アテネのアクロポリスで古代ギリシャ文明に魅了される旅を

公開日:2019/3/4 更新日:2019/8/15

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新潟県出身。一人旅が好きで、過去4年で40か国以上の旅行歴あり。得意なエリアは東南アジアと北・南米。最近は国内も様々なエリアを探索中で、穴場スポットを探し歩いています。雪のない時期の山を歩くのも好きで、今年はキャンピングスキルアップを目指しています!
アクロポリス観光の最大の見どころと基本情報を徹底解説

アクロポリスは、古代ギリシャの首都アテネにある丘。ユネスコ世界文化遺産としても有名です。世界三大宗教空間の一つ、パルテノン神殿をはじめ数々の歴史的建造物があり、見ごたえは抜群。アテネのアクロポリス観光の基本情報や見どころ、楽しみ方をまとめて紹介します。

アテネのアクロポリスは世界文化遺産の一つ

アクロポリスは街を見下ろす小高い丘

首都アテネにあるアクロポリス。アクロは高い、ポリスは都市を意味しています。紀元前3000年頃の古代ギリシャで丘の上にアテネの街を見下ろす都市の象徴である神殿を建築したのがはじまりです。宗教や戦いの時には要塞の中心地として役割を担ってきました。

アテネの他にもスパルタ、メガラ、アルゴス、コリントスなどギリシャ各地に有名なアクロポリスがあります。

世界的に有名なアテネのアクロポリス

数あるアクロポリスの中でも、最も有名なのがアテネのアクロポリス。バチカンにあるサンピエトロ大聖堂、日本の法隆寺に並び、世界三大宗教空間の一つに数えられています。アテネのアクロポリスは2466年前の紀元前447年に建て始められました。現在、世界有数の古代文明遺跡としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。

丘から見下ろすギリシャの街並み、エーゲ海と地中海の景観やライトアップされた夜景は絶景。家族旅行や卒業、新婚旅行や一人旅など記念に観光したい、一生に一度は訪れたい憧れスポット、アテネ・アクロポリスは年代は関係なく人気です。

アテネのアクロポリスの歴史

紀元前4000〜3200年頃のアクロポリスが建てられる以前から、アクロポリスが建つ石灰岩の斜面には人々が暮らしていました。紀元前13世紀頃に、軍事防衛のために建造物が建築されましたが、やがて宗教的な意味を持つようになったと言い伝えられています。

その後、ビザンティン帝国の頃はキリスト教会、オスマン帝国の頃にはモスクとしてなどさまざまな宗教の中心としての役割を果たしてきた時期もありました。また、戦いの攻撃時には人々の避難場所としても機能していたそうです。

アクロポリスの壮麗な建築群をご紹介

アクロポリスにある古代建築

アテネのアクロポリスの頂上の平地には、パルテノン神殿、エレクティオン神殿、アテナ・ニケ神殿とプロピュライアー門、音楽堂などがあります。これらの建築物は数千人の労働者、職人や芸術家の手によって、わずか50年ほどの間に完成。今でもこれら建築物の大部分は残っています。

何世紀にも渡る戦争や地震、略奪や自然風化により失われなかったことに驚きです。

パルテノン神殿はアクロポリスの中心

パルテノン神殿は、古代ギリシャ文明を象徴する代表的な神殿遺跡として世界的に有名。紀元前447年から432年に大理石で建設されました。女神アテナパルテノスというアテナ聖母に捧げられた寺院として、千年以上の長い間アテネ宗教の中心となりこの地を護ってきました。

古代ギリシャ文明のドリス式建築の最高傑作です。アテネの政治や文化の繁栄、富の象徴でもあり、それ以前に建てられた神殿よりも大きくて華やかです。

エレクティオン神殿はアクロポリスで最も神聖な場所

アクロポリスの北側にあるエレクティオン神殿は、紀元前421年から406年に建てられました。アテネの繁栄と栄光を象徴する神殿です。東側は女神アテナへ、西側はアテネの英雄ブーテや他の神々に捧げられています。神殿の名前は古代ギリシャ神話の英雄であるエリクトニオスに由来。

優美なイオニア式建築のアテナの女神像が装飾と一緒に施されています。平らでない地面の上に建てられた上に、別の役割を持つ部屋を一つの建造物にまとめていたため、当時にはあまりない珍しい複雑な構造の建物となっています。

アテナ・ニケ神殿には勝利の女神が

紀元前420年頃に建てられたアテナ・ニケ神殿はアテネのアクロポリス内で最も小さい建造物。勝利の女神アテナ・ニケへ捧げられています。アテナ・ニケは、戦争中人々の側に立つ女神として崇められていました。

神話のなかの勝利の女神ニケには翼がありますが、この神殿の地下のニケ像は勝利が永遠にアテネに留まるといった意味を込めて、飛び立たないように翼をつけていません。

プロピュライアー門はアクロポリス入り口

メインエントランスから丘を登った場所に、アクロポリスのエントランスホールとも言われる壮大なプロピュライアー門があります。紀元前437年から432年、アクロポリスの聖域を強固に防衛するための門として建築。紀元前431年におきたポロペネソス戦争によって建築中止となり、未完成のままです。

亡き妻へ捧げたイロディオ・アッティコス音楽堂

アテネの政治家で大富豪アッティコスが、愛する亡き妻に捧げるため161年に建設したのがヘロディス・アッティコス音楽堂。大理石の記念碑があります。丘の麓にあり、発見されてから改修工事が幾度となく行われています。現在でも、夏季の野外コンサートや音楽イベントの際には5000人の観客を動員する大音楽堂として使用されているというので驚きですね。

アクロポリス博物館で事前学習もおすすめ

アクロポリス博物館は、アクロポリスの丘の下、エントランスより800mほどのところにあります。地下鉄アクロポリ駅にも近くて便利。アクロポリス観光に行く前に立ち寄れば、長く複雑なアクロポリスの歴史への理解が深まり、より遺跡見学を楽しむことができますよ。

博物館にはアクロポリスにあった実物の彫刻や装飾が大切に保管、展示されているので、細部をじっくりと観察してみてください。館内には充実したラインナップのギフトショップが。アクロポリスには売っていないお土産グッズもあるので要チェックです。

アクロポリスに行く事前準備と注意点

見学に必須の服装や持ち物

はじめてアクロポリスへ訪れる場合は、ギリシャの強い陽射しに気をつけましょう。白く大きな大理石に囲まれたアクロポリスは反射光が激しいため、サングラスや帽子、日焼け止めなどの陽射し対策グッズは必携。

敷地内はとても広く登り降りに時間がかかるため、持ち物は、軽食や飲み水を多めに持参しましょう。入り口周辺には水やスナックが販売されています。夏季の熱中症対策には、充分な水分を取るように特に注意が必要。大理石の階段や坂道は雨が降るととても滑りやすく危ないため滑りにくい靴を履き対策をしましょう。

チケットは事前購入も可能

アクロポリスのチケットは、現地やオンラインで事前購入もできます。休日には並ぶこともあるので、日差しが苦手な方は、事前購入やガイドツアーがおすすめ。入口のチケットブースではクレジットカードと現金払いで列が違います。案内看板は見にくいところにあるので並ぶ列に注意しましょう。

古代アゴラ、ディオニソス劇場、ケラメイコス、ローマンアゴラ、風の塔の料金が含まれるパッケージチケットもあります。チケットの有効期間は1週間。気になる方は事前にチェックしてみてくださいね。

アクロポリス観光のベストシーズンは

アクロポリスの夏はとても暑く人が多いです。7月から8月ごろの夏に行くなら朝一か夕方がおすすめ。反対に冬季の1月から2月は入場客数が8月の10分の1程度になるので、ゆっくりと見学することができますよ。

国内の団体ツアーは、朝一か午後一に来て夕方に帰る人が多数。その時間を避ければ、混雑を回避できる可能性が高いです。11月から3月の第一日曜日、その他も年間を通して祝日などは入場無料になることがあります。

アクロポリスの丘まで散策

歴史地区プラーカを通って

アクロポリスの丘の東側に位置している歴史地区プラーカは、ギリシャの美しい街並みを見ながら散歩できるエリア。プラーカ地区からアクロポリスのエントランスまでは約800m、徒歩10分ほど。少し遠回りになりますが、立ち寄る価値のある場所です。

途中にはおしゃれなオープンテラスのカフェやギリシャ料理のレストラン、ギフトショップや市場があるため、帰り道に休憩しながら散策するのにぴったりですよ。観光客や地元の人々が多くにぎわいがありますが、夜の危険なエリアも。スリなどのトラブルに注意しましょう。

アクロポリスへのアクセス

飛行機でのアクセス

日本からアテネへの直行便はありません。ヨーロッパ各国やドバイ経由で行くのが一般的です。

電車・バスでのアクセス

アテネ国際空港からアクロポリスのあるアテネ市街地までは約1時間かかります。地下鉄と高速バス、タクシーを利用できますが、治安や利便性の面からバスをおすすめします。

地下鉄は6:30AM〜11:30PMの間に30分間隔で運行、バスは本数が多く24時間運行しています。地下鉄は安いですが本数は少ないです。スリに遭う可能性が高いので注意してください。

アテネ市街地よりアクロポリスまでは、電車での移動が一般的です。地下鉄の最寄駅はモナスティラキ駅。アクロポリ駅はアクロポリス博物館に近いため、事前に博物館へ寄ってからアクロポリスへ行く場合はこちらが最寄り駅になります。

Address ギリシャ 〒105 58 アテネ
Hours AM8:00~PM8:00
Closed なし
Tel +30 21 0321 4172
Web http://odysseus.culture.gr/h/3/gh351.jsp?obj_id=2384

まとめ

古代ローマのオリンポスの神々を祀ったパルテノン神殿や周辺遺跡があるアクロポリス。歴史や宗教、ギリシャ芸術を堪能できる彫刻や建築物は見ごたえがあります。活気あるプラーカ地区も、アクロポリス観光の際はあわせて訪れてみてくださいね。