう。祖谷の郷土グルメが楽しめるランチメニューが人気で、祖谷そばやそば米汁などを味わえます。

素朴で優しい味わいの郷土グルメに、きっとお腹も舌も満足できるでしょう。祖谷渓谷の美しい風景を眺めつつ、美味しい食事をいただいてください。

Address 〒778-0165 徳島県三好市池田町松尾松本367-28
Hours 15:00チェックイン、11:00チェックアウト
Closed なし
Tel 0883-75-2311
Web https://www.iyaonsen.co.jp/

祖谷のかずら橋へのアクセス

車での行き方

車で訪れる場合だと、徳島自動車道井川池田インターで降りてください。そこからかずら橋まではだいたい50分くらいの所要時間となります。祖谷のかずら橋周辺にはいくつか駐車場もありますが、かずら橋夢舞台がもっとも広々としていて停めやすいです。車の運転があまり得意でない、という方はこちらの駐車場がおすすめでしょう。なお、駐車場からでも祖谷渓谷の美しい風景を楽しめます。

電車での行き方

公共交通機関を利用する場合ですが、最寄り駅となるのはJR大歩危駅となります。徳島駅から特急列車に乗車すれば、だいたい1時間30分くらいで到着できるでしょう。

バス・タクシーでの行き方

JR大歩危駅は、最寄り駅とはいえ駅から徒歩で行くのは現実的ではありません。駅からはバス、もしくはタクシーを利用してください。祖谷のかずら橋方面に行くバスは本数がかなり少なく、1日に3便しかありません。タイミングを逃してしまうと乗れないので注意してください。タクシーの利用が無難かもしれませんね。

Address 〒778-0102 徳島県三好市西祖谷山村善徳162−2
Hours 日の出から日没まで(季節で変動)
Closed なし
Tel 0120-404-344(三好市観光協会)
Web https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/

まとめ

ここでしか見ることのできない絶景があるので、徳島観光に訪れる際にはぜひ祖谷へも足を運んでみましょう。祖谷のかずら橋を渡るのは怖いかもしれませんが、なかなかできない貴重な体験ができるのも事実。橋のスリルや美しい風景を楽しんだあとは、ここでしか食べられないご当地グルメも楽しんでくださいね。きっと素晴らしい思い出にもなるでしょう。