岩村城下町はまるで時代劇気分。江戸街並み散策にタイムトリップ

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私の出身地は大阪です。在職中は国内各地を仕事でまわりましたが、今は気のむくままに向かう小さな旅先で出会う風景写真を撮り楽しんでいます。新緑映える山尾根歩きや古人訪ねる歴史探訪の旅が気に入り面白いです。

岩村城址まで女将ん名前入った青か暖簾下がっ家と旧か街並み情緒

岐阜県恵那市にある岩村城下町は、江戸時代から続く古き良き景観が自慢の城下町です。街のいたるところに当時の影響が残り、そこにはゆったりとした時間が流れています。今も当時の建物が多数残る商店街など、見どころもたくさん。この記事では岩村城下町についてご紹介していきます。

岩村城下町について

江戸時代のレトロな雰囲気の残る町並み

鎌倉時代から数えて八百年余年の歴史が続く岩村町は、岩村藩三万石の城下町として発展してきました。1185年、源頼朝の重臣である加藤景廉(かげかど)により岩村城は創築されました。江戸時代の古い町並みは今も残り、貴重なその佇まいは重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

そぞろ歩きは伝統的建造物並ぶ商店街で

江戸の町並みが色濃く残る商店街を歩いていると、時代劇のような雰囲気が漂い、まるでタイムスリップをしてきたような気分に。レトロな本通りには、木村邸・土佐屋・勝川屋の旧家が残っています。

ドラマ・半分、青いで主人公の実家の場所として話題になったふくろう商店街。このロケ地として使用されたのが、フクロウ土産の販売をしている岩村商店街です。

街並み散策での立ち寄りスポット

暖簾に誘われ大黒屋の名物五平餅

街並み通りに数件並んでいるのが、名物の五平餅です。その中でもカステラCafeカメヤ前にある大黒屋さんが特に有名。五平餅は食べ歩きのできる手軽な食品としても人気です。美術の館隣りにあるあまから岩村店では、団子風に串に刺した形の五平餅が売られています。

美しい木村邸ナマコ壁

木村邸は江戸時代中期頃にできた、商売の盛んな問屋でした。岩村藩が財政難になる度、お金を融通してバックアップを行いました。藩主のお気に入りの存在ととなり、特別な存在だった木村邸には幾度となくお殿様が通う事に。

そのため、藩主が出入りするための特注玄関や表通りには武者窓などが設置され、今風にいうところの接待屋敷となっています。

岩村城下町周辺の史跡巡り

岩村の歴史シンボル、太鼓櫓

江戸時代、城下に時間を知らせる目的で設置されたのが、山麓にある藩主邸跡の太鼓櫓。1881年に焼損してしまったのち1990年に復活した太鼓櫓の隣には、岩村藩の貴重な資料を収蔵する岩村資料館があります。

屋敷跡地は下田歌子勉学所や花菖蒲園、歴史資料館と太鼓櫓、遊歩道のある自然公園などができ、幅広く活用されています。

大手門岩村城跡

日本三大山城の一つである岩村城跡は、標高717メートルに築かれた巧みな地形を生かした要害堅固な山城です。石畳の初門から一之門・土岐門・大手門へと平坦な路が続きます。戦国時代、長篠の戦い後に武田勢が弱体化。その結果、岩村城は信長によって陥落しました。そして女城主は最期、長良川で逆さ磔にされました。

城跡本丸、昇竜の井戸

標高717メートルの本丸側にある昇竜の井戸は、高いところでも水が枯れない不思議な井戸として有名です。山城戦の際、生命線となったのが井戸でした。日照りが続いても涸れなかったといわれるのが大手門側の霧ヶ井戸。

そんな霧ヶ城伝説は、霧ヶ井戸に蛇骨を入れて霧を湧き出して敵の眼をくらますとう、山城が包む霧バリアとして活用されました。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市 岩村町城山
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0573-43-3231
公式サイトはこちら

岩村城下町お祭りイベント

岩村城下町ひな祭り

3月上旬から1ヶ月間行われる雛人形の展示は、本通り沿いの主な歴史町並みの約100箇所で実施されます。3000体を超えるひな人形などがお披露目されるのが、岩村町ひなまつり。250年前に財政救済のお礼に藩主から贈られたという江戸時代の貴重な雛人形といわれる享保雛にも注目です。

八幡神社と武並神社の岩村城下町秋祭り

岩村城を築いた加藤景廉の子である景朝をご神体として神輿に乗せ、時代衣装姿で岩本町通りを練り歩く、岩村城下町秋祭り。神輿は景廉が祀られている城跡の八幡神社へと運ばれ、親子対面が行われます。対面後、八幡神社で親子で一夜を過ごした翌日、再び神輿は行列によって武並神社へと戻っていきます。

岩村城下町周辺のお土産店巡り

全国的に有名な岩村カステーラ

岩村城下町には、江戸時代から伝わる製法でカステラを作っている有名店が3軒あります。岩村藩の医者が蘭学を学ぶために長崎に滞在し、その際にオランダ人からカステラの製法を教わり、持ち帰ったものを伝授し継承している伝統の味。そんなカステラの老舗、かめや菓子舗・松浦菓子舗・松浦軒本店は、岩村商店街沿いにあります。

女城主の蔵元、岩村醸造

蔵元岩村醸造ではトロッコのある酒蔵を無料で見学でき、また試飲が楽しめます。こちらではブランド名を女城主と名付けた地酒を販売。地元産の米で作る地元に根ざした蔵元として知られています。岩村醸造は、蔵元渡會家が1787年、江戸時代に創業。当時、年貢として岩村城に納めていた米を生かして造り酒を起業しました。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町342
営業時間|AM9:30~PM4:00
定休日|年末年始
電話|0573-43-2029
公式サイトはこちら

岩村城下町最寄り食事処

うどん処みつば

うどん処みつばは、本通り沿いにある築100年を超える古民家が特徴的なお店です。手打ちの煮込みうどんや季節料理を肴に、100種類を超える焼酎が楽しめます。11時から14時までが昼食営業で、夕方からは居酒屋として営業。辺りに食事処は数件ありますが、行楽時期には観光バスの客も押し寄せるので混雑に要注意です。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町264
営業時間|AM11:00~PM2:00、PM5:30~PM8:30
定休日|木曜日
電話|0573-43-5038
公式サイト|なし

焼肉まるきん岩村駅店

焼肉まるきん岩村駅店は明知鉄道岩村駅の中にあるお店で、人気メニューは岩村駅丼です。臨時休業や時間変更などもあるこちらのお店は、観光客の多い行楽時期になると駅前で突如まるきん屋台を出す事も。岩村本通りにある岩村醸造酒蔵が開いている際は人出も多く、鶏ちゃん焼き焼きなどが販売されます。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町2367-2
営業時間|AM11:00-PM18:00
定休日|毎週月曜日・火曜日
電話|0573-43-0217
公式サイトはこちら

岩村城下町へのアクセス

電車でのアクセス

明智鉄道岩村駅にて下車。ドラマでふくろう商店街としてロケ地となった岩村西町一丁目商店街入口までは、岩村駅から徒歩15分ほどです。昭和のポストが立つ岩村駅前には、レンタサイクル店と地元食堂店が立ち、田舎ののんびりとした雰囲気が出ています。

ワンマンカーは1時間に1本のダイヤで走っています。明智鉄道は、イベント列車・大正ロマン号を毎日1本走らせています。

大正ロマン号は沿線の風景が楽しめ地元の食材を使った料理が車内で味わえる、人気のグルメイベント列車。岩村駅から恵那駅までの所要時間は29分。岩村駅で停車中のかわいいローカル電車をぜひ見ていってください。

住所|〒509-7403 岐阜県恵那市岩村町
営業時間|なし
定休日|なし
電話|0573-43-3231
公式サイトはこちら

まとめ

歴史情緒あふれる岩本城下町は、江戸時代の街並みが今も残る古き良き城下町です。ドラマの舞台となった商店街は、テレビの世界のような景色が広がります。代々伝わる名酒や名物五平餅を楽しみながら、江戸時代へとタイムスリップ気分を味わってみてはいかがでしょうか。