弘前城は東北随一の桜の名所!名城で四季折々の絶景を見よう

公開日:2019/4/4 更新日:2019/12/27

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横浜市に生まれその後札幌市に引っ越し現在は都内在住。気に行った風景を探し、温泉と旨い肴と酒を求め一人で思いつきで旅しています。国内は北海道、東北を旅することが多いです。旅に出た時ぐらい昼からも飲みたいので、車を使わず回り切れないことも時には……。またMLB観戦が好きなので、できる限り多くのアメリカのボールパークを訪ねてみたいです。
花見に行きたい?せばだば弘前城来てけろ

青森県弘前市にある弘前城は、国内に12しか残っていない現存天守閣をもつ城。高岡城や鷹岡場とも呼ばれている、津軽家の居城だった城です。もちろんその歴史もさることながら、弘前城といえば桜といわれるほどの東北を代表する名所として有名。そんな風光明媚な、弘前城を紹介します。

弘前城とはこんなところ

弘前城の楽しみ方

国内屈指のお花見スポットとして、桜といえば弘前城といわれるほどの名所。そのほかにも岩木山の眺望や秋の紅葉、冬の雪灯篭まつりと四季折々で見どころが豊富な津軽の名城です。現在10年越しになる石垣の工事が続行中。曳家(ひきや)という工法により天守閣がそのまま移動する風景は、あと数年しか見られないものです。

弘前城の歴史

2代藩主津軽信政が、1611年に築城した弘前城。しかし落雷による火災で、1627年天守は焼失してしまいます。そのあと約200年天守はありませんでしたが、1810年9代藩主津軽寧親(やすちか)によって再建。太平洋戦争の空襲からも逃れ、天守はその姿を今に残しています。

弘前城は創建当時のものではありませんが、江戸時代からの現存天守として国内12城の中に含まれています。

日本屈指のお花見スポット

ゴールデンウイーク前半が見ごろ

東北の春は遅く、見ごろとなるのは毎年4月20日辺りからゴールデンウィーク前半。この間に開催されるのが弘前さくらまつりです。園内の約2600本のソメイヨシノの花に彩られた城には、例年200万人が訪れるという東北屈指の観光地です。

ライトアップされる桜

日没から23時まで、城内がライトアップされ美しく見えるさくらまつりの期間。青森といえば名産はりんごですが、桜の木の手入れにその手法を取り入れる事で、ほかでは見られない大きな花が咲くという事で有名。

さくらまつりの期間は本丸への入場も21時まで延長され、多くの観光客で昼夜問わずにぎわいます。ただし、この時期の弘前の夜はまだ冷えます。暖かい服装で出掛けるようにしましょう。

散ったあとも美しい花筏(はないかだ)を楽しめる

散った桜の花びらが、城の堀に落ち水面をピンク色に染める事を花筏と呼びます。満開の時期を逃しても、この楽しみが残るのが弘前城の魅力のひとつといっていいでしょう。あえて桜が散る時期を狙って、花筏を見に訪れる人も多くいます。

ソメイヨシノの次は八重桜

ソメイヨシノと入れ替わるように、本丸付近で咲き始めるのが八重桜。幾重にも重なる花びらと濃い色が、ソメイヨシノとは違った美しさを見せてくれます。城内は春となりますが、本丸からはまだ雪が残る岩木山。北国の春らしい景色を見る事ができます。

秋の弘前城

報道もされるほど弘前城の桜は有名ですが、広大な城内が色づく秋も味わい深いものがあります。見ごろは例年10月中旬から11月上旬。その色づきに合わせて10月20日ごろから11月10日前後まで、隣接する弘前城植物園と弘前城きくと紅葉祭りも催されます。また城内の紅葉のビュースポットでは、特別ライトアップも行われます。

冬の弘前城



みちのく五大祭りのひとつ弘前城雪燈籠まつり

例年2月10日前後に行われるのは、みちのく五大雪まつりのひとつ、弘前城雪燈籠まつり。園内に配置される燈籠や石造は200基にも及びます。ロウソクを守るようなミニかまくら群や灯りが灯された雪像、そして照明に照らされた天守閣が夜の闇に浮かび幻想的な雰囲気を作り出します。

冬に咲くさくらライトアップ

2017年から開催されるようになった冬のライトアップ。追手門付近の外堀にある桜の枝に積もった雪が、光を当てられる事で満開に咲いているように見えると好評です。このイベントが見られるのは、12月1日から2月末日までの16時から22時の間です。

また城下町ではあるものの、洋館の多い弘前の街では弘前エレクトリカルファンタジーというイベントも開催。各所で灯りがともされ冬の弘前を彩ります。

天守閣は引っ越し中

定番風景とは2021年度までお別れ

テレビなどでも報道された、ジャッキやレールにより3ヶ月掛けて建物を解体せず移動させる曳家という工法。弘前城の天守閣はこの曳家により、現在は元の場所と違うところに位置しています。

2021年内には、また同じ工法を使い定位置に戻る予定。滅多に見られない曳家工事を見学する事もできるので、調べて行ってみるのもいいでしょう。

今しか見られないレアな風景

現在曳家によって仮の位置にある天守閣。幕府の許可を得るため櫓として建てた事から、高さ16メートルで3階3層のこじんまりとしたものです。また位置も本来天守閣がある本丸ではないところが定位置。幕府に気を遣った位置よりも、人によっては今の場所の方がいいという人がいるほどです。

そんな岩木山を背景にする今の風景が見られるのは、あと数年だけ。天守閣へ上がると美しい岩木山を見る事ができるほか、曳家工事の資料も展示されています。

城内の見どころ

戦国の門の姿が見られる国の重要文化財追手門

戦国時代の古い形式を残す、全国の城郭の中でも珍しい追手門。弘前城の正面玄関に当たる門で、国の重要文化財に指定されています。ほかにも、弘前城では追手門を含め5つの重要文化財の門があります。

またこの門の付近の名物となっているのが、チリンチリンアイス。4月中旬から10月末ごろまで、津軽弁の女性たちが売るアイスの屋台が並びます。散策で乾いたのどを潤す、素朴な味わいです。

本丸からの岩木山の眺望

津軽富士ともいわれる、標高1625メートルの岩木山。地元の人はお岩木山と愛着を込めて呼んでいます。そんな岩木山の雄大な姿を、本丸から見る事ができます。四季折々に美しさを変える山。津軽藩の歴代藩主や、藩士たちもきっと見た景色でしょう。

眺望を楽しんだあとは、北の郭にある武徳殿休憩所でお土産選びや飲食店が利用できます。殿様や御姫様の着物を着て撮影ができる有料サービスもあります。

津軽藩ねぷた村

弘前のもうひとつのシンボル、ねぷた祭の山車が1年を通りして展示されているのが、弘前城公園隣にある津軽ねぷた村。津軽三味線や、津軽地方の伝統工芸の実演も見学する事ができる施設です。

食事処のほか季節によっては青森名産りんごの直売店も出店し、お土産売り場も充実。弘前城散策のあとの食事やショッピングに、おすすめの場所です。

Address 〒036-8332 青森県弘前市亀甲町61
Hours 4月~11月 AM9:00~PM5:00 ※津軽三味線演奏5:00終了12月~3月 AM9:00~PM5:00 ※津軽三味線演奏4:10終了食事お土産エリアは店舗によって変動
Closed 年中無休
Tel 0172-39-1511
Web http://neputamura.com/

弘前城へのアクセス



電車・バスでのアクセス

JR弘前駅より弘南バス土手町循環バスで約15分、市役所前下車徒歩約4分です。

車でのアクセス

東北自動車道車東北道大鰐弘前ICで降り、弘前バイパス/国道7号、県道260号を経由し約25分です。弘前市役所駐車場(無料)のほか、有料の弘前文化センター駐車場、弘前市立観光館駐車場・ねぷた村等を利用してください。

Address 〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1
Hours 有料エリアは9:00~17:00(イベント期間中は延長あり)その他は24時間入場可
Closed 年中無休(11月24日より翌年3月31日まで天守閣は閉館)
Tel 0172-33-8733(一般財団法人 弘前市みどりの協会)
Web https://www.hirosakipark.jp/

まとめ

東北の桜の名所として、全国的に有名な弘前城。散った桜の花が掘りを埋める花筏、また秋の紅葉と見どころも多い城址公園です。また現在は天守閣を移動している事から、今しか見られない風景もあります。珍しい建築工法だけに、桜だけでなくこれも観光の見どころだといってもいいでしょう。