湊川神社は楠木正成が眠る地。歴史好き必見の見どころを紹介

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出身地は長崎。よく行くエリア九州で、友達と予定が合えば海外や日本各地へ出掛けます。 一人旅も好きで、時間があれば神社巡り・自然の絶景巡りなど、気の赴くままに大好きな旅へ!おすすめの観光スポットや、その土地の周辺グルメをご紹介します。最近ミラーレスカメラを購入したので、旅先の素敵な写真を撮る事にはまっています。

てーろ緑が多い神社や~

兵庫県神戸市中央区にある湊川神社は、延元元年(1336年)に湊川の地で足利尊氏と戦い殉節した戦国武将の楠木正成を祀る神社です。吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作、大久保利通、西郷隆盛といった様々な幕末維新の志士が訪れたことでも知られる湊川神社の見どころをご紹介しましょう。

楠木正成公を祀る湊川神社

兵庫県神戸市にある湊川神社は楠木正成をお祀りした神社。近所の方は楠公(なんこう)さんと呼び崇敬しています。

神社内には正成公の墓所もある

湊川神社は兵庫県神戸市中央区にあり、地元の方からは楠公(なんこう)さんと呼ばれ親しまれる神社です。戦国武将である楠木正成公を主祭神としてお祀りしており、各地から歴史ファンが参拝に訪れる場所としても有名。広々とした敷地の中には正成公の殉節の地と一族の墓所があります。

立派な楼門が正面入り口

湊川神社の入口には大きくて立派な楼門があり、その門構えの迫力や美しさも見どころのひとつです。神社の創建は明治5年で、正成公の墓所や殉節地を含む現在約7,680坪の広大な敷地を境内地と定め、楠木正成公の没後約500年も経ってから明治天皇の代に創られたもの。生田神社、長田神社と共に、神戸の三社の一つに数えられています。

広々とした街中のオアシス

湊川神社は神戸駅から徒歩約10分程の街の中もありますが、広々とした境内は緑が多く、静かに一息つける街の中のオアシスのような存在になっています。その昔、この場所は湊川の戦いの戦場となった場所だとはとても想像できません。

鳥居の両脇には勇ましい狛犬が並んでいます。この神社の境内には他にもいくつかの狛犬があり、どれも大変ユニークなので狛犬ファンは必見です。

神社は普段は空いているのでゆっくり参拝できますが、初詣の際などは大勢の参拝客で大変な混雑になります。本殿や拝殿の後方には緑の木々が生い茂っていて、静けさに包まれており、ここが都会だとは思えないほど。拝殿に向かって左には楠木正成公が自刃された場所があります。

また、境内には楠公にゆかりのあるものを納めた宝物殿や神能殿、結婚式場などがあります。

近代的な社殿は見どころがたくさん

壮大な天井絵は見逃さないでしっかり観察を。摂社や末社のお詣りも忘れずに。

戦後の新しい神社建築

本殿は向かって三つの御扉があり、三座に分かれています。ここに祀られているのは中央に楠木正成公、向かって右に正成公夫人。また、向かって左には二人の御子の正行公と正成公の弟である正季卿以下の御一族十六柱、菊池武吉卿となっています。

神戸の神社は戦災でほとんどが建て替えられており社殿はコンクリート製ですが、様式は権現造(ごんげんづくり)に似た八棟造り(はちむねづくり)であり、戦後の新しい神社建築の代表的な建物として有名です。

壮大な天井絵は必見

拝殿の天井には全国の著名画家たちが奉納した立派な絵が飾られており、見事です。中央にある福田眉仙(ふくだびせん)の描いた大青龍をはじめ、その右にある四枚の板画は、棟方志功(むなかたしこう)がニーチェのツァラトウストラに暗示を受けて創造した「運命」という作品。

さらに拝殿両側の獅子や狛犬の壁画も棟方志功の傑作で、降魔・伏邪(ごうま・ふくじゃ)との賛は徳富蘇峰(とくとみそほう)の筆によるものだそうです。

神聖な空気が漂う遙拝所

緑に囲まれ静けさに包まれた遥拝所は、純粋な勤皇であった楠木正成公の想いを汲んで、遠く皇居の方角を向いています。つるりとした石が祀られており、熱心に参拝されている方も多数。年に数回この場所で遙拝の儀式が行われます。

フォトジェニックな楠本稲荷神社

 

参道脇に一際鮮やかな朱色の鳥居が立ち並ぶ楠本稲荷神社は、商売繁盛や家庭円満のご神徳があることで有名です。この稲荷神社は湊川神社の建立以前からあったといわれていて、たくさんの鳥居の醸し出す遠近感に独特の美しさがあります。

ここにお祀りされているのは倉稲魂命、猿田彦命、大宮女命で、拝殿で蝋燭を灯して参拝します。天井にはたくさんの赤い提灯がぶら下がっていて、とてもフォトジェニックな空間。社殿の中は1周でき、奥の方にも小さなお社があります。

お百度参りの百度石

参道には百度石の石碑があります。これは平安時代の終わり頃から始まった儀式で、この石を基点に100回拝殿と行き来して祈願成就をお参りするものです。いわば回を重ねることで精神を統一し、神に祈りを捧げる修行の一形態とも言えるでしょう。お百度参りは地域によって様々な方法が決められているそうです。

湊川神社のご朱印をもらおう

社務所でご朱印をいただけます。湊川神社のご朱印は4種類あり、自分が頂きたいご朱印を選ぶことができますよ。この神社は神戸七福神御朱印巡りの一社に入っていて、ここでは毘沙門天神の御朱印をいただけます。七福神御朱印巡り専用の御朱印帳もありますので、これを持って七福神巡りをするのも楽しいですよ。

楠木正成公と一族が眠る御墓所

吉田松陰や坂本龍馬をはじめとする幕末維新に活躍した志士たちが訪れた場所としても有名です。

水戸黄門と深い縁を持つ墓所

境内の西北隅には国の指定文化財史跡に指定されている楠木正成公と一族の墓所があります。ここは延元元年(1336)5月25日、正成公が御弟正季卿以下御一族と「七生滅賊(しちしょうめつぞく)」を誓われつつ殉節された場所。

1692年には水戸黄門様で有名な権中納言の徳川光圀が「嗚呼忠臣楠子之墓(ああちゅうしんなんしのはか)」の墓碑を自ら書いて石碑を建てたそうです。御墓所には黄門様の銅像もあります。

幕末志士たちも訪れた場所

また、この墓所は吉田松陰、坂本龍馬などの幕末から明治維新にかけて国のために奔走した志士たちが訪れたことでも有名です。そのためここには各地から歴史ファンたちが訪れ、正成公や志士たちに思いを馳せる場所となっています。

復活した勇壮な楠公武者行列

湊川神社では甲冑などを着て武士の格好で練り歩く楠公武者行列が古くから行われてきましたが、第二次世界大戦後にはGHQからの指示でこれらの祭りは盛大に行う事ができなくなり、行事が一時途絶えていたそうです。

それが近年神戸市民や企業の協賛で復活し、毎年5月には700名が練り歩く楠公武者行列が開催され、大変なにぎわいとなっています。

湊川神社へのアクセス

電車でのアクセス

JR新神戸駅から神戸市地下鉄山手線で6分、大倉山駅で下車して徒歩約5分で到着します。また、地下鉄海岸線に乗車し、ハーバーランド駅で下車すると徒歩約10分で到着。JR神戸駅からは徒歩約5分ほどで到着します。

車でのアクセス

JR新神戸駅からは約10分で到着。大阪方面からは京橋ランプで下車して約10分、姫路方面からは柳原ランプで下車して約10分で到着します。境内の無料駐車場は20数台程のスペースがありますが、満車のことが多いので近隣の有料駐車場がおすすめ。

住所|〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通3丁目1−1
営業時間|授与所AM8:30~PM5:30
定休日|なし
電話|078-371-0001
公式サイトはこちら

まとめ

楠木正成公をお祀りする湊川神社。智・仁・勇の三徳を備えた戦国武将して聖人とまで言われた正成公を偲ぶためにもぜひ訪れたい場所です。拝殿天井や宝物殿など見所も多く、正成公のことを知らなくとも神社をゆっくり散策すればおのずと歴史の深さを知ることができることでしょう。神戸市を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。