納沙布岬は日本最東端。近くて遠い北方領土と名産昆布の海を眺む

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トラベルパートナー: Kitako

生まれも育ちも北海道で観光案内員の経験あり。デジタルマップよりも紙の地図を持って旅行するのが大好きなアナログトラベラーです。北海道定番の観光スポットから穴場グルメや裏話など、どさんこKitakoが北海道の隅から隅までご紹介します!

納沙布の日の出は元旦じゃなくてもなまらきれいだよ~!

日本列島の本土最東端の納沙布岬は、観光名所がたくさんある北海道のなかでも注目を浴びている観光スポット。展望所や灯台、オーロラタワーなど展望抜群の場所が多くある場所です。日本最東端だらけの今回は納沙布岬の見どころについてご紹介したいと思います。

日本の本土最東端の地、納沙布岬

まずは、日本最東端の納沙布岬がどんなところなのか見てみましょう。

民間人が立ち入れる地域で最も東にある岬

根室市の根室半島納沙布岬は、民間人が立入れる地域で最も東に位置する岬。北緯43度23分07秒、東経145度49分01秒に位置していて最東端とされています。小笠原諸島の南鳥島の方が東に位置していますが、民間人は上陸できない島のため誰でも自由に行ける最東端が納沙布岬。

そのため納沙布岬に設置されている標識や案内板には「日本の本土最東端」と書かれています。

目の前には日本固有の北方領土

納沙布岬の目の前には珸瑤瑁(ごようまい)水道があり、3.7km先に白い灯台が立つ岩礁帯の歯舞群島(はぼまいぐんとう)貝殻島が見えます。貝殻島灯台は1937年に日本が立てたものですが、保守点検などが行えないため傾いたままになっている灯台です。

歯舞群島・色丹島(しこたんとう)・国後島(くなしりとう)・択捉島(えとろふとう)の四島からなる北方領土。貝殻島の奥は日本の一部ながらロシアが実行支配を続けています。

北海道の初日の出スポット

北海道の観光地としては僻地で訪れるのが大変なためか、ほかの観光地に比べると人が少ないですが、知る人ぞ知る観光地の納沙布岬。

しかし大晦日から元日にかけては、初日の出を見に遠方からも人が大勢来るので車が停められなくなるほどにぎわいます。その時は、地元のバス会社や鉄道も早朝の特別ダイヤで運行。元日には、伝統芸能の披露や暖かい飲み物をサービスする納沙布岬初日詣が開催されます。

納沙布岬を訪れるなら望郷の岬公園がおすすめ

納沙布岬の魅力の1つとも言えるのが岬公園です。ここからは岬公園について紹介したいと思います。

四島のかけ橋

納沙布岬灯台から500mほど西側には、広い駐車場と公衆トイレが完備された望郷の岬公園があります。ひときわ目立つ茶色のオブジェは、幅5m、高さ13mの北方領土返還祈念像、四島(しま)のかけ橋。4つのブロックを結ぶアーチ型のデザインとなっています。

アーチの下には四島返還を願って灯される祈りの火と、全国から送られた石を敷き詰めて日本国民の真意を示した希望の道があります。

北方四島図と展望所

望郷の岬公園の奥には、歯舞群島を眺める展望所が。地面には北海道本島と北方の島々との位置関係が分かりやすく示されています。展望所からは肉眼でも日本とロシアの警備挺が航行する様子を見ることが可能。本来は無いはずの国境の緊迫感を感じ取ることができる貴重な場所でもあります。

北方館望郷の家で北方領土を学ぶ

公園内で一番目立つ白い建物は北方領土返還運動の啓発施設、望郷の家です。建物の1階では、北方領土の歴史や、日本人が暮らしていた時代の様子を紹介しています。また、四島返還を求める署名を受付けています。

2階には据え付けの双眼鏡があり、ロシア側の小さな漁船が昆布を採っている様子など、肉眼では見えないところも見られるようになっています。

住所|〒087-0615 北海道根室市納沙布36-6
営業時間|なし(北方館は9:00~17:00)
定休日|なし(北方館は11月~4月間の毎週月曜日、年末年始)
電話|0153-28-3227
公式サイトはこちら

納沙布岬の先端にある納沙布岬灯台

納沙布岬の先端にある納沙布岬灯台は北海道で最初の灯台。こちらもあわせて見ておきたい場所です。

北海道で最初の灯台

1872年に、北海道で最初の洋式灯台として木造六角柱の納沙布埼灯標が設置されました。1930年に現在の建物に作り替えられ、今も暗礁浅瀬の珸瑤瑁水道を照らしています。クリスマスイベントの際は、イルミネーションを飾ったり地元の祭りに合わせて一般解放を行うことがあります。灯台ならではの幻想的な雰囲気が演出され、とても綺麗ですよ。

シャレの利いた奪還碑

灯台近くの領土奪還の石碑の周りには、帰る・返るにちなんでカエルが並んでいます。納沙布岬灯台や望郷の岬公園には、北方領土返還運動に関する設置物がたくさんあります。根室市や別海町など北方領土と隣接する地域に入ると領土返還を訴える看板やロシア語表記の案内が多く目につくのも特徴と言えるでしょう。

納沙布岬と珸瑤瑁水道を一望するオーロラタワー

オーロラタワーでは、納沙布岬と珸瑤瑁水道が一望できるようになっています。

オーロラタワーは納沙布で一番大きな建物

オーロラタワーは1987年に建設された高さ96mの展望タワーです。正式名称は千島の砦。入館料は有料ですが、展望フロアの双眼鏡は無料で利用できます。建物自体は劣化が激しく古めの雰囲気がするため、パッと見ると営業していないように見えるかも。しかし好天時の展望室からの眺めは、一見の価値ありですよ。

ぐるりと360°の景色が見られる展望室

展望室からは、納沙布岬の沖合い1850mのところにある、あるはずのない国境線を上から見下ろすことができます。貝殻島灯台や水晶島をはじめとする歯舞諸島が見渡せるほか、視界がよければ知床連山と国後島、70km以上離れた色丹島の山も見られる唯一の場所。稀に流氷帯が南下して納沙布岬周辺を覆う様子や、ロシア側に漁業料を支払って操業する根室の昆布漁船も見ることができます。

住所|〒087-0165 北海道根室市納沙布89番地
営業時間|季節と天候により変動
定休日|季節と天候により変動
電話|0153-28-4004
公式サイトはこちら

納沙布岬の周辺は最東端がいっぱい

納沙布岬の他にも、周辺には最東端のものがたくさんあります。どんなものがあるのか見てみましょう。

最東端を訪れた記念の証明書

納沙布岬では土産物店などで最東端の地を訪れた記念品の配布や販売をしています。中でも人気なのが最東西南北端を訪れた記念に発行される、日本本土四極踏破証明書。これを集めると裏面が一枚の賞状になるため、コンプリートを目指す人が多いんですよ。

一般に訪れることができる最端地で配布していて最東端の納沙布岬の他では根室市役所や望郷の岬公園の北方領土資料館でもらうことができます。

最東端のバス停留所

根室交通が運行する納沙布線の納沙布岬停留所は、日本最東端のバス停とされています。納沙布岬停留所は、納沙布岬を訪れるための最寄り停留所。根室駅バスターミナルと納沙布岬間は、最東端の高校や最東端のゴルフ場など最果てぞろいのルートになっています。

他の交通機関としては、JR北海道の根室線が根室市内中心部まで走行。終着は根室駅ですが、最も東に位置する駅舎は東根室駅となっています。

最東端の郵便ポスト

納沙布岬の請望苑というお店の横には、最東端の郵便ポストがあります。訪れる前に手紙や葉書を用意していくと、記念投函できます。請望苑は北方館から散策路を挟んだ隣にある食事と土産物の店。最東端の郵便ポストから3km離れたところには最東端の珸瑤瑁郵便局があります。

納沙布岬へのアクセス

車でのアクセス

車で行く場合、根室市中心部から約30分(23km)で着きます。35号の太平洋側ルートが最短です。納沙布岬灯台周辺は砂利が平らに整備された広場が何ヵ所かありますが、昆布干場の場合があるので進行には注意しましょう。

バスでのアクセス

根室交通が運行する納沙布線の納沙布岬停留所を下車後、望郷の岬公園は徒歩1分で着きます。納沙布岬灯台までは徒歩5分です。バスは根室駅バスターミナルとを結ぶ1日5往復のみとなるので、利用する場合はスケジュールを確認しておきましょう。

まとめ

北海道の最東端、納沙布岬は知る人ぞ知る観光名所です。岬周辺には施設やお店も立ち並び、観光を楽しむことができます。ぜひ北海道に行かれた際は、納沙布岬を訪れ良い思い出を作ってみてはいかがですか。

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