晴明神社は京都が誇る日本最強級パワースポット

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トラベルパートナー: Takeshi

出身地は京都。得意なエリアは関西近郊です。 日本全国様々な町を野に咲く花のように風に吹かれながら旅をしています。 そんな旅先で出会った人達とのふれあいや素晴らしい風景を写真で皆様にお届けしたいと思っています。 グルメ好きで特におむすびが好きなので、地元グルメも紹介したいと思っています。よろしくお願いします。

晴明公をお祀りする晴明神社にぜひおこしやす

近年、小説や漫画、さらにはテレビドラマや映画に登場する陰陽師(おんみょうじ)。その代表格といえば、平安時代に実在した安倍晴明を思い出すでしょう。古の京都市に建つ晴明神社は、まさに伝説の陰陽師を祀る名パワースポットです。

晴明神社は神秘の世界へといざなう日本屈指の名所

晴明神社といえばすぐ思い浮かぶ陰陽師

晴明神社(せいめいじんじゃ)は観光客で賑わう京都市上京区にあります。創建は1007年、一条天皇の屋敷跡だった場所に社殿が建立されました。そして何といってもお祀りされている人物こそ、平安時代に活躍した陰陽師であり天文学者の安倍晴明(あべのせいめい)なのです。ここには2ヶ所の鳥居が存在しており、写真は扁額に社紋・晴明桔梗が輝く一の鳥居。全国にも珍しい、社紋が掲げられた鳥居となっています。

近年では大ヒット映画「陰陽師」のロケ地となった晴明神社。そのサウンドトラックを演技テーマに、平昌冬季五輪で2大会連続金メダルを獲得したフィギュアスケーター・羽生結弦選手など、多くの有名人が参拝に訪れています。

一條戻橋は数々の伝説と共に再現される

ここは神社境内の東南にある一條戻橋(いちじょうもどりばし)。宇治の橋姫伝説で平安時代の武将・渡辺綱(わたなべのつな)が、恋敵への嫉妬心から鬼と化した橋姫の腕を切り払い、退治した場所と伝えられます。現在でも戻るという意味を嫌い、結婚式や葬式ではこの橋を渡らない風習が受け継がれているのです。

一條戻橋は安倍晴明とも縁が深く、写真向かって左側には式神の石像が置かれています。式神は陰陽師が占術に使う精霊で人の目には見えません。しかし晴明の妻が怖がるため、この橋の下に封印されたと伝えられるのです。1995年には当時を想わせる景観で再現されています。

晴明井は念力で湧き出た奇跡の井戸

こちらは安倍晴明が自らの念力で湧出させたと伝わる晴明井(せいめいのいど)。水はもちろん飲むことができ、病気平癒のご利益があるとされています。井戸の湧水口はその年の恵方に向けられており、毎年立春の日に変えられています。また井戸すぐそばの手水舎前に描かれる北斗七星は、陰陽道の呪術を伝えるものです。

社務所で行われる占いと人生相談

社務所ではよく当たると有名な占いが行われています。神社の公式サイトでは宮司による人生相談とされているので、占いというより宮司さんのアドバイスと捉えるべきでしょう。時間は平日の9時~16時、希望者は社務所前の授与所で手続きをします。

1人当たりの相談時間は15分~20分。人気であるが故に、2時間~3時間の待ち時間が発生することも。また神社行事なども多く行われるため宮司さんが対応できるかどうかを、必ず事前に確認しておくことが大切です。

晴明神社の御神木は楠の大樹

晴明神社の御神木は樹齢約300年の楠(クスノキ)。かつては樟脳(しょうのう)などの防虫剤として病気を媒介する虫を駆除し、疫病防止に効果を発揮した樹木です。ベンチ型になっていて休憩ができる大木もあり、その神秘的なエネルギーを体感しましょう。また本殿南側にある桔梗苑には約2,000株の桔梗(ききょう)が植えられており、社紋に描かれている花を観賞できます。

厄除桃にふれれば魔除けの御利益が

こちらは本殿横にある厄除桃(やくよけもも)。この桃をなでると厄年の人に限らずさまざまな厄が落とせるでしょう。古くから陰陽道では桃を魔除け・厄除けの果実としており、古事記や日本書紀・桃太郎伝説に登場するのもこのためなのです。

晴明神社の末社にはお稲荷さまが

本殿に向かって右側には、斎稲荷社(いつきいなりしゃ)と呼ばれる末社があります。斎王(さいおう・未婚の女王)が同じ京都の鴨神社に仕え、その場所に稲荷神があったことが由来。また安倍晴明は稲荷神の生まれ変わりという説があり、全国各地で稲荷神と共に信仰されているのです。社殿内には稲荷神の他に2柱の神様が祀られ、横には五芒星をかたどった絵馬奉納場所があるでしょう。

本殿はまさに安倍晴明が祀られる所

そしてこちらが安倍晴明が祀られている本殿。現在の本殿は1905(明治38)年に建立され、晴明桔梗(五芒星)が随所に描かれています。鳥居にも掲げられている晴明桔梗とは、安倍晴明が開いた陰陽道に用いられる祈祷呪符の1つなのです。正面階段を3段ほど上れば拝殿に到着、本殿はその奥にあります。すぐ近くには厄除桃に安倍晴明像、桔梗苑などが見られるでしょう。

安倍晴明像は気高く空を見つめる

こちらの像は安倍晴明の肖像画を元に作成されました。衣の下に官職を示す印を結び、陰陽師らしく天体を観測しているかのようです。安倍晴明は920年~1005年に陰陽道で活躍した人物。天文暦学を極め、式神を意のままに操る霊術をも心得ていたとされています。

安倍晴明は85歳という高齢で逝去しますが、そのあとも「晴明公にお祈りすれば、さまざまな災いからお守り頂ける」という声が広まりました。そして千年以上の年月が経過した現在では、注目のパワースポットとなったのです。

茶人千利休の屋敷跡石碑

こちらは戦国時代に茶の湯を開いた千利休の邸宅とされる場所。江戸時代の茶書では葭屋町通元誓願寺下ル町にあったと記されています。千利休は晴明井の水で茶を立てたと伝えられており、この石碑は利休の功績を称えた武者小路千家家元によって奉納されました。場所は境内・二の鳥居の南側、現在は葭屋通(よしやどおり)の舗装された道路となっています。

晴明神社の御朱印にも輝く五芒星

晴明神社の御朱印は、何といっても晴明桔梗印(五芒星)が入っているのが特徴。大きく記された晴明社の文字は、安倍晴明の末裔に当たる土御門晴雄(つちみかどはれたけ)卿が、神社に奉納した文字を版に起こしたものです。御朱印帳は京都名産である西陣織を使用しサイズは18cm×12cm。紺地に金の五芒星がデザインされており、絶大な人気を誇っています。

桔梗庵へ立ち寄って神社参拝の記念を

晴明神社には御守りや御朱印を頂ける授与所の他に、桔梗庵という売店があります。販売されている参拝記念品やステッカーなどはすべて晴明神社公式の品々。また晴明桔梗が刻印された饅頭などの和菓子は、甘い物好きな方におすすめでしょう。場所は一の鳥居をくぐって左側にある一條戻橋のすぐ近く。ただ小規模な建物のため10人以上での入店は困難です。

晴明神社を参拝後は京都のグルメとスイーツを堪能

京都の本格的な湯葉料理を堪能できる店

こちらは晴明神社から徒歩5分の場所にある、京ゆば処静家(せいけ)西陣店。湯葉本来の風味と、大豆が醸し出す甘い旨味を楽しめる名店です。豆腐料理にこだわりの強い京都の人々をも唸らせる味はまさに絶品。南丹市美山町に本店があり、京都市内には西陣店と中京区に二条店があります。すべてコース料理で、テーブル38席全室禁煙ですが玄関に喫煙スペースあり。ネット予約可能で通信販売も実施しています。

住所|〒602-8442 京都市上京区大宮通今出川下ル薬師町234
営業時間|昼食: 11:30 ~ 14:30夕食: 17:00 ~ 19:45
定休日|水曜日
電話|075-468-8487
公式サイトはこちら

ラインベックはホッと一息つける古民家風カフェ

こちらのラインベックは、京都出身の料理研究家・平野顕子さんがプロデュースする松之助カフェの姉妹店。京都の風情あふれる古民家を改修した、お洒落なカフェです。室内の装飾も落ち着いた空間となっており、ゆったりとくつろげるでしょう。

自慢のパンケーキはふんわりしながらも柔らか過ぎず、しっかりと生地の食感が口に残るのが特徴。晴明神社の西側・石薬師町にあり、1度北へ歩いてから元誓願寺通を左折し大宮通を約5分で到着します。ただ道幅が狭く駐車場もないため、車でのアクセスは困難です。

住所|〒602-8202 京都市上京区大宮通 中立売上ル石薬師町692
営業時間|8:00~10:00 (モーニング) 10:00~18:00(LO17:30)
定休日|火曜 (祝日の場合は営業)
電話|075-451-1208
公式サイトはこちら

晴明神社へのアクセス

車での行き方

名神高速道路の京都南インターチェンジから約20分~30分の距離、国道1号線や府道38号線(堀川通)を北上しましょう。ただこの堀川通と今出川通以外は道幅が狭い上、一方通行道路が多いので運転には細心の注意が必要です。駐車場は神社の東南隣にありますが、近隣のコインパーキングも利用できます。特に土日祝日は市内の渋滞が発生しやすいため、早めの行動をおすすめします。

公共交通機関での行き方

電車の場合は京都駅から地下鉄烏丸線に乗車し、堀川今出川駅で下車後徒歩約12分で到着します。バスの場合は京都駅前バスターミナル9番乗り場から、京都市バスの一条戻橋・晴明神社前行きに乗車。約25分の晴明神社前バス停で下車し、徒歩約2分で到着します。ただし交通渋滞が発生しやすいため、余分に時間がかかる可能性があります。

住所|〒602-8222 京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)
営業時間|9:00〜17:30
定休日|無休
電話|075-441-6460
公式サイトはこちら

まとめ


晴明神社の鳥居や甍に輝きを放つシンボルマークの五芒星。公式サイトにもその存在感を示しています。それはまるで安倍晴明からの「あなたを守り、これからの人生が幸せであるように」というメッセージのようです。神秘の世界へいざなう晴明神社へ、まずは心清らかにこの鳥居をくぐってみませんか。