駒門風穴は噴火でできた世界でも珍しい溶岩洞穴のパワースポット

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トラベルパートナー: Basilico

出身地は静岡。外遊びが大好きでキャンプやBBQ、サーフィンやシュノーケリングなど山や海を満喫~。そのためアウトドアに関する紹介が得意です。自然を楽しんだ後にふらっと立ち寄る温泉やショップ、飲食店などオススメスポットを紹介します。

富士山の大爆発でできた溶岩洞穴はコウモリが住処にするほど。探検気分で楽しめるら~

静岡県の御殿場といえばアウトレットで有名ですが、現存する日本最古の溶岩隧道(すいどう)がある事をご存知ですか。駒門風穴(こまかどかざあな)は新富士火山の噴火によってできた溶岩隧道で、国の天然記念物にも指定されている観光スポット。

風穴の中は散策する事ができ、太古の地球を肌で感じる事ができます。探検気分が味わえるので、子供連れにも大人気。今回はそんな駒門風穴の魅力をご紹介していきます。

富士山の噴火によりできた溶岩隧道

駒門風穴は、1万年ほど前の新富士火山の噴火によってできた溶岩隧道です。原型を保っているものの中では国内最古とされ、全長243.72メートルに渡る大規模な溶岩隧道となっています。

学術資料としてもたいへん価値のあるもので、大正11年には国指定の天然記念物に。溶岩隧道の内部は夏冬通して13度と一定の気温を保っており、夏は涼しく冬は暖かい特殊な環境がつくり上げられています。穴の奥にはコウモリやさまざまな生物たちが生息しています。

駒門風穴の内部について

探検気分が高まるデコボコとした内壁

入口を入るとすぐに、溶岩に覆われてデコボコした岩肌と天井から垂れ下がる無数の溶岩鍾乳石が現れ、探検気分を盛り上げてくれます。その先に続く通路も、溶岩流がそのまま冷却していった原型を留めており、大地のうねりを肌で感じる事が可能。

入口付近なら外の光が差し込んできて明るいですが、奥へ進むにつれて次第に暗闇になっていきます。

電灯で足場を確認しながら進もう

溶岩隧道の内部には電灯が点在してあるので、懐中電灯を持参しなくとも足場を確保しながら進む事ができます。ところどころに順路の看板も立てられているため、その通りに進めば駒門風穴の全体を散策できるようになっています。安全のためにロープで仕切られているので、決められた範囲の道を歩くようにしましょう。

じっくり観察できる工夫も

駒門風穴には溶岩隧道の様子をじっくり観察するための工夫も。行きと帰りでそろぞれ別の順路が設けられているため混雑しにくい構造になっており、心ゆくまで内部を散策して回る事ができます。順路の看板もきちんと出ているので、迷う心配もありません。

天井部から垂れた水たまりなどで足元が滑りやすくなっているので、散策にはスニーカーが必須です。

ここでしか見られないさまざまな奇景

人体の肋骨のように見える肋骨上溶岩

現在の富士山となる前に起こった大噴火によって流出した溶岩。冷え固まった溶岩はさまざまな形の岩となりました。駒門風穴の中では、ここでしか見られない珍しい溶岩の奇景を見る事ができます。

人体の肋骨のように見えるという肋骨上溶岩はその一つで、溶岩が押し出された事によってできた奇景です。実際に見てみると、本当に人体の骨が岩のなかに埋め込まれているかのように見えてきます。付近には、奇景に関する説明看板や電灯があるので観察しやすくなっています。

足元に見られる波型の波状紋溶岩

波状紋溶岩は名前の通り、波が打ちよせて波紋が広がっているような形状をしている事からその名が付けられました。足元を見るとデコボコした溶岩の形状をはっきりと確認する事ができます。こちらも溶岩が押し出された時にできた奇景の一つです。

自然への畏怖を感じる溶岩鍾乳石

噴火によって流出した溶岩が空洞部に流れ込んでできた溶岩鐘乳石。巨大なうねりのある岩は、富士山の噴火がいかに大きく激しいものだったかを物語っているようです。ちなみにこの付近は、上からたくさん水が垂れているため、首元がヒヤッとして驚かないように天井部にはご注意ください。

コウモリが棲んでいた蝙蝠座敷跡

写真の中央にある天井部の大きなくぼみは、なんとコウモリが群れを成して棲んでいた跡です。天井部は暗くて電灯の灯りが届かないため、もっとよく見たい場合はスマートフォンのライトや懐中電灯で照らしてみると観察しやすくなります。

そのほかの見どころ

そのまま飲める富士山の湧き水

駒門風穴の入口には受付があり、その裏手へ行くと苔に覆われた溶岩の間から湧き水が流れています。この水は富士山からの地下湧水で、そのまま飲む事ができるほどキレイです。口当たりのいい軟水でとても美味しいので、ペットボトルに入れて持ち帰るのもおすすめ。

3つの神社が並ぶ石碑

駒門風穴の入り口から向かって右手には、3つの神社が並んでおり、写真左から、蚕養神社、風神社、子安神社となっています。蚕養神社は、かつて駒門風穴の冷涼な環境を蚕の卵の保存に用いていた事から祀られており、風神社は五穀豊穣をもたらす神様、子安神社は安産や子育ての神様が祀られています。

訪れた際には、ぜひこの土地を守る神様たちへお参りもしていきましょう。

溶岩を覆い尽くす苔

駒門風穴の入口周辺は、無数の苔むした溶岩が覆い尽くしており、まるでジュラシックパークを思わせるような太古の雰囲気を漂わせています。苔にさわってみるとフワフワとして気持ちよく、瑞々しい美しさです。

木々に囲まれた自然あふれる広場

入口付近の階段を登ると自然あふれる広場があります。木々に囲まれた広場にはたくさんの木陰ができていて、夏場でも涼しく過ごす事ができます。ベンチも完備されているので、風穴探検を終えた後にここでひと休みするのもいいでしょう。受付の遊歩道をまっすぐ進むとここに突き当たります。

男女分かれたトイレ

受付の裏手へ行くと、施設のトイレが完備されています。看板が出ているため見つけやすいですよ。トイレは男女で分かれているので、女性も安心して利用する事が可能。エリア内でトイレはここのみとなるため、駒門風穴の散策前には必ずここで済ませてから行くといいでしょう。目の前には富士山の湧き水があります。

駒門風穴へのアクセス

車でのアクセス

東名御殿場ICより裾野バイパスを経由し約20分で到着します。入口から徒歩1分ほどのところに無料駐車場が完備されています。

住所|〒412-0038 静岡県御殿場市駒門69
営業時間|AM9:00-PM5:00
定休日|なし
電話|0550-87-3965
公式サイト|なし

まとめ

駒門風穴は新富士火山の噴火によってできた溶岩隧道で、御殿場の知られざるパワースポットでした。風穴の中は探検気分で散策を楽しむ事ができ、子供連れにも人気の観光地となっています。

ひんやりとした風穴の中には、噴火した時の溶岩によってできた奇景がたくさんあり、ダイナミックな奇景の数々に大地のうねりを感じる事ができるはずです。ぜひ一度、静岡県の駒門風穴を訪れてみてください。