浮世絵専門の太田記念美術館。なんと北斎の肉筆画にも出会える

公開日:2019/2/21 更新日:2019/5/7

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東京出身。旅行に行くのなら絶対海外派。最近はアメリカやオーストラリアの国立公園の魅力にはまってしまって、旅行先にはなるべく自然の多いところにしています。週末はぶらぶらお散歩が好きなので、近場を歩きながら気になったモチーフなどを写真におさめます。美味しいスポットも絶対おさえます。
江戸時代の庶民を描いた浮世絵が一同に会した太田記念美術館!原宿にこんな美術館があるなんて知らなかった

東京における若者の聖地といえば原宿。その原宿にある太田記念美術館は、全国的にも珍しい浮世絵専門の美術館として有名です。展示している浮世絵の版画はなんと1万点にもおよぶとか。しかも、北斎の肉筆画も目にすることができるのです。ここでは、太田記念美術館の見どころや魅力、近隣のスポットなどをご紹介しましょう。

太田記念美術館とは

原宿からすぐ近くに美術館が

原宿駅からほど近い、東京都渋谷区原宿にある太田記念美術館は、浮世絵を専門とするユニークな私設美術館です。多くの人が集まる原宿にあることから、たくさんの人が訪れますし、外国人観光客の姿も目にします。1980年にオープンした美術館で、実業家の太田清蔵の浮世絵コレクションがベース。

浮世絵専門の美術館

日本における美術館というと、日本画や茶器、海外の著名な画家の作品などが多くを占めています。浮世絵専門の美術館というのはかなり珍しいですし、足を運ぶ価値は十分。

浮世絵は海外でも評価が高く、これまでにたくさんの作品が海外に流出してしまいました。浮世絵専門の美術館が珍しいのは、そうした理由があるのかもしれませんね。なお、館内には浮世絵の版画が1万点のほか、肉筆画も500点ほど収蔵。骨董品や扇面画なども合わせると1万2000点も所蔵しています。

教科書で見た絵が肉眼で

安藤広重や喜多川歌麿、鈴木春信、菱川師宣、そして葛飾北斎。館内には実に豪華絢爛なコレクションが集っています。作家が描いた肉筆画は一点もののため非常に価値が高く貴重。あの葛飾北斎の肉筆画を見られるのは魅力的ですね。これほど有名な作品が一つの場所に展示されているのはここだけなので、原宿に足を運んだときにはぜひ訪れてみましょう。

浮世絵の講座も

江戸時代に庶民の様子や文化を描いたのが浮世絵。土曜日の14時からは、浮世絵の技法や時代背景などについての講座も開かれます。浮世絵の歴史を学べる映像も、日曜に公開されるのでタイミングが合えば見ておきたいですね。講座を聞いてから作品を見ると、さらに浮世絵のことが理解できますよ。

かまわぬで手ぬぐいをお土産に

地下にある、かまわぬ

せっかく訪れたので、お土産も買っておきたいところ。太田記念美術館の地下1階にあるかまわぬは、手ぬぐいの専門店。約33cm×90cm、一尺三寸に統一したサイズの手ぬぐいを販売しています。サイズが統一されているのでたくさんの柄を揃えるのもいいですね。木綿を素材とし、明治時代から伝わる注染という染織技法を用いているのが特徴。

色とりどりの手ぬぐいが選べる

柄のバリエーションが豊富なのは、かまわぬの手ぬぐいの大きな魅力。さまざまな柄があるので、お土産選びもきっと楽しくなるでしょう。伝統的な模様はもちろん、動物をモチーフにした可愛らしいものもたくさんあります。見ているだけでも楽しい気持ちにさせてくれるでしょう。手ぬぐいの生地をベースにした草履、のれんなどもお土産にピッタリ。



せっかくだから限定ものの手ぬぐいを

限定品が多いのもかまわぬの特徴。季節や場所限定など、その時にしか買えないものがたくさんあります。歌川広重の猫百景は猫をモチーフにした作品ですが、これも原宿店でしか購入できません。また、歌川広重の東海道五十三次の登場人物をモチーフにした、東海道五十三人というものも。足を運んだ記念に、浮世絵をベースにした手ぬぐいを手に入れてみましょう。

Address 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目10−10
Hours AM10:30-PM7:00
Closed なし
Tel 03-3401-7957
Web kamawanu.co.jp

表参道で優雅に中華ランチ

広東料理の老舗、南国酒家

表参道には美味しいグルメを味わえるお店もたくさんあります。太田記念美術館を出てから表参道に入ると、中華レストランの南国酒家が。1961年に渋谷区桜丘でオープンした広東料理のお店で、日々多くの人が足を運ぶ人気のお店です。当時の日本では広東料理が珍しかったのですが、南国酒家によって日本人に広東料理が広まりました。まさに広東料理のパイオニアともいえるでしょう。

1965年には原宿駅にコープオリンピアというマンションが建ちます。これは、東京オリンピックにちなんで建てられたのですが、その1階に南国酒家も開店します。現在、南国酒家は表参道沿いに原宿本館が、原宿迎賓館にお店があり、2つの店舗が営業しています。いまやすっかり原宿の顔といえるでしょう。全国に19もの店舗を展開しています。

広々とした空間の中でゆっくりと広東料理を味わえますが、立地もよく人気店でもあるため、混雑することも少なくありません。特に、週末ともなると混雑しやすいので注意が必要。原宿の店舗は568の座席、11の個室と相当な人数を収容できますが、それゆえに団体の予約客が多いのも特徴。特に大人数で訪れるときには、事前に予約をしておいたほうがよいでしょう。

Address 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目35−3 コープオリンピア内
Hours AM11:30-PM10:30
Closed なし
Tel 03-3400-0031
Web nangokusyuka.co.jp

帰りは竹下通りを通ってみよう

いっそのこと竹下通りをいってみよう

太田記念美術館で見学をして、そのあと表参道を歩くのは大人の定番散策コース。表参道口に出るのもいいですが、あえて混雑している竹下通りを歩いてみるのもよいでしょう。常に混雑しているようなイメージがありますが、平日の午前中であればそこまで混雑しません。のんびり竹下通りの散策を楽しめるでしょう。

スイーツのメッカ、竹下通り

竹下通りといえばたくさんのスイーツショップが建ち並ぶことでも有名。最近では、レインボーカラーを採用したレインボースイーツが台頭していますよ。レインボーのチーズ入りサンドイッチ、コットンキャンディなどが人気。40cmほどもある長いソフトクリーム、デザートポップコーンなど、最先端のスイーツが集結しています。インスタ映えする写真も撮れますよ。

原宿駅では五輪橋をチェック

原宿の駅前にある五輪橋

原宿の玄関口でもある原宿駅。駅の周辺にも見どころはいくつもありますし、特に駅前の五輪橋は有名スポットなのです。2つの橋が架かっていますが、一つは神宮橋で明治神宮に繋がっています。もう一つの橋が五輪橋で、これは代々木公園へと向かえる橋。1964年に開催された東京オリンピックの際、水泳会場のあった国立代々木競技場への道として架けられた橋です。

昭和の東京オリンピックの痕跡

ブルーの地球儀のオブジェは、東京オリンピックの標語、世界は一つを示したもの。東京オリンピックのロゴも柱の側面にあしらわれているので、ぜひ見ておきましょう。東京オリンピックの主力競技だった、水泳や柔道、体操の絵が橋の側面に描かれています。普段何も考えずに渡りがちな橋ですが、実は歴史があるのでじっくり見ていってはいかがでしょうか。

太田記念美術館へのアクセス



電車での行き方

最寄りとなるのはJR原宿駅、もしくは東京メトロ明治神宮前駅です。JR原宿駅からだと、表参道方面へと歩いていけば徒歩約3分でアクセス可能。明治神宮前駅からだと、5番出口から出れば徒歩約2分ほどでアクセスできるでしょう。表参道から一本中に入った狭い道なので、見落とさないように注意してください。

Address 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目10−10
Hours AM10:30-PM5:30
Closed 毎週月曜日
Tel 03-3403-0880
Web ukiyoe-ota-muse.jp

まとめ

世にも珍しい浮世絵専門の美術館なので、それだけでも足を運ぶ魅力は十分。たくさんのレトロな浮世絵は、特に知識がなくても目で楽しめるはずです。原宿に遊びに来たついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。