長谷寺は鎌倉の街並みを一望できる絶景古寺。紫陽花を見に行こう

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トラベルパートナー: Alice

神奈川県出身。イギリス・カナダ・オーストラリア等、居住経験ある国の観光スポットをメインに紹介します。 日本以外の国への旅行回数は30回以上、親しい友人たちと一緒に。現地ではそれぞれ目当ての美術館や観光名所に分かれて一人で回ることも。

四季の花が楽しめる寺

神奈川県鎌倉市にある長谷寺は、観光都市鎌倉の中でも人気の観光スポット。鎌倉時代以前から続く小寺でありながら、親しみやすい雰囲気が漂っておりその景色を楽しみにくる多くの人でにぎわいます。この記事では、長谷寺についてご紹介していきます。

長谷寺とは

見どころ満載の寺

長谷寺は、神奈川県鎌倉市にある浄土宗系統のお寺です。季節ごとに異なる花が楽しめ、特に秋になると紅葉が美しいと有名。山の中腹に位置し、鎌倉の街並みが眺望できる絶景スポットとしても知られ、鎌倉市内の人気観光スポットとなっています。

鎌倉有数の古寺

長谷寺の正式名称は、海光山慈照院長谷寺という少し長い名前です。鎌倉時代以前の736年に開創したといういい伝えのある由緒ある古寺です。長谷寺には日本で一番大きな木造仏像と名高い、高さ9.18メートルもの観音像があるのも有名。

古寺というとどうしても敷居が高く感じてしまいますが、長谷寺では景色をのんびり楽しんだり、かわいらしいお地蔵様が眺められたりします。柔らかい雰囲気の漂うお寺なので、誰でも訪れやすいのが人気の理由のひとつになっています。

長谷寺の見どころ

立派な本堂

観音堂には、本尊である巨大な十一面観音菩薩が祀られています。当初建立された建物は、関東大震災の際に甚大な被害を受けてしまったため取り壊されました。その後、約60年をかけて再建されたのが現在の建物です。観音堂では黄金に輝く素晴らしい観音像を見学できますが、写真撮影は禁止されているので注意が必要です。

由比ヶ浜を一望

観音堂のすぐ側にある見晴台からは、鎌倉の美しい街並みと澄み渡る由比ヶ浜が一望できます。ベンチやテーブルが設置されており、海風を感じながら休憩できるスポット。見晴台のそばには、美しい景色を眺めながら食事が楽しめるレストラン海光庵があり、人気のランチ場所となっています。

御釈迦様の足跡

境内に入ってすぐ、目の前に広がる池のほとりにあるのが、なんともかわいしいデザインをしたこの石の足跡です。これは仏足石と呼ばれる御釈迦様の足を石に刻んだもの。

周りは草花が生い茂っており、柵近くの場所にあるためどうしても見逃しやすくなっています。その場合には、観音堂近くにある巨大で見つけやすい仏足石を探してみるという方法も。

限られた日だけ回せる回転式の書架

静かな竹やぶのすぐ隣にあるのが、こちらの経蔵。中へ入ると回転式の書架があります。これは輪蔵という経典が納められている書架で、一回転させる事でお経を読むのと同じ功徳が得られるといわれています。

この書架を回せる日は、観音御縁日の毎月18日と正月、その他の限られた日にちという少ないチャンスのみ。なかなか回せない書架の代わりに、経蔵内部を取り囲むように設置されたのが18基のマニ車です。マニ車はチベット仏教で用いられる仏具で、こちらは毎日回す事ができます。

洞窟の中へ

弘法大師参籠の地として伝えられている弁天窟は、探検気分が味わえる洞窟です。赤い鳥居を潜って洞窟の中へと入っていくと、その内壁に弁財天や宇賀神が祀られています。洞窟内部は狭くて薄暗いため、トンネル内をかがみながら歩かなくてはなりません。しかし、これがかえって神聖な雰囲気をかもしだしています。

自然の中を散策しよう

観光の目玉の一つ

長谷寺の魅力のひとつとして、その美しい草花を眺めながらゆっくりと自然の中を散策できる事があげられます。経蔵横から伸びている眺望散策路は、登り切るとすばらしい景色が待っているので、長谷寺のおすすめポイントです。

ただし、その絶景にたどり着くためには長く続く急な階段を登らなければいけないため、散策する際は歩きやすい靴を履いていきましょう。

散策路の上段は見晴台よりもさらにずっと高く、鎌倉の街並みと由比ヶ浜のコントラストを木々の合間から見渡せます。散策路は木々に囲まれた中を歩いていくので、とても静かで澄んだ空気が流れています。上空には鳶が飛び回り、時折「ピーヒョロロ」という甲高い鳴き声が聞こえてくる事も。

梅雨の時期が人気

散策路沿いに植えられているのが、約40種類・約2500株にも及ぶ紫陽花。梅雨の時期になるとどれも見事に咲き誇り、長谷寺観光のベストシーズンといわれています。

カラフルな紫陽花は写真に撮っても美しく、その姿を収めようとカメラ片手に訪れる観光客であふれています。紅葉シーズンも趣がありますが、やはり紫陽花シーズンは一番人気となっており、毎年賑やかな季節。

長谷寺の隠れた人気者

和み地蔵でほっこり

2007年に写経場の近くの池のほとりに設置されたのが、この石のお地蔵様・和み地蔵です。1メートル20センチと子供の背丈ほどの高さで、通常のお地蔵様よりかなり大きいのが特徴。お地蔵様はその名の通り、見ると心が穏やかになるようなかわいらしい表情をしており、お地蔵様と一緒に写真を撮る事も可能です。

お地蔵様探しをしよう

長谷寺には和み地蔵をはじめ、かわいらしいお地蔵様がいくつか設置されています。近年はお地蔵様目当ての観光客も増加し、鎌倉観光の人気者となっています。

その中でも話題になっているのが、この良縁地蔵。良縁地蔵は3体の小さなお地蔵様で、境内の3箇所に設置されています。よくみるとその表情やポーズはそれぞれ微妙に異なっているのもポイントです。和み地蔵と違い小さなお地蔵様なので、前方ばかり気にして足元を見ないで歩いていると、気付かず通り過ぎてしまうのでご注意を。

さわるとご利益を受けられる

大黒堂には15世紀から伝わるとされる、神奈川県最古の大黒天像が設置されています。その最古の尊像は残念ながら通常は非公開となっていますが、代わりにあるのがこのカラフルなさわり大黒天です。

こちらは大黒堂手前に設置され、その名の通りふれる事が可能。大黒様をさわるとご利益があるといわれ、多くの人がこの大黒様をさわっていきます。

ゆったりと泳ぐ鯉と紅葉

長谷寺には回遊式庭園があり、辺りを歩き回りながら景色を楽しむ事ができます。妙智池と放生池という2つの池があり、池の中を覗き込んでみると色鮮やかな鯉が静かに泳ぐ姿が。紅葉シーズンによく見かける、紅葉が池の中に落ちてその上を鯉が優雅に泳ぐ姿は風情ある光景でと評判です。

長谷寺へのアクセス

電車・バスでのアクセス

JR横須賀線鎌倉駅で下車しバスに乗り換えた場合、長谷観音停留所で下車、徒歩5分です。JR横須賀線鎌倉駅で下車したあと江ノ電に乗り換えた場合は、長谷駅で下車し、そこから徒歩5分。小田急線藤沢駅を利用する場合は、江ノ電に乗り換え長谷駅で下車。そこから徒歩5分となります。

住所|〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3丁目11−2
営業時間|8:00-17:00(3~9月)8:00-16:30(10~2月)
定休日|なし
電話|0467-22-6300
公式サイトはこちら

まとめ

長谷寺は趣ある小寺でありながらも、多くの人に親しまれる鎌倉有数のお寺です。日本一の木造大仏は特に有名。本堂や由比ガ浜を一望できる見晴らし台など、見どころの多い観光地となっています。

四季折々の植物も楽しめ、中でも梅雨時期にみられる2500株もの紫陽花は大人気。その美しい姿を見ようと多くの人でにぎわいます。秋の紅葉と合わせ、ぜひ散策に訪れてその美しさを楽しんでください。