乃木神社は日露戦争の英雄を祀る神社。かわいい御守りは必ずゲットしよう

公開日:2019/3/14 更新日:2019/12/24

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出身は東京都。幼少からの歴史好きから、歴史スポットやお寺・神社を巡るのが趣味に。関東地方を中心に、主にひとり旅でのんびり回っています。有名無名問わずに、気になった寺社を回っています。風景写真を綺麗に撮れるよう、写真は勉強中。
神前結婚式でも人気の神社なんです

東京都港区にある乃木神社を紹介します。この神社は日露戦争の英雄である、乃木希典と夫人の乃木静子を祀っています。勝負運や縁結びのご利益があり、神前結婚式の会場としても人気の神社です。

乃木神社はどんな神社

東京都港区にある乃木神社は、幕末から明治の高名な軍人、乃木希典(のぎまれすけ)と夫人の乃木静子を祀っている神社です。都心の神社とは思えない豊かな緑と厳かな雰囲気が魅力。開放的な野外型の社殿で行う神前結婚式も人気で、夜のかがり火の中で式が開けます。最近はアイドルグループの乃木坂46の聖地としても有名なスポットで、隣には旧乃木邸も見られます。

日露戦争の英雄、乃木希典

乃木希典は、現在の山口県である長府藩出身の武士(軍人)で、幕末には第二次長州征伐に従軍していたことで知られています。また明治期には西南戦争や日清・日露戦争などにも従軍。特に日露戦争では旅順攻囲戦の指揮官を務めたこともあり、その名をとどろかせました。

さらに日本統治時代の台湾総督も務め、乃木大将や乃木将軍などと呼ばれていることもあります。乃木希典は明治天皇の崩御に際して夫人とともに殉死していますが、この乃木の殉死を悼み地名に乃木坂と付けられました。

教育者としても活躍

乃木希典は人格者としても有名で、旅順攻囲戦では負けたロシア軍人に対して礼を尽くす態度が世界的にも賞賛されています。また明治40年には、明治天皇の勅命により軍人でありながら学習院院長に就任。後の昭和天皇になる裕仁親王の養育を任されていました。勤勉と質素を重んじた厳しい教育方針だったそうで、御所から車で通う裕仁親王に、他の子同様に歩いて通うように指導した逸話は有名です。

乃木神社のご利益

乃木神社は文武両道だった乃木希典にあやかっていて、勝負運・学業成就・仕事運の御利益があります。また、内助の功で夫を支え続けた静子夫人にもあやかり、縁結びや夫婦和合などの御利益も。そのため神前結婚式が盛んに行われています。乃木神社のひょうたん守りは所願成就・福徳倍増の縁起物として人気。ひょうたんの愛用者だった乃木将軍とのゆかりを感じることができるアイテムです。

境内の様子

お洒落なお神籤かけ

ここからは乃木坂神社の境内の様子をお伝えします。お洒落な御神籤(みくじ)かけや君が代に登場するさざれ石、宝物殿や雷神木など見どころ満載です。

乃木神社の一の鳥居と二の鳥居の間の手水舎近くにある参道で目を引くのが、珍しい形状の御神籤かけです。通常の御神籤かけは糸や縄が横や縦にまっすぐ張っていて、そこにおみくじを結ぶことが多いものの、同神社では球形になっている珍しいものです。2つ並んでいて、見た目は美しいものの上の方は結ぶのが少し難しくなっています。

君が代にも登場するさざれ石

社殿に向かい右手側、境内社の正松神社へ向かう参拝路入口にあるのがさざれ石です。さざれ石は国歌にも登場する小さな石の塊のことで、各地の神社で見られます。しかし乃木神社は明治天皇と深い信頼関係があった乃木将軍を祀っていることから、この石が国歌に出てくる石なんだと勘違いしてしまう人もいるとか。実際に君が代の本当の由来となった さざれ石は岐阜県揖斐郡にあります。

宝物殿を忘れずに

社殿手前、授与所の脇には宝物殿があります。入場無料なため忘れずに足を運びたい場所です。宝物殿は狭いものの、乃木将軍所縁の写真や書画、文書など様々な資料が展示。他にも乃木将軍の石膏像が飾られ、乃木将軍が殉死する当日の朝に撮った写真や殉死に使われた2振りの刀剣は必見です。

神社を守った雷神木

社殿に向かって左側、正松神社の反対側には御神木の楠の雷神木があります。この楠の木は、昭和47年9月に乃木神社に落ちた雷から社殿や神社の身代わりとなった正真正銘の守り神。今もなお枯れることなく成長した姿を見せていて、現在は雷神が宿る雷神木として悪事・災難を取り除くと崇められています。

境内社は二つ

松下村塾所縁の正松神社

境内には2つの社が存在します。松下村塾所縁の正松神社(せいしょうじんじゃ)と北区から勧請した赤坂王子稲荷神社です。

拝殿に向かって右側に位置するのが、正松神社です。この神社は幕末の学者で松下村塾の開祖である、玉木文之進とその甥の吉田松陰を祀っています。若き日の乃木希典は玉木文之進を支持し、また兄弟子である吉田松陰を深く尊敬。この2人が乃木大将の人格形成に強く影響したとされています。乃木神社の戦後復興に際して萩の松陰神社から勧請されました。



北区から勧請した赤坂王子稲荷神社

二の鳥居の手前に位置し、手水舎の横から参拝できるのが赤坂王子稲荷神社です。乃木夫妻が北区王子にある王子稲荷神社を篤く信仰していて、月詣りを行なっていたことから乃木神社の戦後復興にあたり勧請されました。

今も残る旧乃木邸

乃木神社の隣には乃木夫妻が生前に暮らした旧乃木邸が今もなおそのままの形で残っています。ここは乃木夫妻が殉死した場所でもあり、通常は外からの見学のみ可能で、年に数回だけ内部が一般公開されています。

黒い建物は陸軍大将の家としては飾り気が無く簡素な印象。本人の人柄を忍ぶことができます。豪華な日本家屋を想像していると全く違うことに驚くでしょう。庭園にはダグラス・マッカーサー元帥が植樹をした樹々や、旅順攻囲戦後にロシアと会談した水師営会見の際に持ち帰っってきた、棗(なつめ)の木の3代目などを見ることができます。

名物蚤の市

乃木神社境内では毎月第四日曜日に名物の骨董蚤の市(古物市)が開催されています。この蚤の市は関東で最古のものと言われていて、六本木などに近いこともあり外国人の姿も見られます。蚤の市では古着や古い家具、食器など幅広く扱われていて、地方の骨董屋さんも出店。時間は午前9時から暗くなるまでで、雨天中止。七五三のため11月は開催されません。

御朱印とお守り

御朱印はこちら

乃木神社の御朱印は授与所で貰うことができます。種類は1種類で、とてもシンプル。乃木神社ではオリジナルの御朱印帳も用意されていて購入することができます。なお、授与所の対応時間は午前9時から午後5時までです。

人気のよりそひ守、つれそひ守

乃木神社のお守りは可愛いと評判です。特に人気なのは、夫婦守りの よりそひ守と つれそひ守です。よりそひ守は紋服と白無垢をイメージしてつくられていて、夫婦が末長く寄り添えるようにと思いが込められています。つれそひ守りは長年連れ添った夫婦が、これからも連れ添っていけるようにと思いが込められています。

よりそひ守りと つれそひ守りどちらも人気で、タイミングによっては売り切れになっていることも珍しくありません。他にも乃木神社では乃木将軍にあやかって何事にも打ち勝つと願掛けされた勝守や、ハートのマークが可愛い安産子宝守が人気です。

乃木神社へのアクセス

電車で行く場合

電車で行く場合は、東京メトロ千代田線の乃木坂駅で降車し、そこから徒歩で1分程度です。都営大江戸線と東京都メトロ日比谷線の六本木駅で降車した場合は、駅から徒歩で6分程度で到着します。すぐ近くには六本木ミッドタウンがあるので、帰りに寄るのもいいでしょう。

Address 〒107-0052 東京都港区赤坂8丁目11番27号
Hours 6:00~17:00(開門時間)/9:00~17:00(授与所)
Closed なし
Tel 03-3478-3001
Web http://www.nogijinja.or.jp/

まとめ

乃木神社は日露戦争の英雄である、乃木希典と夫人の乃木静子を祀っている神社です。勝負運や縁結びのご利益があり、神前結婚式も盛んに行われています。御朱印やお守りも人気。境内では毎月第四日曜日に名物の骨董蚤の市も開かれ、常に賑わいがあります。