帯解寺は日本最古の安産祈願のお寺。見どころやご祈祷を紹介

公開日:2019/4/19 更新日:2019/12/26

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静岡県出身、歴史好きが高じて奈良県に移住しました。奈良県の記事をメインで書いています。旅行は家族で出かけることが多いです。神社仏閣の紹介が得意です。散歩や食べ歩きが趣味で、カメラを片手に日々新たな撮影スポットやおいしいお店を探しています。
天皇や将軍も安産祈願しためっちゃ有名なお寺やで~!

帯解寺(おびとけでら)は安産祈願のお寺として有名。平安時代に栄えたお寺で、長い歴史があります。全国各地から安産祈願に訪れる夫婦が多いお寺で、見どころもたくさんあるスポットといえるでしょう。ここでは、帯解寺の概要や見どころ、御朱印についてもご紹介します。

帯解寺とは

平安時代に隆盛を極めたお寺で、子安山の寺号を持ちます。帯解子安地蔵菩薩は重要文化財として指定されており、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。安産祈願のお寺は全国各地にありますが、帯解寺が日本最古の安産祈願のお寺だといわれています。

皇室の方々の安産祈願も行われるという、由緒正しきお寺。本堂の拝観もできますが、安産祈願に訪れた夫婦でにぎわっている事が少なくありません。タイミング次第では拝観が難しい事も。

帯解寺の歴史

創建当初には霊松庵とも呼ばれていた帯解寺。平安時代に藤原明子が安産祈願を地蔵尊にし、後に清和天皇を授かったため、喜びから文徳天皇へ帯解寺の寺号を贈ったのだとか。徳川三代将軍家光も安産祈願を行い、家綱を授かったといわれています。それ以降も安産祈願のご利益があるとどんどん有名になり、現在にいたっています。

帯解寺の見どころ

ご祈祷が行われる本堂

もともとの建物はすでになく、現在あるのは1858年に再建されたものとなります。本堂へは靴を脱いで階段を上るので、妊婦さんは注意が必要。本堂前には子安山と書かれた寺号の灯篭が。とても存在感があります。地蔵尊、帯解寺の筆文字が入った提灯も見ごたえ抜群です。

ご本尊・子安地蔵尊は求子安産の仏像

御本尊は帯解子安地蔵で、本堂に祀られています。鎌倉時代に造られたとみられており、日本最古の求子安産の仏像。重要文化財として指定されています。安産祈願は御本尊の前で行われます。珍しい姿で鎮座しており、お腹の前には布がかぶさった結び紐があるため、腹帯地蔵という名も。

秘仏公開も見逃せない

毎年3月の初旬に行われている秘仏公開。三面六臂大黒天、虚空蔵菩薩坐像など、室町時代に造られたとみられるさまざまな仏像、仏画が公開されます。とても貴重なものなので、このタイミングで訪れるのもよいでしょう。

拝観受付は本堂右手に見える窓口。有料です。普段まず目にできないものばかりなので、訪れる価値は十分あるでしょう。ぜひ秘仏公開の日に足を運んでみてください。

山門を見て境内を散策しよう

山門の前に立つと美しい本堂の姿が真正面に見えます。山門前の階段下からだとキレイに撮影ができるので、お礼参りや安産祈願の記念撮影をするときには覚えておきましょう。境内はそれほど広くありませんが、立派な十三重塔や地蔵石仏などがあります。手水鉢は1663年に4代将軍家綱によって寄進されたもの。

美しい新御堂のレリーフも見逃せない

本堂の裏手に位置するお堂が新御堂。まだ最近の建物なのでとても新しいです。釈迦誕生図の石彫レリーフが1階の外にあるので、見ておきましょう。出産にちなんでいる縁起がいいレリーフなので、参拝に訪れたときには新御堂にも足を運ぶ事をおすすめします。

帯解寺で見られる四季の花

本堂の周辺にはたくさんの桜が咲き乱れます。満開の時期になるとあたりをピンク色に染め上げ、春らしい風景に。初夏にはつつじがきれいに咲くお寺としても有名。四季折々の自然を身近に感じられますし、自然美とお寺との見事なコラボレーションは見ごたえがあります。

素敵な写真も撮りやすいので、いろいろな場所で記念撮影をするのもアリ。人がたくさんいる時には周りに注意しながら撮影しましょう。



絵馬と充実した売店

帯解寺の絵馬は戌の木彫りがついた可愛らしい見た目が特徴。犬はお産が軽いため安産の象徴と考えられています。ほかにもいくつかの種類があるので、気になる方は要チェック。

売店には安産守りや犬印の腹帯、可愛い犬の刺繍をあしらったあんざん守りなども。オリジナルグッズが充実していますし、バラエティに富んでいるのでぜひ覗いてみましょう。

御朱印をいただこう

お寺や神社巡りをしている方だと、御朱印も気になるはず。帯解寺の御朱印は拝観祈祷の受付もしている売店でいただけます。御本尊と大和地蔵十福霊場、大和北部八十八ヶ所霊場など、3種類の御朱印を用意。オリジナルの御朱印帳は安産祈願のてぬぐい生地で作られた可愛らしいあしらいです。

御朱印も迫力のある文字ですし、オリジナルの御朱印帳を手に入れてそれぞれの御朱印もゲットしてみましょう。もちろん、事前に参拝を済ませておくのは基本です。

帯解寺へ安産祈願に行こう

帯解寺は歴史ある安産祈願のお寺

平安時代に藤原明子が安産祈願を行い、それによって清和天皇を授かったといわれています。そうした経緯から、日本最古の安産祈願のお寺ともいわれています。近世では秋篠宮妃紀子殿下、美智子妃殿下、皇太子妃雅子殿下のご懐妊時に法要やお守りを御献納している由緒正しいお寺。

安産祈願の流れ

基本的に祈祷やお礼参りなどは先着順となっています。戌の日は多くの人で混雑してしまうので、注意が必要。祈祷は数組でまとめて行われる事が多いです。売店の横に受付用紙があるので、そこで必要事項を記入してください。祈祷は有料となっています。

腹帯にご祈祷で安産に

腹帯を持っているのなら、持参して安産祈願を受けましょう。お寺でも販売しています。妊娠5ヶ月の戌の日に腹帯を巻けば安産になると古くから伝わっています。御祈祷が済んだらお守りがいただけるほか、腹帯に朱印を押してもらえますよ。

帯解寺最大のイベント、子安地蔵会式

帯解寺における最大の行事といえるのが、毎年7月に行われている子安地蔵会式です。隆興寺から帯解寺までの約20キロメートルの距離を、岩田帯を持つ行列が練り歩くという一大行事。本尊に帯をお供えして安産などの祈願をします。毎年ミス奈良も参加するほか、多くの露天や屋台が出てお祭りムード一色に。

小野小町のゆかりの寺でもある

日本三大美女の一人といわれている小野小町。僧との逢瀬を重ねる彼女は、頻繁に帯解寺に参詣していたのだとか。そんな小町を偲んだ小町の宮という御堂がかつては境内にありました。毎年4月24日には、参拝者が美しい心になって幸せになれるようにと、小野小町忌が行われます。

帯解寺へのアクセス

電車・バスでのアクセス

電車を利用するのなら、JR万葉まほろぼ線の帯解寺で下車し北に向かいましょう。近鉄奈良線を利用なら、駅前のバスターミナルから奈良交通バス天理駅行きに乗車し、下山停留所で下車します。帯解駅からお寺までは徒歩数分くらいの距離なので近いです。バスよりも電車のほうがよいでしょう。

車でのアクセス

大阪方面からアクセスするのなら、西名阪道路の天理ICで降りてから国道169号線を奈良方向に進みます。最初の四つ角で右に曲がって坂を下りましょう。国道24号を奈良方面に向かい、下三橋交差点を左折後直進し上三橋交差点を東にまっすぐ進みます。

周辺の道は狭く分かりにくいので、車で訪れる際には注意が必要。無料の駐車場があります。

Address 〒630-8444 良県奈良市今市町734
Hours AM9:00~PM4:00
Closed なし
Tel 0742-61-3861
Web http://www.obitokedera.or.jp/

まとめ

見どころがたくさんある帯解寺。長い歴史がある由緒正しいお寺ですし、美しい自然にも囲まれているお寺でもあります。ふらっと立ち寄って参拝するのもよいですし、結婚や出産を控えている方にもおすすめ。

日本でもっとも安産祈願で有名なお寺といっても過言ではないので、安産祈願をしたい方にはピッタリのお寺でしょう。奈良観光に訪れたついでに立ち寄ってみるのもよいかもしれません。