秩父宮記念公園は秩父宮両殿下の別邸を見学できる歴史あるスポット!

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トラベルパートナー: Basilico

出身地は静岡。外遊びが大好きでキャンプやBBQ、サーフィンやシュノーケリングなど山や海を満喫~。そのためアウトドアに関する紹介が得意です。自然を楽しんだ後にふらっと立ち寄る温泉やショップ、飲食店などオススメスポットを紹介します。

四季折々の花々を楽しめる敷地には秩父宮両殿下の別邸があり見学することができるすごい場所さ~

静岡県御殿場市の箱根外輪山のふもとにある、敷地面積1万8000坪と広大な敷地をもつ秩父宮記念公園。大正天皇の第2皇子秩父宮殿下夫妻が、暮らしていた別邸を整備し、2003年(平成15年)に開園した公園です。そんな秩父宮記念公園の見どころを紹介します。

日本の歴史公園100選に選ばれた公園

東京ドームの1.5倍の広さをもつ、秩父宮両殿下がお住まいなっていた御別邸。標高約500mに位置し、庭園では自然を愛された両殿下の人柄を表すように、山野草をはじめとした四季折々の花々を楽しむことができます。

歴史を感じさせる貴重な和風建築のほか、売店では地場産品を購入することも可能です。

当時のままの姿が見られるリビング

書斎、応接間、食堂として利用されていたのは移築当時の土間を改装した部屋。家具は秩父宮殿下がご留学されていた英国から取り寄せたもので、その当時のまま展示されています。

秩父宮家は英王室と親交があり、節子妃殿下はチャールズ皇太子から日本のおばあさまと慕われていました。

両殿下がくつろがれた炉の間

こじんまりとした囲炉裏のある部屋は、両殿下がくつろがれた場所。今でも、茅葺屋根の保存(害虫駆除)のため、定期的に燻蒸(くんじょう)作業が行われています。

燻蒸作業は毎週火曜日、午前中の早い時間にいけば見ることができます。作業が終わった後には、燻した匂いが部屋中に立ち込めています。

秩父宮家から御遺贈頂いた品々が展示された記念館

母屋と通路でつながっている記念館は、新館の一部を改装して造られたものです。秩父宮家から御寄贈頂いた品々が、常設展示されているほか、年数回特別展示も行われています。

秩父宮ラグビー場などにも名前を残す、スポーツを愛された殿下ゆかりの品々が並ぶ記念館。入場は無料です。

両殿下の人生が垣間見られる見どころ

戦争を経験している秩父宮殿下を守るための防空壕や、晩年の趣味とされた夫婦で楽しまれた陶芸に関わる場所など、見どころはほかにもあります。

両殿下が陶芸を楽しんだ三峰窯

晩年秩父宮両殿下は、陶芸を趣味として楽しまれました。師匠の人間国宝加藤土師萠(はじめ)氏の指導の下、約1300度の熱に耐える窯で、陶芸を楽しまれた両殿下。窯の名前は、富士山、箱根山、愛鷹山(あしたかやま)の箱根三山にちなんで、殿下自身がつけられたものです。

両殿下が戦時中に使った殿下専用防空壕

遮断層として石を1.5mほど積み上げ、さらにその上から土をもった強度がある特殊掩体壕(えんたいごう)。実際に両殿下が使用した防空壕です。カタツムリのような構造になっているのは、病気療養中だった殿下を別邸からそのまま担架に乗せて奥まで運べるように工夫した跡です。

また爆弾が落ちても弾や飛散物、爆風などが直接入らないように入り口近くは折れ曲がり、厚い板戸がついた設計になっています。また奥には煙突のような脱出口があります。

殿下を守備する若い将校用の防空壕

殿下専用の防空壕のすぐそばには、守備する若い将校たちのための防空壕があります。土と木々に覆われている、万が一のために造られたものです。錆びた鉄製の扉やコンクリートで造られた防空壕内を見学することができます。

広場につばきが咲き誇るつばき園

低いところから高所まで、つばきの花一色で見応えは十分で写真撮影にもおすすめの場所です。

受付や案内所から一番遠く奥まった場所にありますが、足場は舗装されているので散歩をするつもりでいってみましょう。大きな広場で誇らしげに咲くつばきの花を堪能できます。

春には樹齢130年のしだれ桜も咲き誇る

3月の中旬ごろに満開となり、見ごろを迎える公園の桜。紅色をした桜と雪のように真っ白な桜が、母屋周辺を彩ります。

樹齢130年のしだれ桜など、見応えは十分です。周囲の木々の緑とのコントラストが、桜の美しさをより引き立てます。

ゆったり自然を楽しみながら時間を過ごせるベンチ

広い園内を散策途中に休憩できるよう、ところどころに木製のベンチが設置されています。ベンチからでも、つばきや桜、山野草を眺めることができるので、のんびりと過ごしましょう。

上の写真のベンチは憩いの庭にあるもの。大きな木の下で庭の風景を楽しむことができます。

園内にあるお土産処と食事処

殿下が命名したうぐいす亭は、喫茶メニューのある休憩所。管理棟を兼ねた建物の中には、地場産品を揃えた売店があります。

休憩所も兼ねた管理棟にはお土産を選べる売店も

受付から園内へ入ってすぐのところにある管理棟。テーブルや椅子が用意され、休憩所として利用できるほか売店も入っています。植物や妃殿下が愛した日本茶、地場産のものを購入することができます。お土産はここで選びましょう。

秩父宮殿下の和歌より名付けられたうぐいす亭

抹茶セットやケーキセット、コーヒーにソフトドリンクと和洋のデザートや軽食がいただけるうぐいす亭。記念館の隣にある、ヒノキの間伐材で建てられているオシャレなデザインの建物です。中へ入るとほんのりとヒノキの香りを感じ、リラックスできる休憩時間を過ごせます。

木の温もりを感じるトイレ

公園の雰囲気に馴染むように、木のぬくもりを感じさせるデザインとなっているトイレ。売店が入った管理棟と受付の、すぐ隣にあります。きれいに清掃され、バリアフリー施設にもなっているため安心して利用ができます。

秩父宮記念公園へのアクセス

車でのアクセス

東名高速御殿場ICから、県道401号線経由で約3分です。有料の専用駐車場があります。

バスでのアクセス

御殿場駅から富士急行バス御殿プレミアムアウトレット行きに乗り、秩父宮記念公園で降りすぐです。また御殿場駅の乙女口からは、無料送迎バスも出ています。乗車すれば約10分で到着です。

住所|〒412-0026 静岡県御殿場市東田中1507-7
営業時間|AM9:00-PM4:30
定休日|なし
電話|0550-82-5110
公式サイトはこちら

まとめ

秩父宮両殿下が利用されていた別邸が、一番の見どころです。家具の配置などそのまま残されているものが多く、皇室の生活の一端を見学することができます。また四季折々の花々が楽しめるのも魅力でしょう。春には樹齢130年のしだれ桜、夏に彼岸花、秋にはモミジが紅葉し、冬も梅と園内は一年中自然の魅力を振りまいています。