長明寺に源氏の歴史あり。妖怪退治とお遍路さんの秘密を覗き見

公開日:2019/3/27 更新日:2019/8/22

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兵庫県出身。 関西を中心に、たまーにアジアの情報を発信します。 気ままな日帰り一人旅とノリノリ親子旅がお気に入り。 悠久の歴史と自然まとえるスポット探して日々さすらっております。 親子で遊べる場所もご紹介~
お遍路さんの予行演習できるで~

源氏にゆかりがある長明寺は散策路も整備されているため、ハイキングコースとしても人気があります。歴史ある建物はとても風情がありますし、手入れの行き届いた庭園やパゴダなど、見どころも満載。ここでは、長明寺の魅力や見どころ、アクセス方法などをご紹介します。

長明寺は源頼政と四国にゆかり

源頼政にゆかりのあるお寺としても知られる長明寺。お寺では頼政に関連する絵馬や像などの鑑賞が可能です。参道が一般道路になっていたり、参道を挟むようにして駐車場や保育園があったりと、あまり目にする事のない珍しい造りが特徴。

裏山ではお遍路を手軽に巡拝でき、ハイキングコースとして人気のある散策路も整備されています。

長明寺麓の塔頭にも寄ってみよう

宝光院のパゴタに平和祈願

山門を抜けて参道をまっすぐに進んでいくと、保育園が。その隣には宝光院があり、平和の塔パゴダが建っています。インドからの聖砂や仏舎利を奉納してあるパゴダは、第二次世界大戦のときにビルマで戦死した人たちの慰霊塔。パゴダ以外にも物珍しい建物がいくつかありますし、手入れの行き届いた庭園もあります。

宝仙院と仲正院はお隣どうし

山門の横にあるのは仲正院。隣に建立されているのは宝仙院となります。宝仙院には大日如来が祀られ、仲正院には御本尊として重一面観世音菩薩が。塔頭が三つも存在することからも、長明寺がいかに由緒あるお寺かが理解できるでしょう。

長明寺の裏山でお遍路さん

四国八十八か所巡りへ出発

裏山にあるのは江戸時代に開創された四国八十八所。当時の面影を今に残しており、八十八か所の道のりを巡拝できます。

一番札所となるのは阿弥陀堂横で、札所の横に祀られているのは水かけ不動明王。本堂の裏手を見ると西国三十三箇所の仏様もたくさん祀られており、厳かで神聖な空気が漂います。いろいろなご利益にあやかれそうですね。

札所によって社はさまざま

札所ごとに社の造りもまちまちですし、いろいろな仏様が祀られています。それぞれの違いを楽しむ事もできるでしょう。画像に写っている石を積んだ社のほかにも、瓦屋根がある社などもあります。休憩するのにピッタリのあずまやもありますよ。

県境発見

お遍路気分を盛り上げてくれる県境を指す看板もあります。一つの山の中に四国が凝縮されたような感じになっているので、今自分がどのあたりを巡礼しているのか確認しながら進んでみましょう。平坦なコースばかりでなく、少々歩きにくいところもあるので注意が必要。なるべく動きやすい服装、靴がおすすめです。

奥之院も札所

不動明王を祀っている長明寺の奥の院は第45番札所。コースからやや左にずれるようにして入り、階段を登っていくとその先に鎮座しています。休憩ポイントでもあるので、歩き疲れた方はここで休憩していきましょう。また、眺望ポイントでもあるため景色を楽しむのもおすすめです。

長明寺で巡礼するなら自然と寄り添おう



森の獣に要注意

山の中なので、野生の動物も当然生息しています。生き物が土を掘り返した跡なども発見できるので、そうした形跡を発見しながら歩くのも楽しいでしょう。野鳥のさえずりも常に耳に入ってきますし、パワースポットのような空間が広がっています。道幅はあまり広くないので、木々の合間を縫うようにして歩いていきましょう。

眼下の景色にホッと一息

素敵な風景を眺められるポイントがいくつかあるので、見過ごさないようにしたいですね。巡礼路は念入りに計算されて配置されているため、景勝地となる場所も計算しつくされています。季節ごとの自然を楽しみつつ巡礼ができるのは魅力的。

頼政池で歴史に浸る

本堂から徒歩約5分ほどで行ける頼政池。巡礼をせずとも池の近くまで散策に訪れることは可能です。播磨姫路の初代藩主によって造成された池で、近くには頼政桜という一本の桜の木が。桜の木の対岸がお遍路コースになっています。池のふちギリギリを歩いていくため、スリル満点です。

長明寺といえば源頼政の鵺(ぬえ)退治

頼朝公の像は意外と大きい

鵺退治の様子を再現した源三位頼政公鵺退治之像が本堂横の高台にあります。頭は猿、胴は狸で尻尾が蛇、手足は虎という想像上の生き物が鵺。弓の達人といわれた頼政によって退治されたという伝説が残されています。実物よりも大きく造られている像は近くで見ると迫力満点ですよ。

大きな絵馬にも頼朝公

大きな絵馬が2つ本堂に飾られています。鵺退治の様子を描いた絵馬と、近衛天皇や家臣の猪早田を描いたもの。奇病にかかってしまった近衛天皇ですが、それが鵺の仕業だと考えられたために鵺退治が行われたのだとか。

八幡神社もあり

源氏の武運を司る神を祀る八幡神社。本殿のほかにもお稲荷さんや摂社がいくつか建立されています。住宅地の中にひっそりと佇んでいる神社ですが、細部にわたって手入れも行き届き、地元の方からの崇拝を長きにわたって受けている事が伺えます。



橋のたもとに当時の面影

鵺野橋の欄干が八幡神社の横に残されています。かなり埋まった状態となっていますが、鵺にちなんだ地名の足跡をたどる事が可能。訪れたときにはぜひ見ておきたいですね。

橋のそばには竹藪がありますが、ここでとれた竹で作った矢を用いて鵺退治を行ったのだとか。八幡神社はもちろん、頼政公ゆかりの地を心行くまで楽しめるスポットになっています。

長明寺へのアクセス

車でのアクセス

長明寺へのアクセスは基本的に車がおすすめです。マイカー、もしくはレンタカーなどで訪れましょう。中国自動車の滝野社ICで降りればそこから約10分ほどの道のりとなります。

境内には無料の駐車場がいくつかあるのでそこに駐車してください。参道を道なりに進み左にカーブした右手に開けた空間がありますが、そこがもっとも本堂に近い駐車場となります。

Address 〒667-0055 兵庫県西脇市高松町
Hours なし
Closed なし
Tel 0795-22-1794
Web http://www.nishiwaki-kanko.jp/guide/sightseeing/chomeiji.html

まとめ

お遍路巡りができるだけでなく、鵺退治の足跡もたどることができる長明寺。歴史ある古いお寺ですし、境内には神聖で厳かな空気が漂っています。訪れるだけでも癒しがもらえるかもしれません。素晴らしい景色を眺められるポイントもいくつもあるので、いろいろな楽しみ方ができますよ。ぜひ訪れてみてください。