金王八幡宮は渋谷のパワースポット。多くのご利益を授かろう

公開日:2019/3/5 更新日:2019/12/11

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北海道出身・東京在住で、歴史を感じられる観光名所が大好き。本州をメインに一人旅をする事と、城や寺院など建築物を見る事が好きなので各名所の見どころや魅力を多くの方々にお届けできればと思っています。
金王八幡宮は映画化された小説「天地明察」の舞台としても有名!

若者の街の代名詞にもなっているのが渋谷ですが、そんなおしゃれなエリアに密かにパワースポットがあるのをご存知でしょうか。渋谷にひっそりと佇む金王八幡宮(こんのうはちまんぐう)は、出世や金運で有名なパワースポットとしても人気を集めています。ここでは、知名度は低いもののご利益の多い金王八幡宮の歴史や見どころを詳しくご紹介します。

渋谷のパワースポット金王八幡宮の歴史に迫る

金王八幡宮は、映画化で有名になった沖方丁原作の小説、天地明察の舞台に取り上げられたスポット。知名度が高いだけではなく歴史ある神社なので、多くの参拝客が訪れます。

金王八幡宮は平安時代から続く神社

にぎやかな渋谷の街並みとは裏腹に、そのエリアだけひっそりと緑に覆われて守られているのが特徴の金王八幡宮。周りは変化しても、長い間守られてきたその歴史は昔の風景を残しています。

1092年に創建され、渋谷駅からも徒歩5分という場所に佇んでいるのが金王八幡宮は、平安末期の武将である河崎基家が建てた神社。今はなき渋谷城の加護のために造られたものだと言われています。そのため、当時の名前は金王八幡宮ではなく、渋谷八幡宮という名称でした。

渋谷金王丸常光の誕生

渋谷八幡宮から現在の金王八幡宮へと改名したのには理由がありました。当時子供がいなかった渋谷平三重家が子を授かるようにと夫婦で渋谷八幡宮へ祈願したところ、1141年8月15日に子供を授かったという歴史があります。

その子供というのが、実は後に有名となる平家物語や吾妻鏡などにも登場する渋谷金王丸常光。金王丸は源義朝に従い保元の乱で活躍し、その功績がたたえられ彼の名前が神社の新しい名前に取り入れられたのです。このように、神社の名前一つをとっても歴史が感じられるスポットです。

金王八幡宮のご利益は出世・交通安全・子授け

金王八幡宮の御祭神となるのが、武運を司る神様である応神天皇。こちらの神社のご利益は、この神社の名前にもなっている金王丸を授かったエピソードから子授けとも言われています。

また、神社の付近には八幡通りと青山通りが通っており、交通安全の御利益もあるとされています。武運を司る出世・子授け・交通安全という、3つのご利益が特徴。

金王八幡宮境内の必見スポットとその魅力をご紹介

境内には玉造稲荷神社や御嶽神社のほか、金王八幡宮の歴史を物語る多くの文化財があります。金王子八幡宮に行ったら必ず見ておきたいおすすめスポットをご紹介します。

玉造稲荷神社は金運のパワースポット 

では実際に境内へ入ってお参りしてみましょう。1つ目の見どころは、京都で有名な伏見稲荷大社と同じ宇賀御魂命が御祭神の玉造稲荷神社です。金運アップのパワースポットとしても有名で、商売繁盛・殖産興業のご利益があります。ぜひ参詣して出世のご利益と合わせてパワーをいただきましょう。

毎年奉納ライブが行われる神楽殿

2つ目の見どころは、金王八幡宮で毎年行われる金王八幡宮例大祭。これは五穀豊穣や無病息災を祈願するお祭りで、毎年2000人以上の人が訪れます。特に神楽殿をステージとしたフリーライブは盛り上がるイベントなのでお見逃しなく。

渋谷区有形文化財の神門

3つ目の見どころは、江戸時代初期の建築様式を現在でも見学することができる神門(赤門)。こちらは渋谷区の有形文化財にも指定されている重要なもので、都内でも代表的な建物の一つです。2010年には渡り廊下が有形文化財に指定されるなど、大変価値の高いものです。訪れた際は、ぜひじっくり見てみましょう。



御嶽神社は開運と商売繁盛のご利益がある

4つ目の見どころは、開運と商売繁盛のご利益がある御嶽神社。こちらの御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)で、もともとは武道の神様とも言われていた理由から渋谷氏の城へ祀られたと伝えられています。ビジネスマンや主に商売を営んでいる経営者におすすめの神社です。

金王丸の木像が納められている金王丸御影堂

5つ目の見どころは、金王丸自身が彫った自分の木彫りが保存されている金王丸御影堂。この場所は境内から少し離れたところにひっそりとあるので、思わず見逃してしまいそうになります。

金王丸が活躍する保元の乱の出陣の時に、母に自分の木像を残したと言われています。また木像のほかにも毒蛇長太刀が一緒に納められており、歴史上大変重要なお堂です。

渋谷の歴史を感じる渋谷城の砦石

6つ目の見どころは、渋谷のパワースポットと呼ばれる砦石。この石は、当時確かに存在した渋谷城を証明する石で貴重なもの。渋谷城は北条氏と上杉氏の合戦の時に焼失してしまっているので現在では見ることはできませんが、この石の存在が実際にここに城があった歴史を物語っています。

若者の街としてどんどん高層ビルが立ち並ぶ渋谷で、昔から保存されているこの石は貴重なものとして感じることができますね。時間がある際はゆっくり見ていきましょう。

装飾が美しい荘厳な社殿

7つ目の見どころは、色鮮やかで豪華な存在感のある社殿。こちらの社殿は、徳川家光の教育役の青山伯耆守忠俊と乳母の春日局が徳川家光の将軍祈願を将軍になる前からずっと行っていた場所だと言われています。

その願いが無事叶ったことから、ご加護があるということで社殿や神門を寄進し現在のような立派なままで残っているという歴史があります。社殿をよく見てみると、細部まで彫刻が施されていることがわかります。ぜひじっくりと見上げてみてくださいね。写真映えもするので、記念撮影もおすすめ。

天地明察の算額がある金王八幡宮寶物館(ほうもつかん)

金王八幡宮には貴重な宝物を保管展示している寶物館があります。寶物館の見どころは天地明察に登場した産額と都内最古の神輿です。

境内にある寶物館は入場無料

社務所の隣にある金王八幡宮の寶物館は入場無料。中には昔使用していた銃や貴重な絵巻物、有形民俗文化財の絵馬などがあります。ここでは沖方丁の小説、天地明察に登場する算額も見ることができます。

また、貴重な神輿を展示されているので、ガラス越しではありますが是非近づいて立派な装飾を見てみましょう

映画の天地明察に出てくる算額

金王八幡宮が広く知られることになったきっかけとなる作品である、沖方丁の小説、天地明察の舞台としてもこちらは有名です。小説だけではなく、岡田准一・宮崎あおい主演で映画化されたことも人気の要因です。

この物語は天文学者である渋沢春梅の人生が描かれており、映画にも登場した算額は宝物館に3面残されています。ファンにはたまらないエリアですね。この3面は150年前に奉納された貴重なものなので、映画を見てから訪れるのもおすすめ。



都内で最古の神輿を間近で見る事ができる

映画にも登場した算額のほかにも、都内で最古とも言われる神輿も寶物館の見どころの一つ。こちらは鎌倉後期に造られたもので、徳川家康の警備隊である青山百人組が、この神輿を担いで金王八幡宮に持ってきた歴史もあります。

古いものですが、間近で見てみると細かな装飾が施されていることがわかり、熟練の技術と長い時間をかけて移り変わっていく色合いの趣を同時に楽しむことができます。

金王八幡宮へのアクセス

電車でのアクセス

電車で向かう場合、渋谷駅のC16出口から徒歩5分ほどで到着します。

車でのアクセス

車で向かう場合、境内の駐車場は祈祷や結婚式利用の人だけしか利用できないので要注意です。参拝者用の駐車場は無いので、八幡宮近くの有料パーキングを利用しましょう。

Address 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-5-12
Hours 9:30-16:30(社務所)
Closed なし
Tel 03-3407-1811
Web https://www.konno-hachimangu.jp/index.html

まとめ

にぎやかな渋谷駅から徒歩5分でありながら、一歩入ると神秘的な空間が漂っている金王八幡宮。出世や金運のパワースポットであり、商売繁盛などのご利益があります。古くからの歴史や建築物に思いを馳せながら、ぜひ幻想的で静かな渋谷のスポットを訪れてみませんか。