江の島岩屋は自然がつくり出した美しい洞窟。龍神様が見守ってくれている

公開日:2019/2/25 更新日:2019/4/15

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兵庫県姫路市出身、神奈川県横浜市在住の2児の母です。兵庫県・神奈川県とその近郊を中心に、地元目線・郷土愛を交えて、各スポットを最大限に楽しめる情報をお伝えします。ワイワイ家族旅行も、一人でまったりする旅も大好きです。
観光地のイメージもある江の島に、大自然の美を感じられる洞窟が!ろうそくの優しい光に導かれて歩こう

江の島岩屋は、大自然の神秘を感じられるスポットとして人気があります。長年に渡る波の浸食によってできた洞窟は、まさに自然の神秘としか言いようがありません。ここでは、江の島岩屋の魅力や見どころ、アクセス方法などをご紹介しましょう。

波がつくり出した美しい洞窟

江の島岩屋は、長きにわたって波の浸食を受けて出来上がった洞窟です。岸壁に何度も波がぶつかり、それによって岸壁が削られ洞窟になりました。江の島へと渡る弁天橋から見ると島の一番奥にあるため、訪れる機会がなかったという方も多いでしょう。今度訪れるときにはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

べんてん丸で岩屋のすぐそばまで

遊覧船べんてん丸に乗れば、岩屋のすぐそばまで行くことができます。弁天橋の中腹、江の島に向かう右側にある船着き場から出航しており、稚児ヶ淵の船着場までのちょっとしたクルーズも楽しめます。

べんてん丸から風を感じながら観る江の島はとても美しいですし、どこまでも広がる海もキレイです。約10分ほどで稚児ヶ淵に到着します。帰りの便もあるので安心してください。予約をする必要はなく、必要なときに気軽に乗れるスタイル。

小さな入り口から広く長い洞窟へ

江の島岩屋は、入り口はそこまで広くないものの、奥行きはかなり深いです。第一岩屋は奥行き152m、第二岩屋は奥行きが56m。本当に波の力だけでこうなったのか、と自然の力をまざまざと見せつけられるでしょう。洞窟の中はひんやりとしており、壁の質感も心地よいです。普段目にすることのない光景なので、非日常な雰囲気もたっぷり味わえるでしょう。いろいろなところをじっくり見ておきたいですね。

ろうそくの灯に導かれて進む第一岩屋

第一岩屋の入り口を入ると、すぐのところに受付があります。ここでは手燭という小さな灯篭を渡してもらえるので、それに火を灯します。ここからは、この手燭の光のみを頼りに進んでいくことになるため、ちょっとした冒険気分も味わえるでしょう。場所によってはかがまなくては通れないところも。気になるところがあれば、手燭をかざしてまじまじと見てみましょう。

江の島の成り立ちとも関わる龍神伝説

龍神伝説

かつて5つの頭を持つ龍が悪事を働き、人々は辟易していたそうです。そんな時、美しい天女が地上に降り立ったのですが、龍はたちまちその天女に恋をしてしまいました。龍は天女に結婚まで申し込んだのですが、天女は過去の悪事を理由に拒否。龍は今後二度としないことを誓い、天女は妻になったそうです。その後改心した龍は、村を守るために力を尽くしましたが、やがて力尽き、竜口山となり人々を見守るようになりました。

この天女が舞い降りたところが江の島になったと伝わっています。現在でも、江の島にはこうした龍神伝説がいたるところに残っているのだとか。江の島は浦島太郎伝説の発祥とも言われていますし、江島神社には龍宮や、竜宮城を模した門などもあります。

江島神社との深い関わり

500年代半ばに活躍した第29代天皇 欽明天皇が、岩屋に神様を祀ったのが江島神社のなりたちと言われています。この神様こそ天女弁財天です。江島神社は日本三大弁財天の一つにも数えられているのも有名。江島神社の奥津宮は岩屋にもほど近く、岩屋本宮に水が入る時期には奥津宮に本尊を移して祀っていました。

歴史の要人が訪れた岩屋

空海も修行に訪れた

空海や円仁、日蓮といった名だたる僧が修業に訪れたと言われています。第一岩屋には日蓮の寝姿石もあり、これは自然にできたはずなのに涅槃姿に見えるという不思議な石です。この奥は行き止まりですが、洞窟はまだまだ続いています。なんと、70~80kmも離れた富士山に近い富岳氷結にも通じているのだとか。自然の大きな力を感じずにはいられません。

源頼朝も必勝祈願のために参拝

源平合戦で勝利をおさめ、鎌倉幕府を開いた源頼朝。彼は幕府を開く10年ほど前より、必勝祈願のためにこの地を訪れていたのだとか。太平記には、北条時政が岩屋に籠って子孫繫栄を願ったところ、天女が現れて願いが叶うと伝えたそうです。そのあと、天女は大きな蛇となり海に消えました。その時に残された三枚のうろこが、北条家の家紋になったのです。

岩屋から広がる海の景色

第一岩屋から第二岩屋へは歩いて移動することになります。この時、岩場と海の美しい景色を眺められるので、ぜひ拝んでおきましょう。岩屋内に展示されていた、江の島の浮世絵がそのまま現実となったかのような、絵になる光景がそこには広がっています。海の景色を遮るようなものが何もないので、ありのままの自然の姿を楽しめるでしょう。

楽しい仕掛けがいっぱいの洞窟第ニ岩屋

第二岩屋は照明効果のほか、訪れた人を楽しませるための仕掛けがいっぱい。きっと楽しめますよ。

ライトアップされた第ニ岩屋

第二岩屋の奥行はそこまで長くないですが、照明効果やおもしろい仕掛けがたくさん。関東三大イルミネーションの一つに数えられる、江の島のイルミネーションイベント、湘南の宝石では第二岩屋も対象です。イルミネーションによって洞窟が彩られる姿は何とも幻想的で、洞窟とは思えない華やかな世界が広がります。ライトアップは11月の下旬から1月中旬までとなっています。

第ニ岩屋を守るのはあの神様

第二岩屋は、途中から道が二つに分かれているのも特徴。ただ、一度分かれてもまた途中で合流するような構造になっています。洞窟の一番奥を守護しているのが、先ほどお話した龍神伝説の龍神です。2018年にリニューアルされた龍神は、今にも動き出しそうなくらいの迫力。自然の神秘を感じられるだけでなく、伝説の龍神にも会えるのなら、行かない手はありませんね。いろいろな感動を与えてくれる洞窟です。

江の島岩屋へのアクセス

電車での行き方

電車だと、江ノ島電鉄の江ノ島駅で下車すれば、そこから徒歩約40分ほどです。小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅だと徒歩約30分、湘南モノレール湘南江の島駅からだと徒歩約40分ほどになります。島内には江の島エスカーという有料エスカレーターもあるので、利用してみましょう。



車での行き方

山梨や群馬、長野方面からアクセスする場合だと、圏央道さがみ縦貫道路の八王子JCTから茅ヶ崎海岸ICに向かい、国道134号線を江ノ島方面に向かいます。静岡や東京、埼玉方面からだと東名高速道路の厚木ICを降りて国道129号線を平塚方面に走ってください。その後、国道134号線を江ノ島方面に向かいます。東京、千葉、埼玉方面からだと横浜新道から国道1号線に入り、江の島、藤沢方面へ。

Address 〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2丁目5
Hours AM9:00-PM5:00 季節により変動あり、詳細はHPへ
Closed なし
Tel 0466-22-4141
Web https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/enoshima/17.html

まとめ

観光地として人気の江ノ島ですが、まさかこのような神秘的な場所があるとは思っていなかったでしょう。自然の大いなるチカラを感じることができますし、非日常な体験もできます。この地に古くから伝わる、龍神伝説の龍神にも会えることができるので、ぜひ立ち寄ってほしいですね。一通り江の島観光を楽しんだ最後に訪れるのもよいでしょう。