朱塗りの社殿が美しい平安神宮。有名な左近の桜と右近の橘をこの目で見よう

公開日:2019/3/11 更新日:2019/5/10

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Erica
生粋の京都人。京都愛が強く、得意エリアももちろん京都。 1人か女同士で出かけることが多く、移動は電車と徒歩がほとんど。趣味のカメラは必需品。コーヒーやスイーツが好きなので、出かけた先でカフェを見つけては、まったりしてます。
平安遷都の頃の正庁を再現した社殿もかっこええで

数多くの観光スポットを有する古都京都。そんな中でも高い人気を誇る観光スポットの一つが平安神宮です。朱塗りの社殿がとても印象的ですし、とてもフォトジェニック。広々とした神苑は四季の彩りも感じられますし、いつ訪れても素敵な時間を過ごせるでしょう。ここでは、平安神宮の魅力や見どころ、アクセスするときの交通手段などについてまとめてみました。

平安遷都1100年を記念し創建された神社

平安神宮は現在の京都市左京区に建立されています。明治28年に創建された神宮なので、それほど長い歴史があるわけではありません。平安遷都1100年を記念して創建された神宮で、今では京都を代表する観光名所の一つに。桓武天皇と孝明天皇を御祭神として祀っています。

朱塗りの社殿がかっこいい

應天門をくぐれば、すぐ目の前に朱塗りの社殿が広がります。敷地がかなり広いですし、周りには高い建物もないため空も広く感じられるでしょう。京都では歴史的な街並みを保持するため、条例で建物の高さも制限しているのです。この素敵な景色が見られるのも、条例のおかげといえるでしょう。参拝の順番ですが、まずは真ん中の社殿、太極殿に参拝してください。

太極殿の左右に建つのは白虎楼と蒼龍楼。これらは、桓武天皇が平安京に遷都したころ、正庁であった朝堂院を5/8の大きさで再現したのだとか。朱塗りの社殿はとても印象的ですし、周りの雰囲気とも実にマッチしています。とてもフォトジェニックなので、ぜひ写真は撮っておきたいですね。

手水台と大極殿前の木に注目

手水台の龍と虎

境内には手水台がありますが、ここにも見どころが潜んでいます。太極殿の前にある桜と橘にも注目。手水台は境内に入ってすぐのところにあります。左右に設置されており、右には龍が、左には虎の像がすぐそばに建っています。

東に青龍、西には白虎という四神相応の理論によってこのような配置になっているのだとか。四神相応とは、東アジアや中華圏において、大地の四方の方角を司る四神の存在に最もふさわしいと信じられてきた地相のことです。平安神宮時代の建築物がいかに中国の影響を受けていたかがわかりますね。

大極殿の前には桜と橘が

太極殿の前には2本の木が植えられています。右に植えられているのが左近の桜、左にあるのが右近の橘です。どうして右にあるのに左近、左にあるのに右近なのか、という疑問を持つかもしれませんが、これは太極殿から天皇が見たときの視点で名称がつけられているからです。

左近は左近衛府、右近は右近衛府の略称。平安時代末期につくられた「古事談」には、桜でなくもともと梅が植えられていたが、794年の平安遷都のときに桓武天皇により桜でなく梅が植えられていたが、960年の内裏焼亡の際に焼失し、再建の際に梅にかわって重明親王の家の桜を植えたものとあります。橘は平安遷都以前に、この地に住んでいた橘大夫という人の家に生えていたものを植え直したということです。

四季を感じられる神苑

境内には神苑も

広大な敷地を誇る神苑があるのも平安神宮の特徴。神苑内には八重紅の枝垂れ桜もあり、四季折々の自然美で楽しませてくれるでしょう。平安神宮の境内に広がる神苑はとても広々としていますし、その面積はなんと約3万平方メートルともいわれています。開放感のあふれる空間となっていますし、のんびりと散策して過ごすにも適しています。

庭園は池泉回遊式という造りで、明治時代の作庭家、七代目小川治兵衛によって造られました。4つの庭から成り立っており、南神苑、中神苑、西神苑、東神苑があります。

八重紅しだれ桜が有名

神苑内には八重紅しだれ桜も植えられています。有名な桜ですし、このしだれ桜を見るために訪れる方もいるくらいです。谷崎潤一郎の作品、細雪にも平安神宮神苑のしだれ桜が登場しています。

春に美しい桜の姿を拝めるだけでなく、初夏は花しょうぶ、秋には燃えるような紅葉の姿も楽しめます。冬はうっすら雪化粧をまとった平安神宮の姿も拝めますよ。神苑の拝観は有料となっており、8時30分から17時30分までの時間となっています。季節によって変動があるので注意しましょう。

春に開催の紅しだれコンサートとは

毎年4月の上旬には、紅しだれコンサートという音楽イベントが数時間にわたって開催されます。さまざまなジャンルの音楽演奏を楽しむことができますし、ライトアップされた美しい桜も眺められる人気のイベント。社殿もライトアップされますし、幻想的で神々しい姿を拝めるでしょう。もちろん、インスタ映えする写真も撮影できるので、訪れたときにはぜひ写真を撮ってほしいですね。

ステージとなるのは東神苑にある貴賓館。客席などは設置されないため、回遊しながら音楽の演奏を楽しむことになります。開催日の18時15分から21時までコンサートは行われているので、興味がある方はこの時間内に訪れてください。なお、最終入場は20時半となります。

平安神宮は時代祭の舞台

京都三大祭のひとつ、時代祭

平安神宮では、京都三大祭の一つでもある時代祭が行われます。毎年10月22日に開催されているお祭りで、神宮創建を祝って始められました。延暦時代から明治維新まで、多種多様な衣装を身にまとった人たちが京都の街を練り歩きます。出発地点となるのは京都御所で、約2時間近い時間をかけながら平安神宮にたどり着きます。

境内には時代祭の魅力を伝える施設も

平安神宮の境内には、京都 時代祭館十二十二という建物があります。これは、時代祭の魅力を紹介するための施設となっているので、まずこちらを訪れて学ぶのもよいかもしれません。どうして十二十二なのかというと、時代祭が開催されるのが10月22日だからです。約30もの店舗が入居し、ショッピングやグルメを楽しめる施設になっています。平安神宮を一通り見学したあとは、こちらに立ち寄って買い物や食事も楽しんでみましょう。

シンプルな御朱印

京都には数多くの寺社仏閣がありますし、寺社巡りや御朱印集めをしている方にも人気の都市。平安神宮でも御朱印を用意しているので、参拝した証として御朱印をいただきましょう。最近では、写真映えしそうな派手で見栄えのよい限定御朱印を用意している神社やお寺も増えていますが、平安神宮の御朱印はとてもシンプル。派手さなどはいっさいありませんが、それがかえってありがたさを倍増させます。

御朱印は應天門の左右にある授与所でいただけるので、御朱印帳を持って訪れましょう。御朱印の受付時間は、7時30分から17時までとなっています。御朱印をもらう前に参拝するのが基本なので、到着したらまずはお参りをしてください。また、御朱印帳は御朱印をいただきたいページを開いた状態で渡すのも基本です。

平安神宮へのアクセス



公共交通機関での行き方

公共交通機関を利用する場合だと地下鉄がおすすめです。地下鉄東西線の東山駅が最寄り駅となり、駅から徒歩約10分でアクセス可能。また、京阪鴨東線の三条駅、神宮丸太町駅からも徒歩約15分ほどでアクセスできるでしょう。のんびりと散策しながら平安神宮を目指してください。また、京都市バスを利用するのなら、岡崎公園、美術館・平安神宮前停留所から徒歩約5分ほどとなります。岡崎公園、ロームシアター京都みやこめっせ前からも5分ぐらいで到着です。

車での行き方

車で訪れるなら、名神高速道路京都東ICで降りましょう。そこから車で約20分ほどの道のりとなります。境内には駐車場がないので、岡崎公園内の駐車場、もしくはみやこめっせの駐車場に停めてください。

Address 〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97
Hours AM6:00-PM6:00(季節によって変動あり)
Closed 10月22日午後のみ休み(時代祭のため)
Tel 075-761-0221
Web http://www.heianjingu.or.jp/

まとめ

美しい朱塗りの社殿は周囲の風景と相まってとても素敵な空間を創り上げています。四季の自然美も堪能できるスポットなので、京都に訪れた際にはぜひ足を運んでみましょう。