岩木山神社は岩木山のパワーをいただける奥日光。珍しい狛犬は必見

公開日:2019/4/10 更新日:2019/10/8

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出身の東北中心に北海道や北関東などあちこちに出没します。花の写真が好きで、寺社仏閣も御朱印も集めながら旅をします。
爽快なパワースポットで可愛くて珍しい狛犬に会おう

青森県弘前市にある岩木山神社は、津軽富士とも呼ばれる岩木山のふもとにあります。創建から約1200年の歴史をもち、現在にも残る建造物の中には古いもので約390年と歴史のある場所。そんな重厚な建造物と杉木立に囲まれた参道をもつ、岩木山神社を紹介します。

津軽の象徴岩木山のふもとにある神社

1200年の歴史をもつ岩木山神社は、記録に残るだけでも2度の火災に遭っています。中でも1589年には、岩木山の噴火により大半を焼失するほどの被害を受けたそうです。現在見られる神社は、百沢寺(ひゃくたくじ)と呼ばれていた寺院の時代に弘前藩主が再建したもので、青森県産のヒバを使用。

古いものでは約390年の歴史のある建物が現存し、楼門や奥門、拝殿、本殿、端垣は国の重要文化財に指定されています。神社の御神体となっているのは、津軽の象徴としてお岩木さまと信仰を集める岩木山。水の気をもつ霊山とされ、愛情や信頼、金運、豊穣の御利益があるほか子宝にも恵まれると伝えられています。

重要文化財の楼門越しの岩木山のパワー

国の重要文化財に指定されている楼門は、丹塗一色で高さ17.85メートルを誇る壮大な造り。一の鳥居から楼門、拝殿へ向かい一本道となっている杉木立に囲まれた参道は、神社の背景にそびえる岩木山のパワーの通り道といわれています。

玉垣にしがみつく狛犬

右は金運、左は恋愛運を上昇させる狛犬

楼門の前には通常よく見られる狛犬がいるのですが、階段を上がると珍しい姿の狛犬が見られます。向かって右は金運、左が恋愛運が上昇の効果が得られる狛犬。待ち受けにしても効果があるといわれるパワースポットです。

ひとつの石から削られた300年の歴史をもつ玉垣狛犬

角柱としがみつく狛犬は、1694年にひとつの石を削って造られたもの。元の石の重さは600貫目(約2トン)あり、その巨石を弘前の半右衛門という男がひとりで一里の距離を運んだと伝わっています。また狛犬を彫るために石を運んだ人の足が地面にめり込み、その足跡はつい最近まで残っていたという伝説も残っています。

飲むこともできる龍の手水舎はパワースポット

手水舎の水は岩木山のおいしい湧き水

水の気をもつ霊山といわれる岩木山。その湧き水はパワーが込められているうえ浄化の作用があるとされる御神水です。岩木山神社の手水舎で、お清めに使われるのもこの御神水。3つの龍の口から勢いが強い事から、受け止めるのは大きな柄杓です。

またこの御神水は飲む事も可能。岩木山へ向かう人は、ここで御神水を頂いてから行くのが定番です。水に触れるだけでも愛情運、金運、子宝などの運気が上がるとされている、この手水舎自体がパワースポットにもなっています。

津軽の奥日光と呼ばれる鮮やかな装飾の中門

黒塗りで青や緑の映える鮮やかな中門

拝殿前に建つ切妻造の四脚の中門は、1694年に弘前藩4代藩主津軽信政公が本殿、奥門と同時期に建立したもので、国の重要文化財に指定されています。飾り金具を多用し昇り龍降り龍を取り付けた正面の景観を重視した、見事な彫刻と目に鮮やかな彩色が特徴の重厚な黒塗り門。

この門をはじめとした外観の華やかさが日光東照宮に似ている事から、岩木山神社は津軽の奥日光とも呼ばれています。

神仏習合の名残が見られる装飾

もとは百沢寺という、真言宗の寺院だった岩木山神社。神社となったのは明治維新の神仏分離以降です。天井に白や黒、青、緑の龍の絵が描かれるなど、鮮やかな装飾は神仏習合時代の名残といっていいでしょう。木鼻と呼ばれる部分の装飾も、色鮮やかな獏。

耳が小さく火炎を背負っているのが獏で、耳が大きいのが象と装飾の違いを見るのも楽しみのひとつです。

岩木山のパワーを頂ける拝殿のしめ縄の下

1603年(慶長8年)、弘前藩初代藩主津軽為信公が寄進し1640年(寛永17年)に完成した拝殿。米俵に乗っている左右の独特な結び目のしめ縄が特徴的です。弘前城から見て西にある拝殿の千鳥破風には、西の守り神白虎が彫られその目は、弘前城を見つめているといわれています。

過酷な登山で向かう奥宮

中世以降修験道の峯入り修行の場であった岩木山。魂の再生という古い観念が、修験道や山岳仏教と繋がって信仰が盛んになり、五穀豊穣祈願や成人儀礼のお山参拝に発展した歴史をもちます。

そのため山頂の奥宮までは苦行に必要な難所が点在。約6キロの間に七曲り、坊主転ばし、鼻こぐりなどがあり、二十六神(天然石)の巡礼を経なければなりません。このコースが約4時間15分。スカイラインとリフトを使い9合目まで行き、1時間の登山というルートもあります。

岩木山神社周辺のおすすめスポット

桜の名所弘前城オフシーズンはのんびりムードで

東北地方唯一の、江戸時代からの現存天守をもつ弘前城。桜の名所として全国的にも有名な場所で、桜まつりでは多くの観光客でにぎわいます。弘前城そのものはこぢんまりとしていますが、雄大な岩木山をはじめとした景観の美しさは桜の季節以外にも見どころなっています。

Address 〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1
Hours 4月1日~11月23日 9:00~17:00(さくら祭りは変動あり)
Closed 11月24日〜3月31日
Tel 0172-33-8739
Web https://www.hirosakipark.jp/access.html


ご当地御朱印とデザイナー御守の廣田神社

主祭神を天照大御神とする廣田神社。大国主命、事代主命、蛭子命が配祀され、青森県の総産土神として信仰されています。また青森御仮屋の2代目城代で、開拓に尽力した進藤庄兵衛次翁も祀られています。

そんな廣田神社の特徴はご当地御朱印。青森に親しみをもってもらいたいという思いから生まれた御朱印は、名産のりんごや県の形、雪化粧といったものからねぶた祭の際には期間限定のものまでそろっています。またお守りも独自のデザイン。好きな袋に叶えたい願いの神符を入れるスタイルも特徴的です。

Address 〒030-0861  青森県青森市長島2丁目13-5
Hours 授与所8:30~16:30
Closed 水曜日(参拝は毎日可能)
Tel 017-776-7848
Web http://hirotajinja.or.jp/about/

大きさに驚く青森県立美術館であおもり犬に会う

県立ながら異例の人気を誇る、奈良美智作の高さ8.5メートルの白いあおもり犬のオブジェが有名な青森美術館。青森県ゆかりの世界的な版画家棟方志功や若い世代の支持を受ける奈良那智、演劇界の奇才寺山修司、特撮もののデザインを手がけた成田亨などの作品が、一作家一部屋でゆったり展示されています。

また20世紀を代表するフランスの画家マルク・シャガールの約9.5メートル×15メートルの巨大絵画も見どころのひとつです。

Address 〒038-0021 青森市安田字近野185
Hours 9:00 - 18:00 (入館は17:30まで)※季節変動あり
Closed 毎月第2、第4月曜日 (この日が祝日の場合は、その翌日)・年末
Tel 017-783-3000
Web http://www.aomori-museum.jp/ja/

ワ・ラッセでいつでもねぶた見学そして体験

ねぶた祭の歴史や魅力が、1年を通じて味わえる青森駅の海手にあるワ・ラッセ。見るだけでなく、跳人(はねと)やねぶた囃子に必須の太鼓や鉦の体験ができます。2階まで吹き抜けとなっている館内には、ねぶたミュージアムやねぶたホールのほか飲食店や貸し会議室など施設が充実しています。

Address 〒030-0803 青森県青森市安方1-1-1
Hours 9:00~19:00 (5月~8月) ※季節変動あり
Closed 12月31日、1月1日、8月9日~10日
Tel 017-752-1311
Web http://www.nebuta.or.jp/warasse/index.html

岩木山神社へのアクセス

バスでのアクセス

JR弘前駅中央口を出て、弘南バス弘前バスターミナルから枯木平行きで約40分、岩木山神社下車です。

車でのアクセス

青森県弘前市中心部より県道3号経由で約30分。東北自動車道大鰐弘前ICよりアップルロード経由で約40分。青森空港より県道27号と国道7号経由で約1時間。東北新幹線新青森駅から国道7号経由で約1時間10分。一の鳥居前駐車場と百沢駐車場の2か所の無料駐車場があります。

Address 〒036-1343 青森県弘前市大字百沢字寺沢27
Hours 午前8:30~午後5:00
Closed 無休
Tel 0172-83-2135
Web https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000019.html

まとめ

津軽富士とも呼ばれる岩木山の、広大な自然環境に恵まれた岩木山神社。参道から伝わる岩木山からのエネルギーは、その景観からも東北有数のパワースポットとして納得の場所。また重要文化財に指定されている建物のほか、石にしがみつく狛犬や龍の飾り物がある手水舎など見どころも多い神社です。