冠稲荷神社で桜と木瓜の花に囲まれながら縁結び祈願をしよう

この記事の情報提供者

トラベルパートナー: YUU

出身地は石川県。縁あって、奈良・京都・大阪・石川・静岡と住んでいたため、関西と北陸と静岡東部を中心に紹介できます。主に、史跡・城郭・神社仏閣ときどきグルメと温泉と・・・いうバランスで旅行プランを組むのが好き。動物と触れ合えるスポットにも出没します。旅行者目線で、実際に体験したことを伝えていけたら嬉しいです。

えれぇ~いい神社だべ、好きな人も多いんさ!

群馬県東南部に位置し、栃木県と埼玉県が境を接する太田市は人口約22万人。この街はずれに古くから崇拝され、今も人々を見守る冠稲荷神社があります。春には満開の花に彩られます。有名武将も祈りを捧げた歴史深い神社へ出かけましょう。

冠稲荷神社は平安時代から崇拝される花爛漫の神社

ペットといっしょに参拝ができる

群馬県太田市南西部の街はずれに建つ冠稲荷神社(かんむりいなりじんじゃ)。古墳時代6世紀から祭礼が行われたと伝わり、1125年に平安時代後期の武将・源義国によって創建されました。今ではペットと参拝ができるという珍しい神社で、境内東の甲大鳥居(きのえおおとりい)近くに参拝用社殿があります。

ペット用の形代や御守りも授けられる

愛犬や愛猫たちと参拝できる冠稲荷神社。災いを払うため用いられる形代(かたしろ)にも犬用と猫用があります。さらに授与所ではペット用の御守りも授けられますよ。春の境内を彩る花々も見事、家族でお参りに出かけましょう。

江戸時代の名工に彩られた縁結びと厄除けの社

聖天宮にはぜひ足を運んでみたい

聖天宮(しょうてんぐう)は境内東側の小高い丘に建つ社殿、ここは冠稲荷神社のルーツとされる古墳の上なのです。縁結びや夫婦和合の他、現代社会を反映するような災難、ストーカー除けという珍しい御利益も。それを願う方はこの後、裏側にも回ってみましょう。

名彫刻師による匠の技をぜひ御覧あれ

聖天宮は外見こそこじんまりとしていますが、近づいて中を見れば豪華絢爛。彫刻や格天井などに崇高さを感じるでしょう。江戸時代末期に活躍した彫刻師、弥勒寺音次郎・音八親子によって手掛けられました。冠稲荷神社に参拝したならばぜひとも鑑賞したい名工の社殿です。

悪縁断ちの鈴を響かせればきっと良縁が

それでは聖天宮の裏側に回ってみます。ここに設けられた大きな鈴には、悪縁や災厄を断ち良縁に恵まれるという御利益が。傍らにある解説に従いつつ祈念し、重厚な鈴の音を響かせましょう。きっとあなたに素敵な出会いが訪れます。

神社の春を彩る深紅の花には良縁や子宝の御利益が

境内を赤く彩る樹齢400年の木瓜

境内の中央部には樹齢約400年という木瓜(ぼけ)が、320株以上植えられています。群馬県天然記念物に指定されており、3月~4月には一斉に開花。神社の一角がほんのりと赤く染まるようで、隣接する桜との競演も見事。

この実を煎じて飲んだ婦人が、子宝に恵まれたという伝説が。開花時期の4月には花祭りが、結実時期の9月には収穫祭が行われます。

実咲稲荷社は木瓜の花々に囲まれて

こちらは実咲稲荷社(みさきいなりしゃ)と呼ばれる小さなお社。境内中央部、手水社のすぐそばです。周囲を木瓜の木々に囲まれ、春には赤い花々に彩られるでしょう。子育てや縁結びなどさまざまなご利益を、傍らで見つめる白狐に御神水を奉納して祈念するのです。

拝殿に本殿は極彩色をいっぱいに放ち絢爛豪華

拝殿はあたかも文化財の集合体

いよいよ冠稲荷神社の拝殿に到着しました。江戸時代の1746年創建で1799年に改築。群馬県指定重要文化財の最上流算額(さいじょうりゅうさんがく)をはじめ、数多くの文化財が保存されています。

内部の天井には花鳥画に神獣画、墨絵に彫刻が施されて絢爛豪華。また建物前にある源義経ゆかりの義経公の御神水は、厄除けの御利益として分配されています。

本殿も華やかに色鮮やかに

そしてこちらは冠稲荷神社の本殿。鑑賞台と解説板が設置されており、各彫刻の意味を知りながら拝謁できるでしょう。随所に色鮮やかな極彩色(ごくさいしき)が施され、1690年再建の元禄文化を象徴する貴重な建築物です。太田市重要文化財にも指定されているので、ぜひじっくり拝みましょう。

冠稲荷神社は他にもまだまだ見どころがいっぱいある

稲荷塚山では心静かに森林浴を

こちらは本殿裏にある稲荷塚山、聖天宮と同じく小高い丘となっています。緑深い竹林に覆われ、名称のとおりいくつもの石塚群が見られるでしょう。各社殿の絢爛豪華さとは切り離されたような、静けさと霊気が漂う森林浴スポットです。

七福神殿では独特の参拝作法が

森林に囲まれた七福神殿海辺の雄大な松の下に神々が集う、という構図の、大きな彫刻絵馬が掲げられています。こちらでは十四度の拍手拝礼が作法、7人の神様に2回ずつ拝礼という意味なのでしょうか。健康で末永くいっしょに暮らしたい、そう願う夫婦連れにおすすめの参拝スポットです。

金木犀の香る社務所で御守りに御朱印を頂こう

社務所には新田義貞公お手植えの金木犀

ガラス張りの清潔感あふれる社務所に到着しました。ここに見られる金木犀(キンモクセイ)の樹木は、鎌倉時代後期~南北朝時代を代表する武将・新田義貞手植えと伝えられます。

1333年に挙兵した新田義貞がここで戦勝祈願を行った際、自らの兜(かぶと)に神霊を呼んだ事が冠稲荷神社という名の由来。社務所では神札や御守りが授けられ、秋の開花時には甘い香りに包まれるでしょう。

他では見られない木瓜の花を模った御朱印

ほんのりと花香るような御朱印は社務所で頂く事ができます。縁結びの御朱印は木瓜の花形となっており、愛らしさいっぱい。また写真のような月限定版や期間限定版も用意され、御朱印ファンの方はついつい集めたくなるでしょう。

ティアラグリーンパレスは華やかな饗宴の場

桜花に彩られる白亜の迎賓館

東鳥居を出て間もなく宮の森迎賓館・ティアラグリーンパレスがあります。冠稲荷神社で神前婚を挙げるみなさんが祝いの宴を行う場所。一般参拝者にも開放されておりトイレ休憩や、神社参拝後のティータイムにいいでしょう。駐車場からも徒歩すぐの距離です。

カフェ・フォレスタでティータイムを

こちらはティアラグリーンパレス内にあるカフェ・フォレスタ。参拝後や結婚式後のティータイムに最適、ゆったりとくつろぎましょう。カレーライスなど軽食やデザートの他、ジェラートに特製ぱいしゅーなどスイーツがテイクアウト可能です。

冠稲荷神社へのアクセス

電車・タクシーでのアクセス

東武伊勢崎線の細谷駅または太田駅で下車。タクシーの利用となり細谷駅からは約5分、太田駅からは約15分の距離となります。ただ細谷駅ではタクシーが常駐していないため各自での手配が必要。主な会社は永島タクシー、尾島自動車などです。

車でのアクセス

主な2通りのアクセス方法があります。1つ目は北関東自動車道の太田桐生インターチェンジから約40分の距離。ここから国道122号線を南進、安良岡北交差点で右折し国道407号線に進みます。そして西矢島町南交差点を右折し国道354号線をさらに西進。2つ目は東北自動車道の館林インターチェンジから約55分の距離、ここから国道354号線を西へ進みます。

太田市内に入って蛇川を越え間もなく、国道354号線沿いにある看板、千代衣スタジオティアラ別館に従って左へ入ります。そして宮の森迎賓館・ティアラグリーンパレスを目指しましょう。約300台可能な大型無料駐車場があります。

住所|〒373-8580 群馬県太田市細谷町1
営業時間|社務所は9:00-17:00(夜間ライトアップ時は21:00まで境内開放)
定休日|なし
電話|0276-32-2500
公式サイトはこちら

まとめ

冠稲荷神社参拝におすすめの時期は、やはり桜と木瓜が開花する春でしょう。しかし初夏の紫陽花に秋の金木犀、冬の山茶花などが四季折々に迎えてくれます。絢爛豪華ながらも優しい雰囲気の冠稲荷神社。家族に愛犬・愛猫も連れて、何度も行きたくなる癒しの場です。