メテオラの迫力は写真も想像も超える。天空の修道院を参拝しよう

公開日:2019/4/3 更新日:2019/10/17

トラベルパートナー:トラベルパートナー: Sato
新潟県出身。一人旅が好きで、過去4年で40か国以上の旅行歴あり。得意なエリアは東南アジアと北・南米。最近は国内も様々なエリアを探索中で、穴場スポットを探し歩いています。雪のない時期の山を歩くのも好きで、今年はキャンピングスキルアップを目指しています!
崖の上を祈りの地としたのはなぜか、その不思議を考えずにはいられない

メテオラは岩の上に修道院が建てられている事で有名。600メートルを超える高さを誇る特徴的な岩々に心を打たれます。ここでは、メテオラの魅力を紹介するとともに、周辺情報も付け加えてお伝えしていきます。

天空の修道院メテオラ

メテオラとは

メテオラとは、ギリシャ中部のテッサリア地方に位置する600メートルという高さを誇る岩々がその特徴となっている地域。ギリシャ語で中空という意味をもつメテオラは、まさにその名前にふさわしく巨大な崖の上に、空中に浮遊している修道院が建てられています。

ここは1988年に世界遺産に登録されており、修道院も含め現在では観光客も自由に見学する事が可能。そのため、ギリシャにおける人気観光地の一つです。

メテオラの重要性

昔から直角にそびえたっているメテオラの岩の上では、天空により近い場所であり、完全なる孤独を得ることができる瞑想と祈りの場所として人々に見なされてきました。世界中に知られている観光地になっている今でも、ギリシャ人はその神聖さを軽んじておらず、最も神聖な場所として崇められています。

修道院が建設されてから600年以上経過していますが、ギリシャ国内で最大の正教会の修道院群であるため、今でも修道士の祈りの場所です。

どうして岩の上に

メテオラの起源は11世紀ごろといわれており、その当時に岩の中にあった洞窟で居住していた修道院がそこに定住したのが始まりだとされています。

その後、オスマン帝国時代にトルコに占領されたことで不安定な状況が続き、修道院たちは安全な場所を探し求めて誰もアクセスする事が可能ができなかった岩の上を目指し始めました。当時の登り方としては、岩にはしごを立てて登っていくのが一般的なものだったようです。

修道院はどうやって建てられた

修道院は、資材を背負いながら岩に登った修道士の驚くべき労働力によってなされたものです。修道院の建設中には人や資材を運搬するシステムとして簡易エレベーターともいえるような仕組みが作られ、ロープに取り付けられたカゴが崖を上下していました。

現在では修道院に行くための道路や階段がきちんと整備されていますが、1920年代までははしごやカゴ以外に岩を登る方法はありませんでした。

メテオラの修道院群

現役の修道院は6か所

メテオラの岩の上にはかつて24もの修道院が建設されていましたが、現在残っているのは6か所。今も修道士が実際に住んでいます。有料にはなりますが、6つの種動員はすべて見学可能です。訪れる人が多いのは大メテオロン修道院とバルラーム修道院。どちらもメテオラを代表する修道院になっています。

迷ったらまずここへ、大メテオロン修道院

大メテオロン修道院は、メテオラの6つの修道院の中で最大かつ最も見ごたえがある場所になっています。これは1340年に建てられ、この敷地内に小教会が建設されたのは1350年。広々とした敷地内にあるそれぞれの施設を見学できます。食堂として利用されていた場所は、現在は博物館として使われています。

Address 〒42200 Kalabaka, Greece
Hours AM 9:00 - PM 4:00
Closed 毎週火曜日
Tel +30 2432 022278
Web なし


より素朴で美しいバルラーム修道院

バルラーム修道院は1541年から1542年にかけて建てられて、2つのドームが特徴となっています。レンガ造りで、ところどころにピンク色のレンガが挟まれているキュートな雰囲気の修道院。大メテオロン種動員と比較すると規模は小さいのですが、観光用にされている場所が少なく、修道院のありのままの姿を目にする事ができます。

Address 〒42200 Kalabaka, Greece
Hours AM 9:00 - PM 4:00
Closed 毎週金曜日
Tel +30 2432 022277
Web なし

メテオラの修道院では何が見られる

メテオラの人と物の動きを支えたリフト

実際に、建設に用いられたロープとカゴを見る事のできる修道院もあります。ロープやカゴを交換、改良しながら、建設当初から1960年くらいまで修道士や観光客の移動に使われていました。今も生活必需品を運ぶのに利用されており、実際に動いている様子を見る事も可能です。

骸骨の並ぶ納骨堂

修道院には納骨堂があり、一部見学できるところもあります。これはなくなった修道士の骨を納めておく場所。修道士は、亡くなって数年間埋葬されたあとに掘り起こされ、その骨が濃厚集うに移されます。メテオラでは一般的な埋葬方法になっています。

美しく時代を飾ってきたイコン

イコンはキリストや聖書に関する重要な物事や物語を描いた平面画も事で、修道院のいたるところで保管されています。トルコに占領されていた当時の修道院はギリシャの文化を保存しておくために重要な役割を果たしており、ギリシャの芸術は修道院がなかったら断絶してたと言われています。

修道院の壁はイコンで色とりどりに飾られており、見学者は間近で見る事が可能。

修道院訪問の注意点、服装について

男女ともに大きな肌見せ厳禁

メテオラの修道院に入るには、聖域とされているため、激しい肌の露出は控えるようにしましょう。男性の場合は膝より丈の長いズボンと長袖のシャツの着用が必須、女性の場合はズボンは禁止で長いスカートと肩が見えないシャツの着用が必須になっています。

修道院に入る際、女性はスカートを借りる事が可能。暑い時期に訪れる場合は、ストール等の肌を隠せるものを持参するのをおすすめします。

修道院巡りはたくさん歩くことを想定して

修道院までの道や入り口は舗装されていない比較的狭い場所が多く、階段も多く見受けられます。運動靴など動きやすい靴で行く事がおすすめ。たくさんの観光客が修道院内を行きかっているので、思い通りに回れない事が予想されます。プランを組む際は、時間に余裕を持ったものにするとよいでしょう。

夏はとても暑く、休憩できる場所があまりないので、水と軽食は景帝しておくようにしましょう。

メテオラの玄関口、カランバカ村とカストラキ村



メテオラ観光の滞在先は

メテオラの周辺にはカランバカ村とカストラキ村がありますが、カランバカ村の方がアクセスが良いです。ロッククライミングのようなアクティビティを満喫したいという方は、カストラキ村の近くにロッククライミングを楽しめるスポットがあるので、そちらがおすすめ。

どちらの村にも、観光客向けの宿、スーパー、飲食店などが完備されています。

メテオラの周り方。ツアーは選択肢が多い

メテオラのツアーにはさまざまな選択肢があります。徒歩、自転車、バンなどで移動する事が可能。これらの移動手段はホテルや現地にある旅行会社で手配できます。ハイキングトレイルも用意されているので、歩いて見て回る事もできますが、6つ全部を回ろうとすると丸一日かかってしまいます。

カランバカ村からは一番遠い大メテオロン修道院までバスが運行しているので、行きはバスを利用し、帰りは徒歩で帰ってくる方法が人気。

メテオラへのアクセス

電車でのアクセス

メテオラに観光しに行く際はアテネから出発します。日本からアテネは直接行けず、ヨーロッパのほかの地域を経由していく必要があります。メテオラはアテネから北に350キロ行ったところにあり、列車の利用が一般的。

アテネからカランバカ村まで4時間半かかります。乗車券はアテネ中央駅で購入可能です。カランバカからメテオラは徒歩やバスで行く事ができ、カランバカ村から大メテオロン修道院はバスで20分ほどで到着します。

Address Kalabaka 422 00 ギリシャ
Hours なし
Closed なし
Tel なし
Web なし

まとめ

岩の上に修道院が建てられている景色はどこかミステリアスなものです。はるか昔に、岩の上まで資材や人間を運び、修道院を建設したという驚きの事実には目を見張ります。

近くの村にはロッククライミング等のアクティビティを楽しめる場所もあり、そちらも一緒満喫すればよい旅になる事間違いなし。ぜひ一度訪れてみてください。