神秘的な海中鳥居で月の引力を感じよう。写真映えスポットを紹介

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長崎県在住。海外旅行が大好きで、現在までに25か国旅しました。何の計画もなくぶらりと行く一人旅が殆ど。行きたい国はまだまだあります! 訪れた国の文化を肌で感じることができる、路線バスの旅が得意です。 国内では九州北部を中心に、素敵なおすすめスポットを紹介します。 趣味は御朱印集め・インド映画鑑賞・動物とふれあうこと。

海中鳥居は干潮でも満潮でも人気の撮影スポットばい!天気や季節、時間などで風景が変わるとよ~

佐賀県藤津郡太良町の沿岸にある大魚神社(おおうおじんじゃ)は神秘的な海中鳥居がSNSで広がり、その不思議な光景に魅せられた観光客が国内外から集まる人気上昇中の絶景スポット。22世紀に残す佐賀県遺産としても指定されています。今日は幻想的な海中鳥居の見どころや撮影ポイントをご紹介します。

大魚神社の海中鳥居は多良岳と沖ノ島を結ぶ

佐賀県藤津郡太良町の大魚神社は、有明海に立ち並ぶ神秘的な真赤な鳥居で人気の観光スポットです。

有明海の海中にある神秘的な鳥居群

佐賀県太良町の大魚神社は、有明海に向かう海中鳥居で有名です。陸に3基、海に3基の鳥居があり、御祭神は不明。海の守り神として、30年ごとに鳥居が建て替えられています。鳥居は多良岳と沖ノ島を結ぶ直線上に配置され、潮の満ち引きや天候などの違いで多彩な表情が楽しめます。

月の引力が見える町太良町

太良町は干潮と満潮の差が6mに達することもある場所で、月の引力が見える町、と呼ばれます。町は多良岳から有明海に向かって緩やかに傾斜した場所にあり、町のどこからでも有明海を眺められるのが魅力。太良町の特産品は牡蠣や竹崎カニ、有明海苔、タイラギ、車エビ、柑橘類がおいしいことで有名です。

潮の満ち引きで表情を変える海中鳥居

初めて見ると不思議な情景が衝撃的な大魚神社の海中鳥居。干潮になると沖の神社に参拝できるように道が出てきます。

神社と大鳥居にまつわるナミウオ伝説

大魚神社の海中鳥居には伝説があり、約300年前にこの地を治めていた悪代官が太良町の人々を苦しめていたことに始まります。たまりかねた人々は、悪代官を干潮の時だけに現れる沖ノ島に閉じ込めました。

やがて潮が満ち、我に返った悪代官は己の行いを恥じて神様に命乞いをしたところ、突然大魚(ナミウオ)が現れ、浜まで運んでくれたそう。命を救われ改心した代官は、ここに大魚神社と海中鳥居を建立したということです。

右側にはハート岩の鳥居

海中鳥居は干潮の時間に沖まで歩いて行くことが可能。陸にある大鳥居から見ると、海の中には鳥居が3基並んでいます。大鳥居の右側には説明板、鳥居の前にはハート型の岩と、カメラやスマホを置ける台があり、ここで鳥居を入れて記念撮影ができるように工夫されているようです。

蠣殻を固めた海中鳥居までの白い道

大鳥居の左側にある小さな鳥居をくぐって磯に降りて行きます。大人は頭を下げないとくぐれないほど小さく、まるでお茶室の躙り口(にじりぐち)のよう。海中鳥居への敬意を表すためなのかもしれません。足下は牡蠣殻を固めた白い道が沖まで続いています。殻が鋭利なのでケガをしないよう、小さな子供には特に注意が必要です。

海中鳥居まで歩いて渡ってみよう

陸にある大きな鳥居から一番沖の海中鳥居まで、表情の違う海中鳥居が現れます。

最初の海中鳥居だけ形が違う

干潮時は海中鳥居を歩いてくぐれます。潮が引くと現れる石畳が鳥居の下に続いています。磯をこうして歩いて行けるのは、不思議な感じ。最初の鳥居だけは形が違い、波の破壊力に負けないよう足が4本に補強されています。陸の大鳥居から海中鳥居の一番沖まで、沖ノ島に向かって赤い鳥居が並ぶ姿は壮観です。

撮影する観光客が多い海中鳥居

太良町は、昔から有明海の恵みを受けてきた町。赤い鳥居と雲仙の山並みの絵になる眺望も魅力です。週末や連休の天気の良い日には、国内外からたくさんの観光客が訪れ、干潮時は時期によって観光客で行列になることも。2番目、3番目の鳥居は潮だまりが鏡のようになり、とても魅力的な写真が撮れますよ。

干潮時に現れるふしぎな道

潮の満ち引きで多様な姿が見られる海中鳥居。逆さ鳥居もその一つです。

逆さ鳥居が現れる

美しい逆さ鳥居は潮が引ききっていない時間に早めに参拝に出かけると、残った海水に鳥居が反射して不思議な姿を現します。飛び石で足を滑らせないよう注意深く渡って3番目の鳥居に進みます。この辺りは撮影する人が多く、順番待ちが必要なことも。

岩をくりぬいたお賽銭箱

いちばん沖にある鳥居に来ると、その先の海上には沖ノ島が見えています。鳥居のそばにはお賽銭を入れる岩があり、人の細工で作られているようですが、海水に浸った小銭でいっぱいになっています。

お賽銭箱をのぞいてみよう

数時間後に潮が満ちてくると、また海の中に沈んでいく賽銭箱。海の中でどうなるのかな、と考えてしまいます。流される小銭もきっとあるはず。しかし、それもまた、神様のお心なのでしょう。この海中鳥居は干潮の時間が過ぎるとみるみる水位が上がり、畏敬の念を思い起こさせる迫力ある表情に変化していきます。

多良岳に向かって真っすぐ建てられていた

干潟で有名な有明海ですが、この周辺の海底は石や岩が多く、鳥居を建てるのに適しているようです。一番沖の鳥居から陸を眺めると多良岳に向かって真っすぐに向かう趣の違った写真が撮れますよ。

沖の鳥居から陸の駐車場を眺めていると、夕方でも車の出入りが多く、ここが干潮時も満潮時も、また朝、昼、夜と絶えることなく人が集まる人気スポットであることがわかります。

満ち潮の海中鳥居は神秘的で荒々しくもある

鳥居の上部まで海水に浸ってゆく満ち潮時はとてつもなく神秘的。

ぜひ満ち潮の時も訪れたい

1日の潮位の差が大きい有明海。満潮時は鳥居の上部まで海水に浸り、干潮時に海中道路を歩いて渡ったのが嘘のように感じます。静かな満ち潮に向かう海中鳥居は言葉にできないほど神秘的な風景です。青空や夕焼け、朝焼けの満潮時の光景は大変美しく、全ての時間帯を写真に収めたくなることでしょう。

海中鳥居へのアクセス

車でのアクセス

九州自動車道・福岡高速2号太宰府線の大宰府ICで降りて、肥前鹿島駅前交差点から国道207号線を南に進むと20分ほどで、道の駅太良が左手に見えてきます。さらに5分ほど先に進むと左手に海中鳥居が見えてきます。

道の駅太良の情報コーナーでは潮見表がもらえるので、参考にすると便利。また、釣具店のある細い道を左折して海岸に向かうと、陸にある鳥居のすぐ近くに駐車スペースがあります。

電車でのアクセス

JR長崎線に乗り、多良駅で下車します。国道207号線を北に向かって徒歩10分ほどで右手に海中鳥居が見えてきます。参拝する場合は濡れた参道でも滑りにくい靴を履いて行くことをおすすめします。

住所|〒849-1602 佐賀県藤津郡太良町多良1875-51
営業時間|24時間
定休日|無休
電話|0954-67-0312(太良町役場企画商工課)
公式サイトはこちら

まとめ

平成29年12月21日に、大魚神社と海中鳥居は22世紀に残す佐賀県遺産になりました。今後更に人気スポットとなり、多くの人にこの幻想的な風景が世界に広まって行くのではないかと思います。一度見たら忘れられない有明の絶景。ぜひ一度足を運び、驚異の景色を体感してみてはいかがでしょうか。