有鹿神社は子育て厄除け大明神。いま話題のパンダ宮司にも会いに行こう

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トラベルパートナー: Mina

出身は東京都。幼少からの歴史好きから、歴史スポットやお寺・神社を巡るのが趣味に。関東地方を中心に、主にひとり旅でのんびり回っています。有名無名問わずに、気になった寺社を回っています。風景写真を綺麗に撮れるよう、写真は勉強中。

名物「パンダ宮司」に会えたらラッキー!

相模国最古の神社として歴史ある神社と言われているのが有鹿神社です。神奈川県のへそ(中心)としても神奈川県では有名な神社ですが、実はパンダ宮司という名物も密かな話題となっています。ここでは、神奈川県の中でも歴史ある有鹿神社の見どころやご利益・楽しみ方を詳しくご紹介します。ぜひ旅先の参考にしてみてくださいね。

有鹿神社ってどんな神社

人間はもちろん動植物の生命までも与えたと言われているお有鹿様。相模国最古の歴史を持つ神社の中には、創建した年よりもさらに深い歴史の発祥の地でもあります。今では子育て厄除け大明神としてのご利益を求めて訪れる人も多数。

有鹿神社(あるかじんじゃ)は、現在は鳩川と呼ばれる神奈川県の有鹿川で発展した地域に鎮座する相模国最古の神社。通称はお有鹿さまと言われており、海老名の総鎮守です。歴史は古く、奈良~平安時代には豪華な社殿や広大な敷地を誇っていましたが、室町時代の戦乱で縮小しました。延長5年に延喜式神名帳に記載もある神社です。現在は相模原市磯部の奥宮・海老名市上郷の中宮・海老名市上郷の本宮の三社で成り立っています。

有鹿神社のご祭神とご利益

有鹿神社には「古事記」や「日本書紀」などには名前の記載がありませんが、地方の土着の神として有名なご祭神が2つあります。1つは男性の太陽神である有鹿比古命、もう1つは女性の水神である有鹿比売命。有鹿比古命は農業や産業振興、有鹿比売命は安産や育児にご利益があると言われています。そのため、生命の誕生と生育、そして災いを取り除いてくれる子育て厄除け大明神として知られています。

奥宮は有鹿信仰発祥の地

現在の三社について詳しくご紹介します。まず奥宮ですが、こちらは縄文時代から祭祀の場所として使われていた有鹿振興発祥の地。場所は本宮から約6km離れた上流付近の相模原市南区磯部に位置しています。有鹿神社のアルカは古代語で水を意味しており、奥宮周辺では縄文時代から有鹿谷と呼ばれてきました。漢字は当て字なので、深い意味はないのだとか。有鹿神社の御神体は有鹿谷にある泉の湧く洞窟に保存されています。

有鹿の池がある中宮

有鹿の池とも呼ばれている中宮。ここは本宮からわずか600mの徒歩5分の場所にある社です。池とはいっても水は張っておらず、小さな池と祠・鳥居だけのこじんまりした造りとなっています。この池には有鹿比売命が実際に姿を現したという伝説も残っています。

勢力争いに負けて引っ越し

中宮はもともとこの場所ではなく座間市入谷の諏訪明神であるという説が残っています。伝説によると、有鹿神と鈴鹿神対する諏訪明神と弁財天が争った結果、その時に負けてしまった有鹿神が今の中宮に追いやられたとも。

あるいは、先住民である有鹿神と移住民である鈴鹿神がお互いの勢力を巡って争った結果、先住民である有鹿神が負けて追いやられたという説もあるようです。どちらにしても、昔ここで争いがあって移動させられたという歴史はいくつか残っているようです。

住所|〒243-0434 神奈川県海老名市上郷1-12
営業時間|なし
定休日|なし
電話|なし
公式サイトはこちら

神奈川の臍にある本宮

本宮は、神奈川県の中心に位置しており有鹿の森に鎮座しています。ここは現在の鳩川と相模川の合流地点近くとなります。本宮では通常の神事も行いますが、巫女さん体験やかるた大会・打楽器打ち鳴らしといったイベントもよく開催されるので三社の中でも一番賑わいを見せている場所。拝殿の龍の天井画は海老名市の重要文化財に指定されています。

相模国十三座の碑

本宮の見どころはこれだけではありません。本宮の社殿裏にあるのは、「相模国十三座」と記載された石碑。有鹿神社は、延喜式神名帳に記載されている延喜式内相模十三社の一つでもあります。地方の神であったにもかかわらず、実は中央の朝廷まで名前が知られていた証拠で建てられた石碑のようです。

境内社は二社

この神社の境内社は2社あります。まずは、写真にもある菅原道真を祀っている東側の有鹿天神社。こちらは鎌倉時代に武将である海老名源八季貞の旧館跡から移されたものとなっています。また、社殿に向かって左奥にある三社様と呼ばれている境内社があります。こちらは、日枝社・稲荷社・諏訪社を総称した呼び方。

有鹿の井戸

本宮の境内ではありませんが、400mほどの場所にあるのが有鹿の井戸。一見目立ちにくい場所にありますが、有鹿神社の池から発見された霊石をこの井戸で清めたという説や、有鹿比売命がこの井戸の水で化粧をしたという説があります。この井戸の隣には摂社である三王三柱神社もあるので、ぜひ見ていくようにしましょう。

話題のパンダ宮司

有鹿神社での見どころがパンダ宮司。神社の人がパンダの被り物を被った姿を披露した様子が見れるとSNSで話題に。これは、神社をもっと親しみやすい場所にしたいという想いから、参拝者に対してパンダ舞を奉納するなどで活躍しています。本物の宮司さんがパンダに似ていたことや、心優しい神社というイメージにパンダがぴったりなことから、少しずつパンダのイメージが定着してきたようです。

確実に会うには事前確認を

パンダ宮司に会いたい、という人は確実に会えるように事務所に電話で確認するか、あるいは有鹿神社の公式サイトのイベントカレンダーをチェックしましょう。最近では、神職階級の禰宜(ネギ)に掛けたネギ宮司やレッサーパンダ宮司など新しいキャラクターも登場して人気を集めています。いつでも会えると思っていては、思わぬチャンスを逃してしまうかもしれませんのでご注意を。

隠れパンダも探してみよう

東京ディズニーランドの隠れミッキーのように、有鹿神社の境内ではあちこちに隠れパンダも見つけることができます。たくさんの人に楽しんでほしいといったこの神社のアイデアから。これらのパンダの置物などは、神社関係者だけではなく寄付などで自然に集まってきているものも多いのだとか。ぜひ参拝した後も隠れパンダを楽しく見つけながら散策してみましょう。

御朱印について

書き置きがあることが多い

有鹿神社の特徴として、御朱印はいつでもその場でもらえるものではないということです。そのため、常駐していないことが多く社殿を向かって右の社務所前にはすでに書き置きした御朱印があります。箱の中に入っているのは書き置きの御朱印数種類と由緒書。いただく際には初穂料を箱に入れましょう。そうしてもその場で書いてほしい場合は、事務所に電話して運良く可能な時は神職の方にその場で書いてもらうことが可能となります。

御朱印は数種類

御朱印には、パンダ・鹿・印なしの3種類。これは神職の方によって変わってくるので確実に印が欲しい場合は最初にお願いすると確実にもらうことができます。奥宮の御朱印をいただく際には必ず参拝をして帰るようにしましょう。

有鹿神社へのアクセス

電車での行き方

有鹿神社へ電車で向かう場合の最寄り駅は小田急線・JR相模線の厚木駅あるいは海老名駅の2つ。最寄り駅に下車した後は、厚木駅からは徒歩10分かかって到着し、海老名駅からは徒歩15分ほどで神社に到着することができます。どちらでも距離的には変わらないので、行きやすい駅から向かいましょう。

住所|〒243-0434 神奈川県海老名市上郷1-4-41
営業時間|なし
定休日|無休
電話|046-234-4763
公式サイトはこちら

まとめ

相模原最古の神社として祀られる有鹿神社は、人間の生存と生育の助けや災いから身を守ってくれるご利益があるとして由緒正しい密かに人気のパワースポットでもあります。神社をもっと親しみやすくという願いから、パンダ宮司も話題となっているので、一風変わった心優しい神社へぜひ足を踏み入れてみませんか。